Posts in Dynamics 365 Remote Assist

Mixed Reality

製造業界: HoloLens 2 と Dynamics 365 Mixed Reality ソリューションを活用し、困難な時代に対処

By Japan Windows Blog

※本ブログは “Manufacturers are mitigating disruptions with HoloLens 2 and Dynamics 365 mixed reality solution” の抄訳です。 ここ数年の困難な状況を振り返ると、どのような企業も突然の変化とは無縁ではいられないことを強く実感します。戦略的な取り組みとして Mixed Reality を導入することは、ビジネスの継続性を確保し、将来の安定性と回復性を確固たるものにするための鍵となります。Microsoft HoloLens 2、Dynamics 365 Remote Assist、Dynamics 365 Guides をはじめとする Mixed Reality ソリューションに関連したマイクロソフトの包括的なエコシステムは、製造業の組織が複雑な状況にうまく対応し、現場担当者の能力を引き出し、新しいカスタマー エクスペリエンスを実現できるよう支援します。 今日、Mixed Reality を導入するメリットは非常に大きく、マイクロソフトの委託により Forrester が実施した Total Economic Impact (TEI)… Read more

Mixed Reality

ルノーグループがHoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist を技術者のトレーニングに活用

By Japan Windows Blog

フロントラインワーカーのデジタルトランスフォーメーションにおいて活用が進む Mixed Reality テクノロジですが、日本国内のみならず、世界中で活用が加速しています。本ブログでは、最新の海外活用事例についてご紹介します。 ルノーグループ(フランス・自動車業界) 世界134か国に展開する自動車メーカーのルノーグループは、顧客満足度の向上と維持を目指し、ルノーアカデミーを通じて、80カ国60,000人以上の従業員に対する商用または技術トレーニングを実施しています。 近年では、電気自動車の開発によって、技術者は、非常に複雑な新しい電気自動車のバッテリーに関する訓練を受ける必要性が高まりました。そこで、HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist よって、効果的で、拡張性があり、リモートで、かつ、完全な安全性を実現するトレーニングを実施しています。 これまでは、技術者がルノーアカデミーの施設に出向いて新しいバッテリーの訓練を受けるか、トレーナーが出向いて研修を実施する必要がありました。これは膨大な旅費が必要となるだけでなく、研修中は車両のバッテリーの修理を待っている顧客への対応が出来ないという観点でもボトルネックとなっていました。 そこでルノーアカデミーでは、HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist を活用し、遠隔でのトレーニングを可能としました。研修生は、アカデミーの施設に出向くことなく、トレーニングを受講でき、HoloLens 2 を装着して自身が見ている映像を、遠隔地にいるトレーナーが確認することができます。 これにより、従来のトレーニングにかかる旅費が年間€300,000 以上削減可能と見積もられており、また、移動を削減することによるCO2の排出が 80% 削減可能となります。 詳細は以下の事例記事・動画(英語)をご確認ください。 Microsoft Customer Story-Renault optimizes training for its technicians with HoloLens… Read more

創薬研究
Mixed Reality

武田薬品工業における HoloLens 2 と Dynamics 365 Mixed Reality アプリケーションを活用した CMC 研究の DX

By Japan Windows Blog

本ブログでは、先日オンライン開催された Microsoft Japan Digital Days のセッション「製薬企業における HoloLens 2 と Dynamics 365 Mixed Reality アプリケーションの活用事例の紹介と今後の展望」にて発表された、武田薬品工業株式会社の Mixed Reality(MR、複合現実)を活用した取組みをご紹介します。 世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献するために存在することを企業理念に掲げ、革新的な医薬品を創出し続けることを目指す武田薬品工業。グローバル研究開発拠点の一つとして湘南ヘルスイノベーションパークに位置する武田湘南(R&D)では、研究開発プロセスの初期である創薬ターゲットの探索、候補化合物の評価・選定から製造法開発や製剤化までの非臨床~CMC研究(CMC: Chemistry, Manufacturing and Control)に取り組んでいます。 特に、ファーマシューティカル サイエンス部門では、創薬研究で見出された薬のタネを実際の医薬品として開発すべく、製造プロセスの開発、製剤化、品質設計、分析法の開発などの業務を担っています。 製薬業界では、コロナ禍において、ラボにおける実験業務の継続性や、製造法や分析法の技術移管を行う際に現地を訪問してスタッフのトレーニングや指導を行うことが困難になったり、海外とのコミュニケーションが難しくなったりするなど、これまでオンサイトでFace to Faceで実施していた業務を、どのように継続させるかが課題となっています。そこで武田薬品工業では、デジタルツールの導入によって、これらの課題を解決する取組を進めており、とくに Microsoft HoloLens 2 と Dynamics 365 Mixed Reality アプリケーションを導入することで、「ラボでの実験操作のサポート(ヒト、参照、記録)」、「遠隔地とのリアルコミュニケーション」、「機器のリモートメンテナンス」の3点に取り組んでいます。 ラボでの実験操作のサポート ラボで実験操作を行う際に、研究者が HoloLens 2 を装着することで、物理空間上に実験ノートや実験プロトコルを仮想的に表示し、必要な情報を閲覧しながら実験を行うことができます。また、ボイスコマンドによって、実験ノートへの記録をハンズフリーで行うことが可能となります。… Read more

