November 13, 2015 6:01 am

Windows 10 初のメジャー アップデートを本日公開

※本ブログは、Windows Blog “First Major Update for Windows 10 Available Today” の抄訳です。

本日、Windows 10 では初となるメジャー アップデートが PC およびタブレットに向けてリリースされました*。これは、マイクロソフトにとって次の段階へと踏み出す大きな一歩となります。今回のアップデートでは、実に多くのパートナー様が Windows 10 との互換性を向上させるためにデバイス ドライバーやアプリケーションを更新するなど、プラットフォームおよびエクスペリエンスのあらゆる面において機能が強化されています。また、本日から Xbox One にも Windows 10 が順次展開されます。一部のスマートフォンにも近日中に提供を開始する予定です。

最も注目していただきたいのは、今回この無償アップデートが配信されることで、プラットフォームが成熟し、あらゆる法人のお客様に自信を持って Windows 10 の展開をお勧めできるようになる点です。

エクスペリエンスについては、下記の点が強化されています。

  • パフォーマンス: 日常的なタスクのパフォーマンスが向上しています。たとえば、同じデバイスで起動時間を比較すると、Windows 7 よりも 30% 近く短縮されています。
  • Cortana: デバイスのペン** を使用して Cortana のノートブックにメモを書き込むと、Cortana が電話番号やメール アドレス、住所などを認識して、リマインダー設定を支援するようになりました。また、イベントや映画の予定などを把握し、到着が遅れないように行先や出発時間を知らせるリマインダーを送信する機能も追加されています。Uber でタクシーを予約したり車両の位置を追跡したりすることも可能です**。また日本、オーストラリア、カナダ、インド (英語版) でも Cortana を一般提供し、各地域に合わせて機能やエクスペリエンスをカスタマイズしてお届けします。
  • Microsoft Edge: パフォーマンスやセキュリティが向上すると同時に、タブ プレビューが導入されました。現在表示中のページから離れなくても、開いている他のタブにポインターを合わせれば、そのタブの Web サイトの内容をプレビューすることができます。また、お気に入りやリーディング リストに追加した項目がデバイス間で同期されるため、興味のあるコンテンツをもう一度読みたいときにはすぐにアクセスできます。さらに、Microsoft Edge でショッピングを楽しんでいるときには、Cortana が Staples や Macy’s、Best Buy などのお気に入りのオンライン ストアのクーポン情報を通知します**。

この他にも、メール、カレンダー、フォト、Groove、Xbox、ストア、OneNote、ソリティアなど、さまざまなアプリの機能が強化されています。

企業デバイスの再定義と活用

現在、企業で使用されている PC のほとんどが複雑な状況下にあり、お客様も頭を悩ませています。この数年ほどで、デバイスや職場環境に期待されるものは大きく変化しました。現在は多くの方々が、タッチ操作に対応すること、プライベートにも業務にも利用できること、搭載されているソフトウェアが継続的に更新され、正常に動作し、安全性が確保されていることをデバイスに求めています。また、個人所有のデバイスを職場環境でも使用したい、ユーザー自身が愛用しているアプリを使用したいといったニーズも存在します。

マイクロソフトの IT プロフェッショナルは、さらに優れたエクスペリエンスを提供できると考え、Windows 10 初のメジャー アップデートを通じてそれを実現しようとしています。あらゆる種類のデバイスに対応した初めてのプラットフォームによって、会社所有デバイスと BYOD デバイスの両方を管理できるようになり、既存デバイスのアップグレードも可能にします。Windows 10 は既に業務用 PC 1,200 万台を含む 1 億 1,000 万台のデバイスでアクティブに使用されており、過去の製品との互換性を維持しながらも、新しいワークスタイルの導入に役立っています。

継続的な技術革新に向けて IT をシンプルに

今回のアップデートでは、管理性を維持するためのサービスと信頼できる品質のサービスを配信するためのサービス、2 つの無償サービスが導入されます。IT 担当者にとってこの 2 つのサービスは、現在の複雑な状況からモダン ワークプレースへ移行する橋渡しとなります。

  • Windows Update for Business: 企業への更新プログラムの展開を IT 担当者が管理できるサービスです。各デバイスが確実に最新の状態に更新され、セキュリティ要件を満たしつつも、管理コストを削減できます。この機能では、デバイス グループを設定して、時間をずらして展開したり展開のスケーリングを行うなど、ネットワーク環境に応じた最適な方法で展開することができます。
  • ビジネス向け Windows ストア: IT 担当者が Windows 10 デバイス向けアプリの検索、取得、管理、配布を柔軟に行えるサービスです。Windows ストア アプリと独自にカスタマイズされた LOB アプリの両方を取り扱うことができます。また、配布方法にはアプリを直接割り当てる、非公開ストアにアプリを公開する、管理ソリューションに接続するといったオプションがあり、企業のニーズに応じた方法を選択できます。

