※本ブログは、米国時間5月4日に公開された Windows 365 and Azure Virtual Desktop: Expanding access” の意訳です。
執筆: Tristan Scott
人々の働き方は進化し続けており、組織がクラウド経由で提供する Windows デスクトップ環境も同様に進化しています。情報システム管理のための専任チームを持たない中小企業から、オンプレミスベースからクラウドベースへと移行しようとする大企業、デバイスを共有して運用コストを押さえようとするシフト制業務など、その利用シナリオは多様性を見せています。本日、お伝えするアップデートは、その多様性を支援するものであり、Windows 365 と Azure Virtual Desktop が、より多くの環境、より多くのお客様、そして、より多様な働き方をサポートする範囲を広げていきます。
Windows 365 と Azure Virtual Desktop は、常にお客様の状況に寄り添い、先々の計画を支援することを念頭に置いて、開発を進めています。
本日、私たちはその柔軟性をさらに広げる新しい情報を発表します。これにより、より多くのお客様が、それぞれの方針に合った方法で、クラウドを活用した Windows 体験を導入できるようになります。
クラウドPCを、300名以下の組織でも利用しやすく
中堅中小企業にとっての、テクノロジーの導入や利用は大企業とは要件やプロセスが異なります。Windows 365 Businessは、300人までの小規模な組織を対象に、導入の敷居を下げ、できる限りシンプルに運用できるように、他のMicrosoft製品のライセンスを必要としない設計になっています。Windows 365 Businessをさらに利用しやすくするため、2026年5月1日より、すべてのクラウドPC構成においてWindows 365 Businessの価格を20%引き下げます。
この恒久的な価格引き下げに加え、対象となる新規のお客様は、2026年6月30日 (1) まで、新たに引き下げられた価格からさらに20%割引を受けることができます。
この価格変更により、Windows 365の導入障壁が低くなります。小規模な組織でもクラウドPCを手軽に利用できるようになり、クラウドを経由して、安心・安全にWindows環境を利用する仮想デスクトップサービスが広がっていくことを願っています。
Windows 365 Frontlineの名称を変更。ミッションを拡大します。
シフト勤務者やパートタイム従業員のように、コンピューティング デバイスを定期的に利用しない方でも、これまではオフィスのデスクで物理的なPCを共有してきました。しかし、職場が分散化する傾向が強まる中で、このモデルは現場にそぐわなくなってきています。もはや隣り合わせで作業しない従業員同士が、デバイスを簡単に共有することはできないためです。また、多くの組織にとって、従業員に専用のPCを配備することは経済面でも現実的ではありません。特に、1日数時間しかアクセスする必要がない従業員が多い場合にはなおさらです。
Windows 365 Flex(旧称:Windows 365 Frontline)は、まさにこのギャップを埋めるために設計されました。
あらゆる規模の組織を想定して設計された Windows 365 Flex は、安全で柔軟なソリューションであり、共有アクセスであれ、コスト効率の高い専用環境であれ、従業員の働き方に合わせた形でクラウド PC を提供することを可能にします。
そのため法人組織では、必ずしも専用のPCを必要としない従業員全員に対して、費用対効果が高く、かつ、利用者にパーソナライズされた技術的な環境へのアクセスを柔軟に提供できるようになります。適切なIDでサインインすると、アプリ、データ、デスクトップ、設定などが、その人向けに構築された(=パーソナライズされた)リソースに即座にアクセスできるため、すぐに業務に取り掛かることができます。
Windows 365 Flex は共有モードでも展開できます。このモードでは、利用する度にクラウドPCを初期状態に戻すことも、セッションをまたいでユーザーの設定やアプリケーションデータを保持することもできます。共有モードの Windows 365 Flex は、Windows 365 Cloud Appsの基盤としても機能します。これは、専用のクラウドPCを必要とせずに個々のアプリケーションへのアクセスを提供する、アプリのみの環境です。 また、Windows 365 Flexは、開発者の要件をサポートする構成でプロビジョニングすることも可能です。
Windows 365 Frontlineの提供開始以来、パートタイム従業員、季節従業員、契約社員、プロジェクトベースでPCへのアクセスを必要とする役割を持つ組織において、その導入が広まっています。新しい名称「Windows 365 Flex」は、この柔軟性をより的確に表しています。ニッチなシナリオの解決から、あらゆるタイプの従業員が自分にとって最適な方法で、モダンな組織に参加できるようにするという、より広範な変化を反映したものです。
なお、この名称変更は、サービスの動作や購入方法には影響しません。
Azure Virtual Desktop ハイブリッドがパブリックプレビューへ
多くの組織にとって、クラウドへの移行は一足飛びに進むものではなく、各種要件の調整や既存の投資との兼ね合い、現実的な運用プロセスなどを加味しながら形づけられます。
