Microsoft 365 Business Premium に Microsoft Defender ウイルス対策の新しい管理機能を追加

※ 本ブログは、米国時間 9/22 に公開された ”New management capabilities for Microsoft Defender Antivirus in Microsoft 365 Business Premium” の抄訳です。

企業の規模にかかわらず、ウイルスやマルウェアから社内のコンピューターを保護することはセキュリティ戦略上、非常に重要です。Microsoft 365 Business Premium サブスクリプションでは、社内の PC に Microsoft Defender ウイルス対策を強制的に実行し、マルウェアから確実に保護することができます。この機能は Windows OS の深部に組み込まれているため、他のタスクに悪影響を与えることなく PC が保護されます。

中堅中小企業のお客様から、Microsoft Defender によるデバイスの保護状態をより詳細に把握でき、制御できるようにしてほしいという声が寄せられていました。これを受けて、Business Premium サブスクリプション プランの Defender ウイルス対策に管理機能を追加することにいたしました。

新しいウイルス対策管理機能は翌四半期からロールアウトが開始され、Microsoft 365 管理センターに表示されるようになります。新機能について詳しく見ていきましょう。

アクティブな脅威を常に把握

Microsoft 365 管理センターに新たに追加された [Active Threats] ページでは、お客様の環境内でアクティブな脅威が表示され、どのユーザー/デバイスが影響を受けているか、ブロック済み/検疫済みであるかどうか、確認が必要な場所はどこかを把握することができます。

この機能を使用すると、脅威の種類、重大度、ユーザーやデバイスに対する影響、Microsoft Threat Intelligence から取得した詳細情報など、Defender ウイルス対策が対処している脅威について詳しく知ることができ、特に深刻なリスクに重点的に時間とリソースを集中させることができます。

社内でアクティブな脅威とその影響を受けているデバイスがすべて表示されたリスト

保護対象のデバイスを追跡

同じく新たに追加された [Active Devices] ページでは、社内のどのデバイスで Microsoft Defender ウイルス対策が実行されているか、Defender ウイルス対策が最新状態であるかどうか、アクティブな脅威があるかどうか、再起動や更新、定期スキャンなどの操作が必要かどうかなどを 1 か所で把握できます。

PC の保護状態や何らかの措置の必要性を 1 台ずつ操作しながら確認するにはかなりの時間を要しますが、この機能を使用するとデバイスの保護状態の概要をすぐに確認できます。

Defender ウイルス対策で保護されているデバイスとその状態がすべて表示されたリスト

Microsoft 365 管理センターからアクセス

この新しい管理機能は、Microsoft 365 Business Premium サブスクリプション プランで Microsoft Intune に登録されている Windows 10 デバイスで使用できます。

Business Premium に追加される新しいウイルス対策管理機能のデモ、および Microsoft Defender ウイルス対策を簡単に強制適用して PC を保護する方法については、次のビデオでご紹介しています。

この機能は、ロールアウトされると Microsoft 365 管理センターに表示されます。管理センターのホーム ページに新しいカードを追加すると、社内でアクティブな脅威や保護されているデバイスの概要をすばやく把握できます。

注: ウイルス対策管理機能は、Microsoft 365 Enterprise E5 プランの Microsoft Defender Advanced Threat Protection の一部として、エンタープライズのお客様には既に提供されています。

この機能は、翌四半期からロールアウトが開始されます。ぜひ企業のデバイスの保護にお役立てください。新機能に関する不明点やチームへのフィードバックがありましたら、お気軽に SMB Tech Community までお問い合わせください。