Windows 365 Boot と Switch の新機能がパブリックプレビューに

※ 本ブログは、米国時間 1/11 に公開された “New Windows 365 Boot and Switch features in public preview” の抄訳です。

Windows 365 Boot と Windows 365 Switch の新機能を発表できることを嬉しく思います。

新機能の紹介に入る前に、現在の機能についておさらいします:

Windows 365 Boot　Windows 11、バージョン 22H2 または 23H2 の PC で、デバイス上のプライマリ Windows エクスペリエンスとして Windows 365 クラウド PC に直接ログインすることができます。デバイスの電源をオンにすると、Windows 365 Boot によって Windows 11 へのログイン画面が表示されます。ログイン後、追加のステップなしで Windows 365 クラウド PC に直接接続されます。これは、固有のユーザー ID でログインすることで、個人の安全なクラウド PC に接続できる、共有デバイスのための素晴らしいソリューションとなります。

Windows 365 Switch　Windows 365 クラウド PC とローカルのデスクトップとの間を、マウス クリックやスワイプ ジェスチャー、使い慣れたキーボード コマンドを使用して簡単に移動できる機能を提供します。Windows 365 Switch は、Windows 11 内からタスク ビュー機能を介してシームレスなエクスペリエンスを可能にします。エンドポイントで Windows 365 が必要になる場合に、その後、関連するすべての要素がタスクビュー機能内に自動的に表示されるようになります。

さて、それでは改良された新機能のご紹介をしましょう。

技術的な要件

Microsoft Intune を使って Windows 365 Boot コンポーネントを Windows 11 エンドポイントにプッシュする要件は以下の通りです:

必要条件

• Windows 11ベースのエンドポイント (Windows 11 Pro および Enterprise)
• Microsoft Intune 管理者の権限
• Windows 365 クラウド PC ライセンス。クラウド PC の作成方法については、プロビジョニングポリシーの作成を参照してください。
• Windows Insider Dev Channel に登録し、Windows 11 Insider Preview Build 23601 以上を実行していること (手順は以下を参照)

新しいアップデートを利用するには、Windows Insider Dev Channel に登録する必要があります。その方法は以下の通りです:

1. 設定から、Windows Update > Windows Insider Program に移動します。[開始] を選択し、登録プロセスを開始します。
2. Microsoft アカウントでサインインします。
3. Dev Channel を選択して Continueします。

4. デバイスを再起動して登録を完了します。
5. Windows Update の設定ページから、更新プログラムの確認を選択します。最新の Windows アップデートがすべてインストールされるまで、[すべてインストール] を選択します。

Intune を使用して、エンドポイントを Windows Insider Program に横断的に展開することもできます。このとき、Windows アップデートのプレリリース・ビルドを有効にし、プレリリース・チャネルとして Dev Channel を選択する必要があります。

Windows Insider Program のドキュメントをご参照ください。

Windows 365 Boot 専用モード

現在パブリックプレビュー中の Windows 365 Boot の新しい「専用モード」を開始してみましょう。この機能により、指定した会社所有のデバイスから Windows 365 クラウド PC にログインできるようになります。Windows Hello for Business などのパスワードレス認証方式で、Windows 11 のログイン画面から Windows 365 クラウド PC にシームレスにログインできるようになります。

新しい専用モードでは、ログインするプロファイルを簡単に切り替え、ユーザー名とパスワードをパーソナライズし、ロック画面とログイン画面に画像を表示し、ユーザー名を記憶させるなど、すばやいアカウント切り替え体験も提供されます。

Windows 365 boot 専用モードのためのMicrosoft Intune の新しい連携機能

Microsoft Intune 経由で Windows 365 Boot 専用モードを有効にすることができます。Windows 365 Boot に Windows Hello サポートを追加する新しい設定オプションを追加しました。

Intune ガイドフローのシナリオから Windows 365 Boot にアクセスできます。[Devices]>[Windows 365] に移動し、[Windows 365 Guides] で [Windows 365 Boot] または [Windows 365 Boot – Public preview] を選択します。

Microsoft Intune の新しい連携機能

共有モードでは、組織は Intune を使ってログインページをカスタマイズし、企業ブランディングを立てることができます。

Microsoft Intuneでカスタマイズされた会社のロゴと名前のブランディングを有効にするには、[Home]> [Devices]>[Windows 365 Boot] に移動し、[Settings] メニューの [Personalization] を探します。

Windows 365 BootのFail Fast（フェイルファスト機構

クラウド PC へのサインイン プロセスが完了するまで、ネットワークの問題や セットアップの不備が原因で Windows 365 の起動が失敗したかどうかを確認するために待つ必要はもうありません。新しいスマート ロジックは、ネットワークの問題を解決したり、アプリのセットアップを完了したりするようユーザーに積極的に通知するため、クラウド PC へのスムーズなログインが可能になります。

Windows 365 Boot でローカル PC の設定を管理

この機能により、Windows 365 Boot のクラウド PC から直接、ローカル PC のサウンド、ディスプレイ、その他のデバイス固有の設定にアクセスし、管理することが容易になりました。

Windows 365 Switch の切断エクスペリエンスを改善

Windows 365 Switch の新機能として、ローカル PC からクラウド PC を直接切断できるようになりました。これは、[ローカル PC] > [タスクビュー] に移動し、[クラウド PC] ボタンを右クリックして [切断] を選択することで実行できます。また、クラウド PC の [スタート] メニューに、切断オプションとサインアウトオプションを表示するツールヒントが追加され、これらの機能を区別できるようになりました。

デスクトップ・インジケータが、Windows 365 Switch のクラウド PC とローカル PC を識別

この機能により、それぞれの PC を切り替えると、デスクトップ・インジケータに「クラウド PC」と「ローカル PC」の文字が表示されるようになります。

Windows 365 Switchでの、クラウド PCへの切替えの接続中のUXを改善

接続画面での待ち時間に、クラウド PC の接続状況と接続タイムアウトのインジケータに関する更新が表示されるようになりました。エラーが発生した場合は、エラー画面の新しいコピーボタンを使用して相関 ID をコピーし、迅速に解決できます。

フィードバック

Win + F キーを押すか、タスクビューからデスクトップ環境 > クラウド PC に切り替えるを選択して、フィードバックハブを通じて、フィードバックをお寄せください。

Windows in the Cloud の詳細

新機能のお披露目に関する新しいエピソードにご登録ください: Windows 365 Boot for dedicated devices and more on February 14, 2024, 08:00 AM – 09:00 AM Pacific Time.また、Windows 365 Enterprise の新機能もご覧ください。

ご質問や製品エンジニアからのティプス

Windows in the Cloud の開催中はいつでも質問をご投稿いただけます。また、Tech Community で毎月開催される Windows 365 Ask Microsoft Anything (AMA) イベントにもご参加いただけます。

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