2022年10月20日 2:30 AM

Microsoft Ignite 2022: Microsoft Viva のイノベーションとロードマップ

※ 本ブログは、米国時間 10/12 に公開された “Microsoft Ignite 2022: Innovations and roadmap for Microsoft Viva” の抄訳です。

本日、Microsoft Ignite が開幕しました。2022 年 10 月 13 日 (木) 午前 12:00 (太平洋時間) からの Ignite のセッション「Microsoft Viva: 新しいデジタル従業員エクスペリエンスを実現するための最新イノベーションとロードマップ (英語)」をぜひご覧ください。私とマイクロソフト コーポレート バイス プレジデントの Kirk Gregersen が、従業員を支援して活気付ける Microsoft Viva の新機能と今後リリース予定の機能についてお話しします。なお、このセッションはカンファレンスの終了後にオンデマンドで視聴できるようになる予定です。

以下に、製品に関する最新情報をご紹介します。

つながり: すべての従業員に情報を提供し、帰属意識や士気を高める

今回、Microsoft Viva コネクションの 5 つの新機能を発表します。

  • 現場担当者向けに Viva コネクションを Microsoft Teams にあらかじめピン留め: 現場担当者がサポートを実感し、ログインしてすぐに提供された情報を確認できます。
  • Teams Viva コネクション アプリから直接インラインでセットアップ: 管理者のセットアップ作業を最小限に抑えると共に、オペレーターの編集エクスペリエンスが合理化されます。
  • Viva コネクションに Viva ラーニングと Viva トピックのカードを統合: 従業員に今後のトレーニングや利用可能なトレーニングを認識させ、Viva トピックのエキスパートになることを奨励できます。
  • Viva エンゲージと Yammer のコンテンツをフィードに追加: ストーリーライン、称賛、Q&A など、Viva エンゲージや Yammer の関連情報を表示することで、従業員にリッチなコンテンツを提供できます。
  • ダッシュボード カードを提案: SharePoint ストアの関連ダッシュボード カードを Viva コネクションのユーザーにお勧めします。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva コネクションに関するブログ記事 (英語) をご覧ください。

先日、デジタル コミュニティ、オンライン イベント、リッチな会話ツールなどによって従業員をつなぐ Microsoft Viva エンゲージの一般提供開始を発表しました。そして本日、ストーリーラインの一般提供が開始されました。これにより、社内のすべてのユーザーが、リンク、ファイル、写真、動画を含むリッチな投稿を作成し、他の従業員と最新情報や意見を共有できるようになります。これらの投稿はユーザーのストーリーライン (英語) に表示され、他のユーザーは Viva エンゲージ、Outlook、Yammer、Teams の Viva コネクション フィードで閲覧できます。現在プレビュー中のストーリーを使用すれば、ストーリーラインでの共有方法がさらにリッチなものになり、使い慣れたエクスペリエンスで短い動画や写真のコレクションを作成できます。チームが離れた場所、場合によっては時差もある場所で働くことが多い今日でも、ストーリーラインとストーリーによってチームメイトや同僚との個人的なつながりを強化できます。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva エンゲージに関するブログ記事 (英語) をご覧ください。

インサイト: 実用的なインサイトによって生産性とウェルビーイングを向上させる

今期、Microsoft Viva インサイトの生産性とウェルビーイングに関する複数の新しいエクスペリエンスが Microsoft Teams にロールアウトされます。議題を提示する、最後に明確な次のステップを決めるなど、会議の効果的な習慣を促進するために、会議の開催者向けのデータに基づく推奨事項を導入します。このデータは、会議の効果に関するアンケートの集計結果を反映したものです。これらの推奨事項は、一部の Teams 会議の終了時に表示され、会議がうまくいった要因や改善できる点に関するフィードバックを収集します。また、非リアルタイムのコラボレーションについても健康的な習慣を促進するために、Teams チャットでのスケジュール送信の提案が導入されました。これは、ユーザーが勤務時間後に 1 対 1 のチャット メッセージを作成する場合に表示され、受信者の勤務時間の開始時刻にメッセージの配信をスケジュールすることを推奨し、プライベートの時間が中断されないようにします。また、フォーカス モードの新しいエクスペリエンスでは、あらかじめ設定されたフォーカス時間を短く分割し、短時間の休憩を挟むことで、従業員が勤務時間中に重要なプロジェクトを進めることができるようにします。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva インサイトに関するブログ記事 (英語) をご覧ください。