Mixed Reality

最前線の現場をサポートする遠隔支援ソリューション 6カ月無償提供のご案内

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日本マイクロソフト株式会社では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応に尽力されているお客様向けに、最前線の現場で働く方々(ファーストラインワーカー)をサポートする遠隔支援ソリューション「Dynamics 365 Remote Assist」の6か月無償提供を実施しています。また、医療機関のお客様向けには、Remote Assist を最大限に活用いただくために、Mixed Reality デバイス「Microsoft HoloLens(第一世代)」についても無償レンタルを実施しています。   Dynamics 365 Remote Assist を活用した遠隔支援ソリューション Dynamics 365 Remote Assist は、Microsoft Teams と連携し、現場にいる作業者と遠隔地にいる複数のエキスパートをビデオ通話でつなぐことができます。つまり、現場の作業者の視点の映像を、遠隔地にいるエキスパートにリアルタイムで共有することができるソリューションです。これにより、エキスパートは現場に行くこと無く現場の状況を把握でき、現場の課題をより迅速に解決することが可能となります。   たとえば、医療従事者や現場で重要な機器の保守を担当している技術者は、HoloLens や Android/iOS デバイスから Remote Assist を使用して、目の前の状況を遠隔地にいるエキスパートとリアルタイムで共有できます。 また、製造業や、プラント、インフラ、エネルギー業界等、止められない現場をお持ちの全てのお客様において、現場の状況をリアルタイムで遠隔地にいる作業員に共有することで、現場に出向く従業員の数を最小限に抑え、出張を行うことなく国内外の現場の状況をリアルタイムで把握し指示を出すことが可能となります。   全てのお客様向けのご支援 COVID-19 の影響を受ける全てのお客様向けに、以下の無償ライセンスを提供しています。 Dynamics 365 Remote Assist の6か月無償提供… Read more

Mixed Reality

【Mixed Reality × Tech Summit 2018】トヨタ自動車様、 JR東日本様における Mixed Reality / HoloLens を活用した取組みを発表

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日本マイクロソフトは、本日より、企業や組織の IT 導入運用にかかわるエンジニアおよび意思決定を行う方を対象に技術カンファレンス Tech Summit 2018 を開催しています。 本日の基調講演に登壇した、マイクロソフト コーポレーション 最高経営責任者のサティア ナデラから、Mixed Reality を活用したトヨタ自動車株式会社様と東日本旅客鉄道株式会社様(以下JR東日本)の取り組みが発表されましたので、本ブログでご紹介します。 マイクロソフト コーポレーション 最高経営責任者 サティア ナデラ   トヨタ自動車様における Mixed Reality / HoloLens の活用 トヨタ自動車様では、Mixed Reality / HoloLens を活用した複数の取組み検討が進められており、中でも今回は、「塗装の膜厚検査での活用」および、「試作工場の設備移設での活用」が紹介されました。 塗装の膜厚検査での活用 トヨタ自動車様では、完成車に綺麗に塗装するために、試作車で塗装のチューニングを実施し、ムラなく均一の膜厚がとれているかどうかをチェックされています。従来の膜厚検査では、クルマの曲面に合わせた型紙をつくって、一定間隔で穴を開け、そこに測定器をあてて測定し、そのデータに基づいて塗装設備を調整されます。トヨタは車のバリエーションが多く、型紙をつくるのに非常に多くの手間と時間が必要となります。そこで Microsoft HoloLens を使って、試作車にバーチャルの測定点を重ねて表示し、その点に測定器を当てて測ることにより劇的な作業の効率化と時間短縮が可能となりました。 ■これまでの手法 ■Microsoft HoloLens を用いた手法 工場の設備移設での活用 もうひとつの取り組みとして、工場の設備移設での活用があります。今回その一例として、トヨタ自動車東日本株式会社様の東富士工場における大型レーザー溶接機の設備入れ替えのシミュレーションがあげられます。Microsoft… Read more