2024年3月29日 1:30 PM

Microsoft 365 Lighthouse ですべてのテナントのユーザーを管理

※ 本ブログは、米国時間 2023/12/5 に公開された “Manage users across all your tenants using Microsoft 365 Lighthouse” の抄訳です。

新しいユーザー メトリクス レポートにより、全テナントの主要なユーザー情報を一箇所で確認

複数の顧客テナントを管理するマネージド サービス プロバイダー (MSP) は、すべての顧客テナントのユーザーを追跡する必要があります。たとえば、各テナントのユーザー数、それに対応するライセンス数、そのうち有効なライセンス数を確認することは重要です。またこれらのユーザーについて、高度な特権を持つ管理者がどれだけいるか、社内リソースにアクセスできるゲスト ユーザーがどれだけいるかなどの詳細を知ることも重要です。こうしたメトリクスによって、監査を維持し、適切なハイジーンを確保し、セキュリティ リスクを防御することが容易になります。パートナーは現在、このような情報を得るには複数のポータルとツールを切り替える必要がありますが、Microsoft 365 Lighthouse では、より効率的に情報を取得できるようになっています。

ユーザー インベントリの概観

Lighthouse のユーザー メトリクス レポートは、全顧客テナントのユーザー インベントリの概要を 1 つのビューで示します。ユーザーの合計数、ライセンスが付与されているユーザー数、グローバルな管理ユーザー数、ゲスト ユーザー数、非アクティブなユーザー数、さらに各テナントでブロックされていない共有メールボックス数などを確認できます。データのフィルター、並べ替え、またはエクスポートによって、詳細な分析やレポートが可能です。さらにそのレポートからテナントを選択すると、Microsoft 365 管理センターのユーザー ページが開き、全ユーザーを表示して管理できます。

Lighthouse のユーザー メトリクス レポート

Lighthouse のユーザー メトリクス レポート

ユーザー メトリクス レポートの使用方法

Lighthouse のユーザー メトリクス レポートは、分析情報を取得し、ユーザー インベントリに対して必要な処置をとるために役立ちます。ユーザー メトリクス レポートでは、たとえば以下のことが可能です。

  1. 各テナントのグローバル管理者数を制限して、昇格されたアクセス権に関連するリスクを軽減します。
  2. 自社のリソースへのアクセスを必要としなくなったゲスト ユーザーのアクセス権を取り消します。
  3. 非アクティブなユーザー アカウントの使用されていないライセンスをクリーンアップし、回収することで、顧客のコストを削減します。Microsoft 365 Lighthouse で非アクティブなユーザーをクリーンアップする方法はこちら
  4. 共有メールボックスはサイバー攻撃のターゲットになりやすいため、直接サインインできないようにメールボックスのアカウントをブロックします。
  5. ユーザーがデプロイ プランに準拠するようにして、顧客の正常性、生産性、セキュリティを最大にします。Microsoft 365 Lighthouse のベースラインとデプロイ プランの詳細はこちら

ユーザー メトリクス レポートによって、管理対象の各テナントのユーザーに関する重要な情報について、従来にない可視性が得られます。ユーザー アカウントに関連する脅威の確認と軽減が簡単になります。まだ Lighthouse を導入していない場合は、今すぐ無料で登録できます。すでに Lighthouse を導入している場合は、ユーザー メトリクス レポートを確認して、ユーザー インベントリを最適化してください。

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