2016年7月18日 10:05 AM

Forrester の調査結果: Windows 10 の導入により、セキュリティ、IT、生産性のコスト削減が可能に

※本ブログは、Windows Blog “Forrester Study Finds Windows 10 Can Reduce Security, IT and Productivity Costs” の抄訳です。

Windows 10 は Windows 史上最も速いペースで導入されているバージョンです。現在 Windows 10 を試験的に運用している大規模企業は 96% 以上にのぼります。Windows 10 は、これまでの Windows の中で最も安全で管理しやすく、あらゆるデバイスでよりパーソナルかつ生産的なコンピューティング エクスペリエンスを実現するように設計されました。このように着実に導入が進められている背景には、優れたセキュリティ機能と生産性機能があり、全体的な顧客満足度もこれまでで最も高い水準を記録しています。

Windows Blogs Business_160713_160712_Forrester

Windows 10 の導入がお客様の収益向上に好影響をもたらすことを実証するために、マイクロソフトは Forrester Consulting に委託して Windows 10 の Total Economic Impact™ (TEI: 総合経済効果、英語) の調査を実施しました。Forrester は Windows 10 の実装によるメリットやコストを明らかにするべく、Windows 10 を早期に導入したさまざまな業界の 4 つの大規模組織から聞き取り調査を行いました。対象となったのは、公衆衛生に関する国立機関、食品・飲料の多国籍企業、世界的な IT サービス企業、自動車レースのプロ チームです。

上記のお客様から伺った結果を集約した結果、以下のようなメリットがあることがわかりました*。

IT 管理コストの削減

Windows 10 には使いやすい機能やセルフサービス型の機能が充実しているため、インストール、管理、サポートといった IT 管理に費やす時間を短縮できます。あるお客様は、前回のオペレーティング システムのアップグレードに掛かった半分の期間で Windows 10 をすばやく簡単に展開できました。また、各組織の IT 管理者の試算によると、Windows 10 を導入してから IT 管理の所要時間は全体で 15% 短縮されています。

Windows 10 と System Center Configuration Manager (SCCM) を併用すれば、従業員にセルフサービス型のツールが提供されるため、従業員は自分でも簡単に基幹業務アプリケーションを検索してインストールすることができます。また、Windows 10 の新機能により、一部のサードパーティ製ソフトウェア アプリケーションが不要になるため、ライセンス関連のコストも削減できます。

セキュリティ問題の修復作業の軽減

Credential Guard や Device Guard といった新機能、BitLocker などの強化されたセキュリティ機能により、クライアント デバイスの管理に関連するセキュリティ イベントを IT 部門が修復する作業の負担が軽減され、完全に不要になる場合もあります。Forrester の試算では、Windows 10 のセキュリティ機能を有効にすることで、企業によっては最大で年間 700,000 ドル近くの費用を節約できます。

生産性の向上

起動時間の短縮、社内アプリケーションへの簡単なアクセス、セキュリティの向上、モビリティ ツールの強化などが実現されているため、IT 部門やユーザーの生産性が向上し、作業を短時間で効率的にこなせるようになります。お客様の試算によると、従業員、特にモバイル ワーカーが作業に充てられる時間は、従来と比較して約 25% 増加しました。

まだ Windows 10 を導入されていないお客様は、TEI の調査結果 (英語) をご確認のうえ、ぜひご検討ください。皆様の企業でも、IT コストの削減、セキュリティ問題の修復作業の軽減、生産性の向上といったメリットを実感していただけることと思います。

* 『The Total Economic Impact™ Of Windows 10』(マイクロソフトの委託により Forrester Consulting が実施した調査)、2016 年 6 月