ルノーグループがHoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist を技術者のトレーニングに活用
フロントラインワーカーのデジタルトランスフォーメーションにおいて活用が進む Mixed Reality テクノロジですが、日本国内のみならず、世界中で活用が加速しています。本ブログでは、最新の海外活用事例についてご紹介します。
ルノーグループ(フランス・自動車業界)
世界134か国に展開する自動車メーカーのルノーグループは、顧客満足度の向上と維持を目指し、ルノーアカデミーを通じて、80カ国60,000人以上の従業員に対する商用または技術トレーニングを実施しています。
近年では、電気自動車の開発によって、技術者は、非常に複雑な新しい電気自動車のバッテリーに関する訓練を受ける必要性が高まりました。そこで、HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist よって、効果的で、拡張性があり、リモートで、かつ、完全な安全性を実現するトレーニングを実施しています。
これまでは、技術者がルノーアカデミーの施設に出向いて新しいバッテリーの訓練を受けるか、トレーナーが出向いて研修を実施する必要がありました。これは膨大な旅費が必要となるだけでなく、研修中は車両のバッテリーの修理を待っている顧客への対応が出来ないという観点でもボトルネックとなっていました。
そこでルノーアカデミーでは、HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist を活用し、遠隔でのトレーニングを可能としました。研修生は、アカデミーの施設に出向くことなく、トレーニングを受講でき、HoloLens 2 を装着して自身が見ている映像を、遠隔地にいるトレーナーが確認することができます。
これにより、従来のトレーニングにかかる旅費が年間€300,000 以上削減可能と見積もられており、また、移動を削減することによるCO2の排出が 80% 削減可能となります。
詳細は以下の事例記事・動画(英語)をご確認ください。
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