Windows 向け Office アプリのデザイン変更
機能の詳細
KORI LOOMIS
※ 本 Blog は米国時間 2021 年 6 月 29 日に公開された Visual refresh of Office apps for Windows の日本語抄訳です。
Office Insider の皆様、こんにちは。Office エクスペリエンス チーム プログラム マネージャーの Kori Loomis です。この記事では、Windows 10 と Windows 11 の Office デスクトップ アプリのデザイン変更についてご説明します。今回のデザイン変更により、ユーザーが作業に集中できるように、Office アプリ全体で一貫性のあるシンプルなエクスペリエンスを提供します。
デザイン変更
先週発表 (英語) したように、新たにリリースした Windows 11 OS は、今週より Windows Insider プログラムの Dev チャネル ユーザーの皆様に提供を開始し、新鮮なユーザー エクスペリエンスをお届けします。今回のリリースに合わせて、Office のデザイン変更もリリースします。新しい Windows 11 OS で最大限の効果を発揮するデザインではありますが、Windows 10 をご利用のお客様にも試していただけます。
今回の Office のデザイン変更では、お客様からのフィードバックにお応えして、アプリケーション内やアプリケーション間、特に Windows 上でより自然かつ一貫性のあるエクスペリエンスを提供します。Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Access、Project、Publisher、Visio のすべてのアプリケーションで、Fluent Design (英語) の原則に基づく直観的で一貫性のある親しみやすいユーザー インターフェイスをお届けします。また、Windows 11 のデザインに合わせたことで、PC 上でシームレスな操作感が得られるようになっています。
ご利用方法
今回のデザイン変更は、Beta チャネル ビルドを実行しているすべての Office Insider に自動的に提供されます。メニュー バーの右上にある [近日公開の機能] から簡単にオフにすることができます。Word、Excel、PowerPoint、OneNote では、メガホンのアイコンをクリックして [近日公開の機能] ウィンドウを開き、デザインの変更点の詳細を確認したり、トグル ボタンで新しいインターフェイスと現在のインターフェイスを切り替えたり、設定をすべての Office アプリに適用したりできます。
また、以下の点にご留意ください。
- 「近日公開の機能」は、Access、Project、Publisher、Visio では利用できません。利用できるのは前述の 4 つのアプリ (Word、Excel、PowerPoint、OneNote) で、このいずれかでデザイン変更を有効化すると、これら 4 つのアプリで使用できるようになります。
- 「近日公開の機能」は Outlook にもありますが、デザイン変更のオン/オフを切り替えることはできません。Word、Excel、PowerPoint、OneNote の 4 つのアプリのいずれかでデザイン変更をオンにすると、Outlook でも利用できるようになります。
おすすめのシナリオ
- PowerPoint でプレゼンテーション資料を作成しながら、Word や Excel で必要な情報を参照します。既定の中間色のカラー パレット、カスタマイズ可能なリボン、角丸のデザインは、これら 3 つのアプリで共通している点に注目してください。
- Outlook でプレゼンテーションを共有します。統一感のあるインターフェイスにより、スムーズに作業を進めることができます。
- Word で作成したブログの原稿をチーム メンバーと一緒に校閲します。メニュー バーの右側にカラフルなアイコンが表示され、チーム メンバーが共同編集している箇所をリアルタイムですばやく確認できます。
ヒント
- Office テーマ: Windows テーマが Office にも反映されるようになりました。黒 (ダーク モード)、白、任意の色、ダーク グレーなど、好みの Office テーマで変更されたデザインを体験できます。
- クイック アクセス ツールバー: インターフェイスをシンプルにするために、既定で非表示になりました。再度表示するには、リボンを右クリックするか、[リボンの表示オプション] アイコンをクリックして、[クイック アクセス ツール バーをリボンの上に表示] をクリックします。
既知の問題
- 今回は主に、リボンやドキュメント キャンバスなど、アプリの主要な要素のデザイン変更を行いました。そのため、一部の UI 要素は色やスタイルがまだ統一されていません。バックステージ (ファイル メニューなど) はまだ更新されていません。
- 現時点では、Windows 11 の各アプリのアニメーションにバグがあり、切り替えがスムーズに表示されない可能性があります。
- 背景効果の Mica はまだアプリに追加されていません。今後の更新で提供する予定です。
- [データの種類] と [図形] のプレビュー ギャラリーでは、ダーク グレー テーマの色が反映されないバグがあります。この問題が解決するまでは、ギャラリーを展開してコンテンツを表示してください。
- タイトル バーにドキュメントのタイトルがずれて表示されるバグがあります。
Q&A
クイック アクセス ツールバー (QAT) をカスタマイズしている場合、新しい更新プログラムをインストールしたら、既定で非表示になりますか。
いいえ。カスタマイズした QAT はそのまま残り、既定で表示されます。[元に戻す] や [保存] などの既定コマンドを含む QAT のみが既定で非表示になります。コンテキスト メニューや [リボンの表示オプション] メニューから、QAT を非表示にしたり、表示位置を変更したりできます。QAT のコマンド ラベルも表示と非表示を切り替えることができます。
Windows と Office で同じテーマを使用する必要がありますか。
いいえ。Office と Windows に別々のテーマを設定することも、Office を OS のテーマに合わせることも自由に選択できます。テーマを設定するには、[ファイル]、[アカウント] の順に選択し、[Office テーマ] の矢印をクリックして、任意のテーマを選択するか、[システム設定を使用する] を選択して Office と Windows で同じテーマを使用します。
提供状況
(7/6) 更新: デザインの変更は段階的に行っています。現在は、Windows 11 または Windows 10 でバージョン 2108 ビルド 14301.20004 以降を実行している Beta チャネル ユーザーに提供しています。
(7/2) 更新: 期待していただいている中、デザイン変更の提供が遅れていることをお詫びいたします。来週、この更新を含む新しいビルドをリリースする予定です。
フィードバック
ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。以下のいずれかの方法で、コメントには「#OfficeRefresh」を付けてフィードバックをお送りください。
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