11月 16, 2021 7:28 am

オンラインセミナー「DX フォーラム 2021〜最先端のデジタル技術活用で実現する現場作業支援・人材育成の向上〜」開催に寄せて

※本ブログは、2021 年 11 月 12 日に公開された「オンラインセミナー「DX フォーラム 2021〜最先端のデジタル技術活用で実現する現場作業支援・人材育成の向上〜」開催に寄せて – マイクロソフト業界別の記事 (microsoft.com)」の再掲です。

2021 年 11 月 30 日 (火) に、日本マイクロソフトが特別協賛するオンラインセミナー「DX フォーラム 2021〜最先端のデジタル技術活用で実現する現場作業支援・人材育成の向上〜」が開催されます。開催に先立って、セミナーの前提となる製造・自動車業界が抱える課題と、それを解決する日本マイクロソフトのデジタル テクノロジについてまとめましたので、ぜひご一読ください。

セミナーへの参加は無料ですので、DX 推進に関するお悩みを抱えている方、最新の事例やテクノロジに興味のある方のご参加をお待ちしております。

■セミナー概要

「DX フォーラム 2021〜最先端のデジタル技術活用で実現する現場作業支援・人材育成の向上〜」

開催日時: 2021 年 11 月 30 日 (火) 14:00〜16:40
参加形式: オンライン配信
参加定員: 200 名 (無料 / 事前登録制) ※申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
主  催: 株式会社ビジネス・フォーラム事務局
特別協賛: 日本マイクロソフト株式会社
協  賛: アバナード株式会社、南国アールスタジオ株式会社
プログラム詳細・ご登録はこちら

■製造・自動車業界の課題①〜サプライチェーンのレジリエンス

近年の急激な気候変動や技術革新、米中貿易摩擦などに加え、新型コロナウィルスの流行によるサプライチェーンの寸断は、全世界の製造・自動車業者に否応なく「不確実性の時代」への対応を求める決定打となりました。
経済産業省が毎年発表している「ものづくり白書」2020 年版では、日本の製造業の課題として、世界の不確実性の高まりへの対応能力 (ダイナミック・ケイパビリティ) の強化が挙げられています。
2021 年版のものづくり白書においても、ダイナミック・ケイパビリティの強化は必要不可欠であり、「レジリエンス」「グリーン」「デジタル」の 3 つのポイントを、製造事業者がニューノーマルの時代を生き抜くために必要な戦略として位置づけています。

レジリエンスは「弾力」「回復力」を意味する英語ですが、ものづくり白書では「企業が不測の事態に柔軟に対応し、迅速に復旧する能力」といった意味合いで使われています。もともと日本の企業では、自然災害を想定した自社の BCP 対策はある程度進んでいました。ですが、新型コロナウィルスの流行に直面した結果、多くの企業が、分断されたサプライチェーンの復旧や、急速に増減した需要への対応に苦労しました。その一因として、サプライチェーンがグローバルに拡散してきたここ数十年の流れの中で、調達先の把握や情報の更新といったサプライチェーンの可視化が進んでこなかった現状があります。

出典: 経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2021年版ものづくり白書」

このことを見てもわかるとおり、高い不確実性を前提とした「ニューノーマルの時代」においては、サプライチェーンを俯瞰した多面的なリスク対応や物流の効率化、すなわちサプライチェーンのレジリエンス強化が必須であり、ものづくり白書では、レジリエンス強化のためには DX (デジタル トランスフォーメーション) の取り組みをさらに深化させる必要があると述べられています。

■製造・自動車業界の課題②〜エンジニアリングチェーンのレジリエンス

一方で、製造業界において、製造プロセスに関する設備の稼働状況などのデータ収集を行なっている企業の割合や、生産プロセスにかかるデータなどの収集・活用を実施している企業の割合は横ばいもしくは下降傾向というデータもあるなど、DX の取り組みはまだ道半ばという企業が多いのが現状です。

出典:経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2020年版ものづくり白書」

日本の製造・自動車業の DX 推進を阻害する要因として、ものづくり白書ではエンジニアリングチェーンにおけるレガシーシステムの存在を問題視しています。製造・自動車業のエンジニアリングチェーンでは、関係各部門、さらに自社以外のパートナーとのコラボレーションが欠かせません。ですが、業務システムがそれぞれの現場に最適化されてブラックボックス化していたり、データ収集や分析は現場任せで他部署と連携されていなかったりといったケースが多く見られます。

その結果、情報の連携が円滑に進まず、トラブルへの対応も遅れ、不測の事態が起きた場合、エンジニアリングチェーン全体が機能不全に陥ってしまいます。ただでさえ顧客の期待価値の激しい変化やテクノロジー革新による既存製品の陳腐化など、エンジニアリングチェーンへの負荷が増大している今、より一層エンジニアリングチェーンの生産性向上が求められているにもかかわらず、レガシーシステムの存在がボトルネックとなって DX が進まないのです。

