Windows Appが主要プラットフォームで利用可能に
※ 本ブログは、米国時間 2024/9/19 に公開された “Windows App now available on all major platforms” の抄訳です。
2024年9月19日 編集部注 – この記事のスクリーンショットは、現在一般的に利用可能なWindows Appのエクスペリエンスを示すために更新されました。また、Google PlayとApple App StoreのWindows Appへのリンクを更新しています。
本日、9月19日より、Windows App の Windows、macOS、iOS、iPadOS、Web ブラウザ向けの一般提供を開始しました。Android 向けにはパブリックプレビュー版が提供されます。この統合型アプリは、Windows 365、Azure Virtual Desktop、Remote Desktop、Remote Desktop Services、Microsoft Dev Box といったさまざまな Windows 環境に接続するためのセキュアな入り口として機能します。
Windows Appを利用することで、どのデバイスからでもWindowsエクスペリエンスに簡単に接続できる、統一感のあるエクスペリエンスをお楽しみいただけます。カスタマイズ可能なホーム画面、マルチモニターのサポート、USBリダイレクトなどの機能により、生産性を高めることができます。Windows Appは、シームレスで堅牢な接続を保証し、いつでもどこからでも効率的な作業を可能にする、多要素認証を含む高度なセキュリティ機能も提供します。
Windows App:Windowsへの統合された入り口
Windows App は、すべてのデバイスに一貫した信頼性の高いエクスペリエンスを提供し、どこからでも安全にアクセスできます。Windows 365、Azure Virtual Desktop、Remote Desktop、Remote Desktop Services、Microsoft Dev Boxへの接続が必要な場合に、Windows Appはプロセスを簡素化し、シンプルで直感的なアプリケーションから、これらのリソースを管理、利用できるようになります。IT管理者に対しても、エンドユーザーに対しても、Windows Appは高い価値を提供します。IT管理者は強化されたセキュリティと合理化された管理に、エンドユーザーは個人のワークフローに合わせてエクスペリエンスをカスタマイズできることに価値を感じるでしょう。Windows Appのその他の利点は以下のとおりです:
- 統一感のあるアクセス:クラウドPC、仮想デスクトップ、ローカルPCなど、複数のWindowsサービスをシンプルで、スリム化されたインターフェイスで管理、アクセスできます。
- エクスペリエンスはカスタマイズが可能:カスタマイズ可能なホーム画面、マルチモニタのサポート、動的なディスプレイ解像度により、利用者に合わせてインターフェイスをパーソナライズできます。
- エクスペリエンスの向上:デバイスのリダイレクト、Microsoft Teamsの最適化、アカウントの簡単な切り替えなど、効率的なリモートワークを実現する機能をお楽しみいただけます。
「私たちは、プライベート プレビューとパブリック プレビューを通じてWindows Appを使用してきました。そして、私たちが必要とする機能を実装していただくために、機能強化の提案を提出する機会を得られました。どのデバイスからでもシームレスにアクセスでき、エンドユーザーのエクスペリエンスが大幅に向上しました。” — EUCアーキテクト、リー・オコナー氏— ヨークシャー・ウォーター・サービス社、EUCアーキテクト、リー・オコナー氏 |
Windows Appの詳細についてはこちらのショート ビデオをご覧ください:
Windowsアプリの新機能
Windows Appの一般提供にあたっては、Windowsリソースへのアクセスと管理がさらにシームレスになるように設計された機能強化が施されています。これらのアップデートは、すべての主要なプラットフォームでのエクスペリエンスに新機能と改善をもたらします:
- デバイスとアプリのアクション:サポート対象のソリューションと連携するさまざまなアクションにより、デバイス管理を簡素化します。
- Windows 365 Frontline クラウドPC サポート:シフト勤務のような特定の利用ケースの拡張にご利用いただけます。
- アプリ内でのフィードバック機能:Windows 365とAzure Virtual Desktopのユーザーは、アプリ内から簡単にフィードバックができます。
- Microsoft Entra IDのアカウント切り替え:iOSおよびmacOSユーザーは、Microsoft Entraアカウントを使用する際に、簡単にアカウントを切り替えることができます。
- Remote Desktop Protocol (リモート デスクトップ プロトコル、 RDP)ショートパスの中継:リモートセッションの接続性とパフォーマンスが向上します。詳しくは、パブリックネットワーク向けの中継RDP Shortpathが利用可能になりましたをご覧ください。
これらのアップデートにより、Windows AppはWindows環境を管理するためのより使いやすいツールとなりました。デスクトップでもモバイルデバイスでも、これらの機能は有益になることを願っています。
Windows Appは、接続されたクラウドPC、仮想デスクトップ、ローカルPCを単一の合理化されたインターフェイスから管理するのに役立ちます。
「新しいWindows Appは、新たに加わった社員が業務に慣れるまでの時間を大幅に短縮でき、IT担当者の管理作業を軽減します。仮想化されたワークプレイスとアプリはすべて、使い慣れた一元化された場所で見つけることができます。”— KRONES AG、ワークプレイスデザイン責任者、Roman Kleyn氏 |
“クロスプラットフォームで利用可能な新しいWindows Appは、全従業員のエンドユーザー エクスペリエンスを統一し、オフィスでも、自宅でも、出張中でも、必要な仮想化環境をすぐに利用できるようにします”とKleyn氏は付け加えます。
さらにKleyn氏は、次のように結んでいます。“Krones社は、Windowsの新しいアプリケーションが利用可能になった初日に、すぐに最初のテストユーザーの評価とオンボーディングを開始しました。企業全体に広く展開することは、私たちにとって当然のことでした。当初から、新しい統一されたエクスペリエンスが仮想化環境におけるエンドユーザーエクスペリエンスの新たな基準となるだろうと、私たちは確信していました。”
変化のための計画:新しいWindows Appへの移行
今回の一般提供開始により、Windows、macOS、iOS、iPadOS、およびWeb用のリモート デスクトップ クライアントのユーザーは、Windows Appに移行することになります。
Windows Appは、各クライアントプラットフォームの適切なストアから入手できるようになり、更新プロセスもよりスムーズになります。Windows Appへの移行にあたっては、IT管理者の方は、Windows Appのクイックスタート資料を使用して、社内プロセスを更新し、ユーザーやヘルプデスクチーム向けのガイダンスを作成することをお勧めします。ユーザーをWindows Appに移行させたい場合は、管理者向けのWindows Appドキュメントを参照してください。
詳細についてはWindows Appとは?をご覧ください。
Windows Appのダウンロード先
Windowsデバイスをお持ちの方は、Microsoft StoreからWindows Appを簡単にダウンロードできます。また、ご希望であれば、Webブラウザから直接Windows Appにアクセスすることもできますので、この場合はソフトウェアをインストールすることなくシームレスに接続できます。
Windows Appは、Apple App Store(macOSおよびiOS用)またはGoogle Play(Android用)からダウンロードすることもできます。各プラットフォームのサポートについては、プラットフォームとデバイス間でWindows Appの機能を比較するをご覧ください。
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