目的意識: チームや組織の目標に合わせて従業員の業務を調整する

本日、仕事の流れの中に目的意識と OKR (目標と主要な成果) を組み込む Microsoft Viva Goals の新しいサードパーティ統合を発表します。本日より、Slack および Google スプレッドシートとの統合の提供が開始され、近日中にはオンプレミス版 Jira との統合もリリースされます。Slack との統合により、ユーザーは Slack から直接、通知やリマインダーを受信し、OKR のチェックインを行うことができます。また、Google スプレッドシートとのデータ統合により、OKR のチェックインを Google スプレッドシートのセルに同期して、進捗状況をリアルタイムで更新できます。Jira Software Server と Jira Data Center のオンプレミス版 Jira との統合により、Jira のリンクされたユーザー ストーリー、プロジェクト、チケットに対する更新がすべて、Viva Goals の OKR の進捗で自動的に追跡されます。また、ファーストパーティのマイクロソフト製ツールの新しい統合もリリースされます。Microsoft Teams との統合の強化により、OKR アクティビティの通知やパーソナライズされた OKR ガイダンスが提供されるほか、新たに Azure DevOpsAzure Data ExplorerPower BIMicrosoft PlannerMicrosoft Project との統合も提供される予定です。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva Goals に関するブログ記事 (英語) および Ignite のセッション「Viva Goals: OKR 実践ガイド (英語)」をご覧ください。

成長の機会: 従業員の学習、成長、成功を支援する

本日、Microsoft Viva ラーニングの複数の新機能を発表します。

  • ラーニング パス (現在プライベート プレビュー中): Viva ラーニングから直接、連続する学習コースのグループを作成できます。
  • 学習コレクション (現在プライベート プレビュー中): 個々のユーザーが自分の関心事項や学習目標に沿った学習コンテンツの個人用コレクションを作成できます。
  • Viva ラーニングのアクセス許可 (現在プライベート プレビュー中): 管理者やナレッジ マネージャーが社内の学習コンテンツやリソースへのアクセス許可を設定し、ユーザーが利用を許可されたコンテンツのみを閲覧できるようにします。
  • Viva ラーニング モバイル アプリの更新: 割り当てられたトレーニングや推奨されたトレーニングの通知、アプリ内で直接コンテンツを利用する機能、接続済みの学習プロバイダーのカタログの検索およびフィルタリング機能の強化などが追加されました。

さらに、Viva ラーニングと SAP SuccessFactors の統合が強化されました。シングル サインオン (SSO) により、SAP SuccessFactors でホストされているコンテンツにサインイン不要でアクセスできます。アプリ内再生により、SAP SuccessFactors でホストされているコンテンツを Viva ラーニング アプリで直接利用できます。アクセス許可の継承により、SAP SuccessFactors と同じユーザー アクセス許可を Viva ラーニングに適用できます。さらに、ラーニング パスの継承により、SAP SuccessFactors で設定したプログラムを Viva ラーニングでラーニング パスとして表示できます。また、Viva ラーニングを見つけやすいように、割り当てられた学習コンテンツが Viva コネクションのホーム ダッシュボードに表示されるようになりました。近日中には、毎日のブリーフィング メールでも割り当てられた学習コンテンツを確認できるようになります。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva ラーニングに関するブログ記事 (英語) および Ignite の Viva ラーニングに関するオンデマンド動画 (英語) をご覧ください。また、マイクロソフト社内の従業員エクスペリエンスの取り組みに関するブログ シリーズの第 5 回目 (英語) では、マイクロソフトの各チームによる Viva ラーニングの活用方法をご紹介します。

本日より提供が開始される Microsoft Viva トピックでは、フランス語、ドイツ語、スペイン語のコンテンツのインデックス作成がサポートされ、2022 年 11 月にはイタリア語とポルトガル語にも対応する予定です。2023 年 1 月より、Viva トピックは Microsoft Viva の Answers と連動して、関連するユーザーの検索、質問と回答のルーティング、回答の自動化を提供する予定です。トピックの作成者は、バッジ アイコンと閲覧数により、作成したトピックの影響力が高まっていることを確認できます。さらに、2023 年初めには導入指標ダッシュボードをリリースします。この新しいツールを使用して、ナレッジ マネージャーや管理者は社内の進捗状況を把握できます。また、チーム メンバーがナレッジや専門知識にすばやくアクセスできるように、Viva トピックの新しいエクスペリエンス (Viva コネクションやデスクトップ版 Outlook のトピック カードなど) をリリースするほか、今後数か月以内には知識を共有するユーザー向けの他の機能のリリースも予定しています。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva トピックに関するブログ記事 (英語) をご覧ください。

社内全体への展開を簡素化する

Microsoft 365 管理センターの新しい Viva 管理エクスペリエンスでは、IT 担当者が展開と管理を一元化できるように、すべての Viva アプリが表形式で表示されます。また、ライセンスの管理、構成のステータス表示、ロールの割り当てにより、社内全体の展開を簡素化できます。

>> 上記の発表の詳細については、Ignite の Viva に関する IT 管理者向けブログ記事 (英語) をご覧ください。

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