■製造・自動車業の現場で今起きている危機

DX の停滞が続いたことで、現場オペレーションにおけるスキルとリソースの最適化や、生産技術革新への対応の遅れなどが問題になっています。

すなわち、これまで日本の製造業は、現場の熟練技能を大きな強みとして成長してきましたが、人材の高齢化にともなって技能を継承できなくなるなど、限界が見えつつあります。また、3D CAD の導入によるバーチャル・エンジニアリングはエンジニアリングチェーンにおいて製品開発の協業を推進する極めて有用なデジタル技術ですが、2019 年 12 月の段階で日本における 3D CAD の普及率は 2 割に満たず、協力企業への設計指示の半数以上が図面で行われているなど、海外と比べて大きく遅れをとっています。これらの状況を見ると、業界全体のレジリエンス強化への道は険しいと言わざるを得ません。

出典: 経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2020年版ものづくり白書」

一方で、積極的に DX を進めてきた企業を見ると、コロナ禍においても迅速にサプライチェーンを復旧し、エンジニアリングチェーンを停滞させずに業務を持続するなど、不確実性に対応するレジリエンスの強さを実証しています。また、デジタル技術の活用に積極的な企業ほど、労働生産性の向上や業務効率化を実感しているというデータもあります。これらの事例から DX 推進が有効な手段だと認めた多くの企業において、今後 DX 推進の取り組みが進められることでしょう。

出典: 経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2021年版ものづくり白書」

■レジリエンス強化に貢献する日本マイクロソフトのテクノロジ

日本マイクロソフトでは、製造・自動車業界の DX を推進し、レジリエンス強化に貢献するために「エンジニアリング from Anywhere」という統合環境をご提案しています。これは、どのような状況下でもリモートでパートナーとコラボレーションしながらエンジニアリングを継続、さらに効率化するための作業環境です。もちろん 3D CAD は使えますし、CAD データの検証工程への引き継ぎもスムーズに行えます。さらに量産準備のためのデジタル マニファクチャリングのシミュレーションも可能です。そしてその先、実際につくられて市場に出た製品にまつわるデータや事象のフィードバックを設計サイドに循環するような仕組みも、同じ Microsoft Azure 上のプラットフォームに集約することができます。

また、前述の現場オペレーションにおけるスキルとリソースの最適化や、生産技術革新への対応の遅れを解決し、ものづくり白書でも推奨されている「デジタル技術を活用した教育とリモート化」を実現するためのソリューションのひとつとして挙げられるのが、Microsoft HoloLens 2 による Mixed Reality の活用です。

ものづくりの現場において、Microsoft HoloLens 2 はリモートでの作業支援やセルフラーニングも含めた技術の継承や向上に有効なツールとして利用されています。さまざまなアプリケーションと連携させることで、遠く離れた場所にいても、同じ視界で資料を見ながら作業を進めたり、アバターを使ってミーティングできたりと、製造現場の作業を大きく変える可能性を秘めたツールであり、実際にこの Microsoft HoloLens 2 を使って、多くの製造・自動車業界の企業さまがスキルとリソースの最適化を実現しています。

■詳細な実例はセミナーで!

2021 年 11 月 30 日 (火)にオンラインセミナー「DX フォーラム 2021〜最先端のデジタル技術活用で実現する現場作業支援・人材育成の向上〜」が開催されます。

冒頭に行われるマイクロソフト セッションでは「製造業バリューチェーン×DX」をテーマに、現場従業員の負担軽減を進めるためのデジタル技術の適用例および「レジリエンスの高い製造オペレーション」をテーマに、支援を加速させる技術事例についてご説明します。

後半セッションでは、DX を阻害する原因を取り除き、レジリエンス強化に成功した企業さまの実例をご紹介します。まずは「スキルとリソースの最適化」をテーマに、日産自動車における生産現場の DX・早期作業習熟の実現について。そしてアバナードにおけるフロントラインワーカーが仕事の壁を乗り越えるための可能性について、それぞれご紹介いただきます。さらに最終セッションでは「現場オペレーションの支援」をテーマに、 南国アールスタジオから三菱重工業における最新活用事例のご紹介と、急速に社会実装が進む遠隔コミュニケーションの現状と今後の展望についてご紹介いただきます。

DX 推進や情報企画の担当者からシステムや製造部門の管理職の皆さま、もちろん企業経営に携わる皆さままで、幅広く役立つ情報をご提供しますのでぜひ参加をご検討ください。

「DXフォーラム2021〜最先端のデジタル技術活用で実現する現場作業支援・人材育成の向上〜」

開催日時: 2021 年 11 月 30 日 (火) 14:00〜16:40
参加形式: オンライン配信
参加定員: 200 名 (無料 / 事前登録制) ※申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
主  催: 株式会社ビジネス・フォーラム事務局
特別協賛: 日本マイクロソフト株式会社
協  賛: アバナード株式会社、南国アールスタジオ株式会社
プログラム詳細・ご登録はこちら

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