2020年9月14日 6:47 AM

Microsoft 365 Apps クライアント ライセンスおよびライセンス認証の改善

本 Blog は、米国時間 2019 年 7 月 22 日に公開された「Office 365 Client Licensing and Activation Improvements」の抄訳です。

ここ数年の間、私たちはお客様と IT 管理者の皆様から Office 365 ProPlus (現: Microsoft 365 Apps for enterprise) 等のサブスクリプション ベースの Office クライアントの認証管理が難しいというフィードバックを聞いていました。認証の管理を簡素化し、Office のライセンス認証に関するユーザー エクスペリエンスを統一するために予定している今後の変更についてアナウンスできることを嬉しく思います。

8 月に私たちはこれらの変更を月次チャネルで企業ユーザーにゆっくりと配布し始めます。配布は 2020 年 1 月の半期チャネル (対象指定)(現: 半期エンタープライズ チャネル (プレビュー)) に含まれる予定です。

ユーザーにとって以下の点は同じです:

  • Office を認証するためにサインインする: ユーザーはデバイス上の Office を認証するためにサインインします。シングルサインオンが有効になっている場合、Office はユーザーの資格情報を検出し自動的に認証します。
  • サインインの上限: ユーザーは、5 台のデスクトップ PC、5 台のタブレット端末、5 台のスマートフォンにサインインして Office を認証できます。

以下の点が変更点でユーザーが気がつく可能性があります:

  • 認証の解除を促すメッセージ無し: 他のデバイスの認証を解除することなく、ユーザーは新しいデバイスに Office をインストールすることができます。
  • 自動サインアウト: ユーザーがサインインの上限に達した場合、認証を解除するよう促されるのではなく、最近一番使われていない Office のデバイスから自動的にサインアウトされます。次回ユーザーがそのデバイスを起動した際、ユーザーは Office を認証するよう促されます。

以下の点が Office がインストールされたデバイスを管理する IT 管理者として、あなたが気がつく変更点です:

  • デバイスの再割り当ての改善: 以前のユーザーがポータルからデバイスの認証を解除した場合やあなたが Office 365 のライセンスを以前のユーザーから削除した場合、以前はライセンスを再割り当てされたデバイスを受け取ったユーザーにエラーが表示されることがありました。今後は、認証と認証解除はユーザーに紐づくため、ユーザーはエラー表示を受け取ることはありません。
  • 認証レポートの改善: 以前は、一番目のユーザーがデバイス上で Office を認証し、二番目のユーザーがそのあと同じデバイスにサインインした場合、二番目のユーザーは管理センターの認証レポートに表示されませんでした。今後は、両方の認証が識別され、認証レポートに表示されるようになります。

これらの改善は企業のお客様にゆっくりと配布し始めていますので、ご留意ください。お客様の方で必要な追加のアクションはありません。

参考: Microsoft 365 Apps のライセンスおよびライセンス認証の概要

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