October 7, 2019 6:06 am

Windows 10X を発表: 2020 年にデュアルスクリーン PC 発売へ

※本ブログは、米国時間 10/2 に公開された Introducing Windows 10X: enabling dual-screen PCs in 2020 の抄訳です。

Windows 10X

[リリース前の製品のため、画面はイメージです。実物と異なる場合があります。]

現在、Windows 10 は 9 億台以上のデバイスに搭載されています。日々 Windows 10 をご使用になっている世界中のユーザーの皆様に感謝申し上げます。仕事の管理、Web の閲覧、ドキュメントの共同作成、ゲーム、創作活動、学習など、どんな用途の場合も、私たちにひらめきを与えてくれるのはユーザーの皆様であり、それが Windows 10 の継続的な刷新ち改善につながっています。私たちが開発を行ってきた期間、Windows もハードウェアの技術革新によって可能になったことを基に進化してきました。Surface とエコシステム パートナー様が一緒になって、最高のハードウェアと最高のソフトウェアを組み合わせたエクスペリエンスでユーザーのニーズに応えようと努めています。

Windows 10X: デュアルスクリーン PC のための設計

本日、ニューヨークで新たな一歩を踏み出しました。デュアルスクリーン デバイスという新しいカテゴリのビジョンを発表し、「Surface Neo」の先行公開を行いました。ASUS、Dell、HP、Lenovo からほどなくしてこのカテゴリのデバイスが登場する予定です。ユーザーは PC にさらなる柔軟性を期待しています。優れたパフォーマンス、高い柔軟性、十分な機能性、互換性に加えて、それらを備えたデバイスが、シンプルで洗練され、ますますモバイルに対応したフォーム ファクターで提供されることを求めています。このような新しいハードウェアには、ユーザーの期待に応えて進化した Windows 10 が必要です。それが Windows 10X です。

Windows 10X は、複数のスタイルで利用可能なデュアルスクリーン PC 上で、独自のエクスペリエンスを実現するために開発された最良の Windows 10 です。ユーザーのよく知る Windows 10 を採用し、馴染みのある使い勝手と新たな操作性を融合させて作り上げました。

柔軟なスタイル: 今日のモバイル ニーズの高まりに対応

仕事と家庭、どちらの時間も大切です。デュアルスクリーン PC と Windows 10X があれば、外出先でもかつてないほどスピーディに作業を終わらせることができます。たとえば、移動中には 1 つの画面でプロジェクトの提案全体を見ながら、もう 1 つの画面でメモを取り、テーブルで注文したランチを待っているときには、キーボードを使ってメールの文章を考えておくことができます。さらに自宅に戻ってからは、ビデオの視聴や Web の閲覧、読書に使用できます。

法人のお客様の場合、外出中でも最新情報を把握できるデバイスを必要としている移動の多い従業員に、このエクスペリエンスはうってつけでしょう。企業のモバイル ユーザーにとって、複数のグラフやデータを同時に確認して複雑な問題を理解したり、通話中に片方の画面でプレゼンテーションを見ながらもう片方のビデオ画面に会議参加者を表示したり、参考記事を開きながらドキュメントにコメントしたりすることのできるデバイスはとても重要です。

技術的なアプローチ: デュアルスクリーンを内部で支える Windows 10 の機能強化への投資

現在 Windows 10 をご利用のユーザーの皆様は、習得に時間を割くことなく、Windows 10X を使用できます。ナビゲーションや機能の面で戸惑うことはないはずです。Windows 10X PC は現在ある Windows 10 ファミリの 1 つのように感じられるでしょう。

一方で、Windows のコア テクノロジに強化を加えることで、柔軟なスタイルとさらなるモバイル ユースへの最適化を図っています。そのため、1 つだけでなく 2 つの画面を駆動できるようなバッテリ持続時間を実現する必要がありました。また、先月作られた Windows アプリから 5 年前に作られたものまで、膨大な数にのぼるアプリがバッテリに及ぼす影響を、オペレーティング システムが管理できるようにする必要がありました。そして、ユーザーが Windows 10 に期待するハードウェア パフォーマンスと互換性も実現させたいと考えていました。

こうした目標を達成するために、白紙の状態から新しいオペレーティング システムとして開発を始めるのではなく、この数年 Windows 10 と共に歩んできた延長線上で進化を遂げるというアプローチを採用しました。

詳しくご存知ではない方にご説明すると、Windows 10 は、一般の消費者向けから、企業向けや業界に特化したものに至るまで、さまざまな種類のデバイスに対応できる共通のテクノロジをベースとしています。マイクロソフトではそれを「One Core」と呼んでいますが、ユーザーにとって最も重要なのは、これで何が可能になるかということです。現在のデスクトップ PC、Xbox コンソール、HoloLens は、このテクノロジを用いて構築されています。Windows 10X がこのファミリに加わることで、共通テクノロジへの最新の投資を基盤とすることができ、Win32 アプリケーションをコンテナ―内で実行するために新たに実装されたサポートなどが Windows 10X でも活かされます。このようなアプローチと、さらなるコンテナー化や新たな投資が、Windows 10X の柔軟なエクスペリエンスを実現する力となり、Windows アプリケーションとそれらのバッテリ消費状況を管理しながら、多様な入力方式と多彩な使用スタイルに対応することが可能になります。また、共通テクノロジに関して新たなイノベーションが生み出されたとき、これを基盤とするデバイスすべてにそのイノベーションを一気に広げることができるという別のメリットもあります。これにより、デバイスを問わず多くのお客様に同じイノベーションを速やかにお届けすることができます。

提供、時期、エコシステム サポート

Windows 10X は、デュアルスクリーンの折り畳み式デバイスに搭載され、2020 年のホリデー シーズンに間に合うよう秋ごろより販売を開始します。Microsoft Surface と、ASUS、Dell、HP、Lenovo などの Windows エコシステム パートナー各社のデバイスが発売される予定です。最初に登場するデバイスは Intel を搭載し、さまざまなサイズ、デザイン、スペックとなるでしょう。

Windows 10X は新しいデュアルスクリーン PC 用に設計されており、ユーザーが使用している既存 PC の OS アップグレードではありません。マイクロソフトは、デスクトップやノート PC の Windows 10 エクスペリエンスの改善も引き続き行っていきます。Windows 10X は新しいクラスの PC として、現在の Windows 10 PC を補完し、共存していく存在となるでしょう。間もなく到来するホリデー シーズンには、本日ニューヨークで発表した幅広い Surface ラインナップや、OEM パートナー各社のデバイスなど、これまで以上に革新的な Windows 10 PC が登場します。

Windows 10X の投入はデュアルスクリーン PC のエクスペリエンスを強化する絶好の機会となるため、マイクロソフトのアプリ開発エコシステムとの連携を進めてまいります。これに関しては、今後詳しい情報をお伝えできる予定です。

皆様のサポートと Windows へのご期待に感謝します

この取り組みはまだ始まったばかりですが、今後の展開が楽しみでなりません。来年へ向けて引き続き、ユーザーの皆様の声に耳を傾け、いただいた情報を参考に、ご要望にお応えしてまいります。デスクトップ PC 用の Windows 10 とデュアルスクリーン用の Windows 10X の継続的な進化をユーザーの皆様に体験していただけることを心待ちにしています。

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