モダン ワークプレースのためのデバイス管理オプション

今回のアップデートでは、ユーザーが安全かつ効果的に複数のデバイスを業務で使用できるようにするための IT 担当者向けの機能が 2 つ導入されました。

  • モバイル デバイス管理: Enterprise Mobility Management の機能を最大限に活用して、PC やタブレット、スマートフォン、IoT デバイスなどの Windows デバイス ファミリ全体を管理する IT 担当者の作業を支援します。Windows 10 は、BYOD シナリオでデバイス本体からそのデバイスのアプリやデータまでを安全に管理できる唯一のプラットフォームです。また、当然のことながら Windows 10 は PC で使用されている既存の管理インフラストラクチャと完全互換であるため、IT 管理者は新旧の機能の両方を使用できます。
  • Azure Active Directory への参加: この機能では IT 担当者がディレクトリを 1 つに統合できるため、ユーザーがすべての Windows 10 デバイスで 1 つのログイン情報を使用して安全に Windows の設定やデータをローミングすることができます。また、Azure Active Directory に参加すると、社内のだれもがわずか数クリックの簡単な操作で任意のデバイスを業務に使用できるようにすることが可能です。

企業の安全性を確保する

大規模なデータ漏えいのニュースは毎週のように報じられており、企業の生産性や顧客の信頼を損ねると同時に、事業に深刻な影響を与えています。このような漏えい事故は、検出されるまでに 200 日間以上の時間を要し、莫大なコストが浪費されることも少なくありません。専門家は、新しいマルウェアの種類は今年末までに 200 万を超えると予測しています。Windows 10 は、下記に挙げるような各種機能を搭載して、次々と現れる最新の脅威からお客様を保護できるように設計されています。今後も、最も信頼性の高いプラットフォームとして、その保護機能をさらに強化してまいります。

  • Credential Guard: ハードウェア ベースの仮想化環境内で資格情報を保護し、多数の大規模漏えい事故で頻繁に使用されている Pass the Hash 攻撃から守ります。
  • Device Guard: トラスト ブートを使用して、侵入者によるマルウェアのインストールを防止し、企業のデバイスを安全に保ちます。
  • Windows Hello***: パスワードの代わりに、指紋認証や顔認証などのエンタープライズ クラスの生体認証を利用できます。
  • Windows Defender: マイクロソフトが提供する無料のマルウェア対策サービスです。毎日 3 億台の Windows 搭載デバイスを保護しています。

今後、Enterprise Data Protectionも追加され、個人のデータと企業のデータを切り離したり両方を含めたりすることによって企業のデータの保護を支援します。Enterprise Data Protectionは現在多数の企業ユーザーによりテストが進められており、近日中に Windows Insider Program の参加者向けに提供が開始される予定です。Windows 10 は、あらゆる場所でお客様のビジネスの安全を守る、最も堅牢なサービスです。

また、以前お約束したとおり、今回のアップデートから法人ユーザーの皆様はすべてのテレメトリ データの送信を無効化できるようになります。ただし、安全性、信頼性、パーソナライズされた便利なエクスペリエンスをご利用いただくためにテレメトリ データは重要な役割を果たしていますので、この設定を有効のままにしていただくことを強くお勧めします。マイクロソフトは今後も外部の専門家と協力して開発を進め、この重要なトピックに関するフィードバックに対応いたします。

Windows Insider Program へのご協力に感謝いたします

これまでに Windows Insider Program について多くのことをお伝えし、このオープンな共同作業プロセスが、Windows 10 の開発における意思決定の際にどれほど重要な役割を果たしてきたかについて説明してきました。Windows Insider Program 参加者の皆様には、今後も引き続きご協力をお願いいたします。このプログラムに皆様の熱意を傾けていただければ幸いです。マイクロソフトでは平行して Enterprise Insider Program も実施しており、こちらでは当社のチームが複雑な環境を持つ企業様の協力の元、そのニーズを採用し、Windows 10 を各企業にとって理想的なソリューションにするために取り組んでいます。既にダイムラー、ネスレ、KPMG、ヘンドリック モータースポーツ、ヴァージン アトランティック航空、PGA ツアーなどの企業と数千時間以上にわたって共同で作業を進めてきました。マイクロソフトは、Windows 10 の改良を進めるうえでこれらの企業様に貴重なお時間を割いてご協力いただいたことに深く感謝しております。IT パートナー様向けの展開ガイドには、各企業様との共同作業から学んだことを盛り込みました。また、今後もあらゆるお客様と協力して Windows 10 にアップグレードしていただけるように引き続きアップデートに取り組んでまいります。

いつものお願いではありますが、皆様からのフィードバックをお待ちしています。

Terry Myerson

* 既に Windows 10 をご利用の方には、Windows Update の設定に従って 11 月の更新プログラムとして配信されます。Windows 7 または Windows 8.1 をご利用の方には、Windows 10 への無償アップグレードが完了した後に 11 月の更新プログラムとして配信されます。

** 米国でのみ利用可能です。

*** 対応したハードウェアが必要です。

Updated May 6, 2016 3:27 am

Join the conversation