Microsoft 365 Lighthouse でエンドポイント分析による分析情報を活用
※ 本ブログは、米国時間 2023/6/28に公開された “Endpoint Analytics insights now available in Microsoft 365 Lighthouse” の抄訳です。
Microsoft 365 Lighthouse でエンドポイント分析による分析情報を活用
セキュリティ脅威が増加の一途をたどるなかで、中小企業向けマルチテナント管理の世界では、顧客のデバイスとアプリの状態を把握することが不可欠になっています。従来のように、エンド ユーザーからの問題報告後に、各テナントをチェックしていくのは、手間がかかり効果もありません。それでは IT 技術者がサービスの必要性を認識するまで、顧客は危険にさらされてしまいます。
この問題に正面から取り組むため、今回 Microsoft 365 Lighthouse にエンドポイント分析を導入しました。これは、Microsoft Intune をセットアップして構成し、Microsoft 365 Lighthouse デバイス正常性監視ポリシーを有効にした、すべてのテナントに適用されます。Microsoft 365 Lighthouse では Intune 経由でエンドポイント分析を使用するため、管理対象テナント内でユーザーのデバイスとアプリの正常性を予防的に改善できます。
マルチテナントのビューで分析情報が得られる
従来のデバイス/アプリ管理ソリューションでは、サービス IT 技術者は、もっぱら個々のテナント データに基づいて、差し迫ったニーズを判断しなければなりませんでした。しかし、何が必要かを探り出すのは容易ではありません。
エンドポイント分析があれば、Lighthouse の [デバイスの正常性] ビューと [アプリのパフォーマンス] ビューから、全テナントの分析情報をマルチテナント レンズで確認できます。これは、顧客のテナント全体で発生している問題を特定し、予防的な対策をとるために役立ちます。
テナント別の詳細な分析情報
Microsoft 365 Lighthouse では、そのマルチテナント設計により、特に差し迫った問題があるテナントに簡単にドリルダウンできるようになっています。ドリルダウン分析情報は、テナント内の各デバイスまたはアプリが持つリスクや状態に関する、さらに詳細な情報です。顧客のテナントの状態をすばやく確認できるように、これらの詳細情報はドリルダウン ページの上部に要約されて表示されます。
こうした分析情報が得られる以前は、ブルー スクリーンが発生しているデバイスが最も多いテナントを特定するには、個々のテナントの全デバイスを調べる必要がありました。デバイスの正常性分析情報ページでは、集約されたビューによって、全テナントで最近生じたブルー スクリーンをサービス IT 技術者が簡単に確認できます。このページには、どのテナントで最も多くブルー スクリーンが生じているかが示されます。サービス IT 技術者は、テナント内の各デバイスについて完全な正常性情報が表示される、ドリルダウンされたテナント ページを選択できます。サービス IT 技術者はこのビューを通じて、最も頻繁にブルー スクリーンになっているデバイス、そのデバイスのモデル、製造元、最終更新時間、その他の重要なデータ ポイントを確認できます。それによって、望ましくない状態にあるテナントを是正する適切な方法を特定します。これをすべて、個々のテナントにログインして調査することなく、Endpoint Analytics の分析情報に基づいて処理することができます。
今すぐ始めましょう
エンドポイント分析による分析情報機能を導入して、豊富なデータを活用してみませんか。Microsoft 365 Lighthouse で利用するデータが増えていくことで、デバイスやアプリについて得られる分析情報が充実し、可視性が向上します。最初に、デバイス正常性監視ポリシーが準拠していることを確認します。非準拠の場合は、テナントのデプロイ プランに基づいて、[デバイス登録のセットアップ] でポリシーを展開します。詳細については、エンドポイント分析ドキュメント | Microsoft Learn をご覧ください。
エンドポイント分析の詳細:
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