すべてのワークロードを一夜にして、パブリック クラウドに移行できないほとんどのお客様にとって、Azure Virtual Desktop ハイブリッドは新たな扉を開きます。現在、パブリック プレビュー中のこのサービスは、お客様が既存のインフラストラクチャを置き換える必要なく、Microsoftがクラウドで管理する仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) サービスをオンプレミス環境へと拡張します。
Azure Virtual Desktop ハイブリッドを利用することで、既存のハードウェアと好みのハイパーバイザーを使用し、Microsoft Azure Arc を通じて接続することで、オンプレミス上で Azure Virtual Desktop セッション ホストを実行できます。Azure Virtual Desktop サービス自体は Azure 上に残しつつ、セッション ホストは Azure Arc 対応サーバーがサポートされているオンプレミスのどこにでも展開可能です。ユーザーは、親和性の高い Windows アプリを通じてデスクトップにアクセスできます。
これは、お客様に対して、段階的に、リスクの低いクラウド導入のプロセスをご提供するという点で重要です。
- データセンター、ハードウェア、運用ツールへの投資を維持しつつ、レガシーなVDI環境を自社のペースで最新化できます。
- 適切なタイミングで、セッションホストをAzureに移行するための明確な道筋を確保しつつ、クラウド管理型デスクトップを段階的に導入できます。
- 仮想マシンの管理とプロビジョニングに関する、既存のパートナー連携機能は維持します。
つまり、利用者は、オンプレミスでの運用が依然として必要なワークロードに対しても、クラウド管理型デスクトップのシンプルさを活用できるようになったのです。Azure Virtual Desktop ハイブリッドは、パブリックプレビューの一環として、Azureサブスクリプションをお持ちのお客様が利用できます。Azure Virtual Desktop ハイブリッドパブリック プレビューの始め方ついては、こちらのリンクをご覧ください。また、ローンチ パートナーである LoginVSI、Nerdio、Nutanix を通じて、Azure Virtual Desktop ハイブリッドについてさらに詳しく知ることもできます。
あらゆるシナリオに対応する包括的な Windows クラウド ポートフォリオ
Windows 365は、「使い慣れたWindows環境を、Microsoft Cloudからあらゆる場所へ、あらゆるデバイスへと安全にストリーミングする」というシンプルなコンセプトに基づいて、開発されました。Azure Virtual Desktopは、ご自身の組織に必要な諸条件に合わせてクラウドVDIのパワーとカスタマイズ性を活用できるように設計されています。これらの Windowsクラウドソリューションの組み合わせにより、Microsoftは人々の働き方のあらゆる側面をサポートします。
Windows 365 Business の価格を20%引き下げることにより、中堅中小企業にとっての導入のハードルが下がりました。また、「Windows 365 Frontline」を「Windows 365 Flex」に名称変更したことは、これまで取り残されてきた勤務体系が不定期な従業員にとってのデジタル格差を解消するという、ミッションの拡大を反映したものです。Azure Virtual Desktop ハイブリッドのパブリックプレビューを開始したことにより、オンプレミス環境を維持する必要がある環境においても、クラウド管理型のVDIを利用できるようになります。
お客様の業界や規模、出発点が異なっても、皆さまのご要望にお応えするためにポートフォリオを拡充しました。これからもWindows Cloudにご期待下さい。
詳細はこちら:
- Windows Tech Community:Windows 11やWindows 365、Autopatchといったテーマ別の場所が用意されています。議論やベストプラクティスの検索にご利用ください。
- LinkedIn、@MSWindowsITPro、Windows Japan:最新情報の入手にお勧めです。
- Microsoft Q&A ビジネス向けWindows:公式のオンラインQ&Aプラットフォームです
(1) Microsoftは、本プロモーションを中止する権利、およびこれらのポリシーやプロモーションの利用規約をいつでも変更する権利を留保します。
本オファーには、Windows 365 Enterprise、Business、Frontline、および Government(米国でのみ利用可能)のライセンスが含まれます。
Windows 365 Frontline をご購入の際は、ご購入前相談窓口までお問い合わせください。
Windows 365 Government のライセンスについては、政府機関向けページをご覧ください。
本キャンペーンは2025年5月1日から2026年6月30日まで実施され、現時点で Windows 365 をご契約されていないお客様が対象となります。お手続きは、2026年6月30日午後11時(太平洋標準時)までに、マイクロソフトのオペレーションセンターを通じて完了する必要があります。本オファーは譲渡不可であり、Windows 365に関する他のオファーや割引との併用はできません。本オファーはお客様1名につき1回のみご利用いただけます。割引価格は購入契約期間中有効です。本オファーの有効開始日より前に購入された場合は対象外となります。税金が発生する場合、その支払いは受領者の単独の責任となります。