Windows Defender Advanced Threat Protection プレビュー プログラムの拡大
※本ブログは、Windows Blog “Windows Defender Advanced Threat Protection Preview Expands”の抄訳です。
企業のお客様とお話ししていて最も多く耳にするのは、皆様が Windows 10 の高度な生産性、セキュリティ、デバイス管理の機能をどれほど高く評価してくださっているかということです。これらの機能が主な要因となって、マイクロソフトの企業ユーザーの 83% にパイロット導入を実施していただいており、世界で最も厳格なセキュリティ要件を定める米国防総省でも、省内のすべてのデバイスを Windows 10 にアップグレードするという施策が進められています。
3 月に、企業のネットワークに対する高度な攻撃を検知、調査、対処する新サービス「Windows Defender Advanced Threat Protection」を発表しました。そしてこのたび、この機能に関心をお持ちのさらに広範なお客様にも、テストに参加してフィードバックを送っていただけるように、プレビュー プログラムを拡大します。
今回パブリック プレビューは新たな段階を迎え、IT プロフェッショナルや企業ユーザーの皆様にも、ご希望に応じて参加していただけるようになりました。このプログラムでは、Windows Defender Advanced Threat Protection サービスを実際に利用して自社エンドポイントへの攻撃をシミュレーションし、サービスによってどのようにアラートやイベントが記録されるのかを確認していただけます。詳細については、Windows Defender Advanced Threat Protection の製品サイト (英語) をご覧ください。こちらのサイトから参加登録も可能です。
Windows Defender Advanced Threat Protection は Windows 10 で使用されているセキュリティ防御機能を基盤としており、脅威が Windows 10 のセキュリティ スタックをすり抜けた後の新たな保護層として機能します。Windows 10 に組み込まれているクライアント テクノロジや堅牢なクラウド サービスと組み合わさることで、他の防御機能を通過して侵入した脅威を検知し、エンドポイント全体を調査するための情報を取得し、推奨される対処法を企業のお客様に提示します。
既に世界各地のさまざまな業種のお客様に早期採用していただいているほか、マイクロソフト ネットワーク全体でも導入されており、世界最大規模の高度な脅威保護サービスの 1 つとして、現在 50 万以上のエンドポイントを保護しています。Windows 10 の開発では Windows Insider Program に参加された数百万人のユーザーの皆様からたくさんのフィードバックが寄せられましたが、Windows Defender Advanced Threat Protection の開発においても、攻撃についての調査や日常の運用における重大なセキュリティ問題を解決するために、企業ユーザーの皆様の環境でサービスをテストしてフィードバックをお送りいただくようご協力をお願いしています。
マイクロソフトでは、現在提供されている生産性、セキュリティ、管理に関するすべての機能を最大限に活用していただくために、Windows 10 へのアップグレードをお勧めしています。今年中に Windows Defender Advanced Threat Protection の提供範囲を拡大しますので、その準備を進めるためにも、ぜひ Windows 10 へのアップグレードをご検討ください。