Microsoft Edge Beta を公開: 今すぐお試しください
※本ブログは、米国時間 8/20 に公開された Introducing Microsoft Edge Beta: Be one of the first to try it now の抄訳です。
本日はうれしいニュースをお届けします。Windows と macOS の全サポート対象バージョンで使える Microsoft Edge 次期バージョンの Beta リリースを公開しました。お客様のために Web の互換性を向上させ、あらゆる Web 開発者のために Web 技術の断片化を最小化するという、マイクロソフトが Microsoft Edge に掲げる目標の実現が、これでさらに近づいたことになります。取り組みを開始してから今日を迎えるまでの間、マイクロソフト コミュニティは常に私たちを応援してくださいました。これほどの短期間で進化を遂げられたのは、皆様のフィードバックのおかげです。現在までにプレビュー ビルドのダウンロード数は、Windows と macOS の全サポート対象バージョンで既に合計 100 万件を超え、14 万件ものフィードバックが寄せられています。皆様のご協力に感謝します。
Microsoft Edge 次期バージョンの Beta チャネルは、現在既に公開しております。ぜひ今すぐアクセスし、ダウンロードしてお試しください。
Microsoft Edge Beta チャネル: ついに最終段階へ
Beta は、オンラインで公開する 3 段階のプレビュー チャネルの最終段階で、Beta の後は正式版のリリースを残すだけとなります。高品質な製品をお届けし、ブラウジング エクスペリエンスを根本から強化するというマイクロソフトの姿勢は、Beta リリースでも変わっていません。Beta は最も安定したプレビュー チャネルです。まず Canary チャネル、次に Dev チャネルでの品質テストに合格した機能しか、Beta チャネルには実装されていません。バージョンのメジャー アップデートは約 6 週間ごとに行う予定で、不具合修正やセキュリティ強化のマイナー アップデートも同時進行で定期的に行います。
まだプレビュー段階ではありますが、今回の Beta の発表は、Microsoft Edge の次期バージョンが日常利用レベルに達していることを意味します。現在の Beta は 14 の言語に対応しており、エクスペリエンスをパーソナライズする新たなメカニズムも複数搭載しています。新しいタブ ページのカスタマイズ機能では、新しい Web ページを開いたときのレイアウトを、Focused (シンプル)、Inspirational (ビジュアル重視)、Informational (情報重視) から選ぶことができます。ダーク テーマの設定も可能です。Microsoft Edge Insider アドオン ストアや、Chrome ウェブ ストアなどの Chromium ベースの Web ストアで、お気に入りの拡張機能を追加することもできます。
エクスペリエンスをパーソナライズするもう 1 つの手段として、トラッキング防止機能を有効にして、アクセスしない Web サイトからの追跡をブロックする方法があります。この機能は、現在の Beta ビルドではフラグを有効化 (英語) することで利用できます。有効化すると、Basic (基本)、Balanced (バランス)、Strict (厳格) の 3 つのレベルからプライバシー設定を選択できるようになります。Build 2019 Conference でご紹介したその他の機能は、これから続々と Beta チャネルで実装していく予定です。たとえば Collections 機能は Canary チャネルでの公開が本日より始まり、早速テストを開始 (英語) していただくことができます。
ビジネス向け機能も大幅にパワーアップ
Beta には、Build カンファレンスで発表した次のような企業向け機能の大半が実装されています。
- Microsoft Search が組み込まれた Bing: 組織内の人物、ドキュメント、サイト、場所、コミュニケーションをインテリジェントに結び付けることで、必要な情報を探す時間を短縮します。
- Internet Explorer モード: 2 つの異なるブラウザーを使って Web を閲覧する形はやはり洗練されているとは言えないため、Internet Explorer 11 の互換性を Microsoft Edge に直接組み込むことで、シンプルな 1 つのエクスペリエンスを誕生させました。IE と別のブラウザーを併用している全世界の 60% を超える企業が待ち望んでいた機能です。
- Windows Defender Application Guard: 信頼されていないサイトを定義し、これらを隔離することで、従業員のインターネット ブラウズを狙う脅威から組織を防御できます。
企業向けの新しいタブなどその他の機能も、これから次々と Canary チャネルや Dev チャネルへの移行を迎える予定です。
Beta チャネルのセキュリティ報奨金プログラム
今回の Beta リリースに併せて、Microsoft Edge ブラウザー セキュリティ報奨金プログラムの対象を Beta チャネルと Dev チャネルにまで拡大します。これらのチャネルで影響度の高い脆弱性を発見、発表した場合、特定の条件を満たす脆弱性には最大 30,000 米ドルの報奨金を支払います。セキュリティ研究者の皆様はぜひプログラムにご参加ください。詳しくは MSRC のブログ記事 (英語) をご確認ください。
Chromium コミュニティへの貢献
マイクロソフトは Chromium コミュニティにも積極的に参加し、その発展に貢献し続けています。Chromium プロジェクトにおけるマイクロソフトのコミット数は 1,000 件 (英語) を超えています。私たちは、あらゆるユーザーにより良い Web エクスペリエンスを提供するというコミュニティ共通の目標達成に引き続き寄与していきたいと考えています。
Microsoft Edge Beta を今すぐダウンロードして、お試しください!
ビジネス ユーザーの皆様は、Microsoft Edge 次期バージョンの Beta ビルドまたは Dev ビルドを今すぐパイロット導入することができます。Microsoft Edge Insider サイトの [Enterprise] タブからいずれかのビルドをダウンロードし、組織での試用をぜひスタートしてください。
Beta のテストにご協力いただけるコンシューマー ユーザーの皆様は、Microsoft Edge Insider サイトで詳しい情報を確認し、ビルドをダウンロードしてください。今後の Microsoft Edge の進化には、引き続き皆様のフィードバックが欠かせません。ぜひご意見をお聞かせください。
Canary ビルドや Dev ビルドの場合と同様、早期リリース版のソフトウェアに抵抗をお感じの方は、もちろん本日の発表を無視していただいてかまいません。これまでの使い慣れた Microsoft Edge をそのままご利用いいただければと思います。次期バージョンに確実に移行できる時期が来ましたら、またご案内させていただきます。
私たちの取り組みにご賛同、ご協力いただいているすべての方々に、改めて感謝を申し上げます。正式リリースに向け、これからも最新情報をお届けしてまいります。引き続きご注目ください。