2020年12月21日 8:32 AM

Teams 対応電話機向けの新機能 | 2020 年 12 月

※ 本ブログは、米国時間 12/7 に公開された ”What’s new in Teams Phones | December 2020” の抄訳です。

マイクロソフトは、ユーザーの皆様が、作業する場所やコラボレーションの仕方、さらに、作業を行うタイミングなど、個人のニーズに合わせて最適なデバイスを選択できるようにするために、Teams に対応するデバイスの種類を拡充し続けています。また、どんなデバイスでも Teams の親しみやすい直観的なエクスペリエンスをご利用いただけるようにすることも目指しています。そのための取り組みの 1 つが、会議や通話といった電話機能の充実です。今月も大規模な機能強化を行いました。Teams 会議でご好評いただいている機能を Teams 対応電話機用のアプリに追加するなど、ユーザーの皆様の生産性向上とセキュリティ確保を後押しするさまざまな機能を追加しました。

1. Teams ビデオ会議機能の強化: 3 x 3 のレイアウト、Together モード、ギャラリー ビュー、背景ぼかし

Teams 対応電話機が新たに、3 x 3 のギャラリー ビュー、大規模な参加者向けの大ギャラリー ビュー、Together モードに対応しました。3 x 3 レイアウトでは、最大 9 人の参加者を画面に表示できます。参加者が多い場合は、大ギャラリー ビューを使用すると、最大 49 人まで表示することができます。Together モードもサポートされます。Together モードは、すべての参加者が画期的な方法で仮想の会議空間に集合しているように見える、表示モードです。

どの会議スタイルを選択しても、会議の邪魔にならないように背景をぼかしたり、画面設定の画像が目立たないようにすることができます。

2. 電話機からすぐに会議を開始

会議は、予定していないときに突然必要になることがあります。今回のアップデートでは、Teams 対応電話機に新しいインスタント会議機能が追加され、相手の状況を簡単に把握したり、すぐに通話を開始したりできるようになりました。予定表の画面で [meet now] を選択すれば、すぐに会議を開始したり、参加者を追加したりすることができます。

3. 一部の音声電話機で画面共有が可能に

今回のアップデートにより、タッチ スクリーンを搭載し、また、最小限のハードウェア要件を満たす音声電話機の一部で、通話時や会議時に他者から提示または共有されたコンテンツを表示できるようになりました。

4. スポットライト機能に対応

デスクトップ クライアントでは、会議の発表者が、特定の参加者の画面を出席者全員の画面に固定することができます。今回のアップデートにより、Teams 対応電話機を使用するユーザーの画面に、スポットライト機能で固定された画面がメイン画面として表示されるようになります。詳細についてはこちらをご覧ください。

5. 発言の要求

強制ミュート機能を使用すると、参加者がミュートを解除しようとするのを防ぐことができます。オンとオフは会議中に切り替えられ、発言するために挙手した参加者に対しては、ミュート解除を個別に許可することができます。

今月はこれらの会議機能の他にも、Teams 対応電話機向けの主要な機能の更新が予定されています。

6. サイドカーのサポート (ベータ版)

サイドカーは、デスク用電話機からよく電話をかける相手に、簡単に電話をかけられるようになる機能です。サイドカーは物理的なボタン付きの Teams 対応電話機のアクセサリとして使用するもので、これを使うことですばやく任意の連絡先にダイヤルし、通話できるようになります。Teams 対応電話機で連絡先の名前を選択し、サイドカーの画面に固定することで、ワンクリックで電話をかけられるようになります。相手が今電話に出られるかどうかは、LED インジケーターでひと目で確認できます。Teams のサイドカーは、タッチ対応と非対応のどちらのハードウェアにも対応します。

現在は Yealink EXP50 が Teams のサイドカー機能に対応しています。また、ベータ版の拡張モジュールを使用すると Audiocodes C450HD も対応します。

7. Microsoft 365 Government – GCC 環境の電話機をサポート

Teams 対応電話機用のアプリが、Microsoft 365 Government – GCC 環境に展開できるようになりました。詳細についてはこちらをご覧ください。ハードウェア要件について不明な点がある場合は、各ベンダーまでお問い合わせください。

8. HomeScreen と BetterTogether の有効/無効がポリシーで変更可能に

TeamsIPPhone ポリシーに 2 つの新しい設定 (AllowHomeScreen と AllowBetterTogether) が追加されました。これにより、テナント管理者が Teams 対応電話機で HomeScreen と BetterTogether の有効と無効を切り替えることができます。詳細についてはこちら (英語) をご覧ください。

9. 会議室用 Teams 対応電話機が近接ベースの会議参加機能に対応

今回のアップデートにより、会議室用 Teams 対応電話機が、近接ベースの会議参加機能に対応しました。これにより、PC やモバイル デバイスの Microsoft Teams クライアントが、会議室用電話機から発信される BLE ビーコンによってその電話機を検出します。検出された電話機は、デスクトップ版やモバイル版のクライアントの会議参加前画面から簡単に追加することができます。会議に追加した会議室用電話機からは、会議出席依頼を自動で承認することができます。詳細についてはこちら (英語) をご覧ください。

現在、幅広いタイプの通話エンドポイントに対応した Teams 認定デバイスが提供されています。ぜひ Teams マーケットプレースからご購入ください!

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