Copilot in Excel でできること (パート 4)
本ブログは、米国時間 2024/9/9 に公開された “See what’s possible with Copilot in Excel (part 4)” の抄訳です。
今週の Copilot in Excel シリーズでは、Copilot in Excel を活用してさまざまな種類のデータを希望どおりの書式や場所に変換する方法を紹介します。日々の投稿では、データ処理に関する幅広いトピックを取り上げています。Copilot でデータの処理や操作をシームレスに行い、思いどおりの出力を得ることができるようお役立てください。
- 9 月 3 日 (火) – Copilot in Excel で 1 つの列を複数に変換する
- 9 月 4 日 (水) – Copilot in Excel で時刻値を他のタイムゾーンに変換する
- 9 月 5 日 (木) – Copilot in Excel でテキストを数値に変換する
- 9 月 6 日 (金) – Copilot in Excel でアンケートの回答を総合スコアに変換する
これらの記事は毎週 Tech Community フォーラム (英語) のリストに追加されます。また、こちらのページ (英語) から Copilot シリーズの他の記事もご確認いただけます。
来週のシリーズにもご期待ください。
Copilot in Excel で 1 つの列を複数に変換する
本ブログは、米国時間 2024/9/3 に公開された “Using Copilot for Excel to convert one column to several” の抄訳です。
この数週間、Copilot in Excel でできることを紹介するブログ シリーズ (英語) をお届けしてきました。今週もさらに Copilot の活用例を紹介していきます。今回の例では、近々開催する会社での持ち寄りパーティーに関するアンケート結果を用います。これまでに収集したデータは以下のとおりです。
各料理を何人の人が持ってくるかを数えられるようにしたいので、「持参する料理」列にセミコロンで区切って入力されている回答を、複数列に変換したいと思います。そこで、Copilot に次のように依頼します。
持参する料理列に入力されている 4 種類の料理について、料理ごとに新しく列を作成してください
B2:D34 では、次の 4 つの数式列を確認して列 E、F、G、H に挿入できます。
- 前菜
持参する料理列に「前菜」という単語が入力されているかどうかをチェックし、どの参加者が前菜を持参するかを把握します。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Appetizer”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)
- メイン ディッシュ
持参する料理列に「メイン ディッシュ」と入力されているかどうかをチェックし、どの参加者がメイン ディッシュを持参するかを把握して、[Yes] または [No] とマークします。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Main course”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)
- デザート
持参する料理列に「デザート」という単語が入力されているかどうかをチェックし、どの参加者がデザートを持参するかを把握して、[Yes] または [No] とマークします。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Dessert”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)
- サイド ディッシュ
持参する料理列に「サイド ディッシュ」と入力されているかどうかをチェックし、どの参加者がサイド ディッシュを持参するかを把握して、[Yes] または [No] とマークします。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Side Dish”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)
Copilot ウィンドウの [Insert columns] ボタンにカーソルを合わせると、以下のようなプレビューが表示されます。
提案された数式列のプレビューを見たところ、正しく動作しているようです。[Insert columns] ボタンをクリックして、この表を以下のように更新します。 今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Microsoft Excel チーム
*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。
Copilot in Excel で時刻値を他のタイムゾーンに変換する
本ブログは、米国時間 2024/9/4 に公開された “Converting time values to a different time zone using Copilot for Excel” の抄訳です。
このブログ シリーズ (英語) では引き続き、Copilot in Excel でできることを紹介していきます。今回の例では、会議の場所や時刻をまとめたリストを用います。現時点で、この表の時刻は会議を実施した各都市の現地時間となっています。
この表の時刻を太平洋標準時に変更したいので、Copilot に次のように依頼します。
ニューヨーク、シカゴ、デンバー、サンフランシスコの各都市に基づいて、会議時刻を太平洋標準時に更新してください
B2:F22 では、次の 1 つの数式列を確認して列 G に挿入できます。
太平洋標準時
会議が実施された都市に基づいて元の会議時刻を調整し、時刻を太平洋標準時に変換します。
=[@Time] – IF([@City]=”New York”,3/24,IF([@City]=”Chicago”,2/24,IF([@City]=”Denver”,1/24,0)))
Copilot ウィンドウの [Insert column] ボタンにカーソルを合わせると、以下のようなプレビューが表示されます。
提案された数式列のプレビューを見たところ、正しく動作しているようです。[Insert column] ボタンをクリックして、この表を以下のように更新します。
今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Microsoft Excel チーム
*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。
Copilot in Excel でテキストを数値に変換する
本ブログは、米国時間 2024/9/5 に公開された “Converting Text to Numbers using Copilot for Excel” の抄訳です。
このブログ シリーズ (英語) では引き続き、Copilot in Excel でできることを紹介していきます。今回の例では、私のチームで今後出張が予定されている従業員全員をまとめた表を使用して、出張する人員の総数をカウントしたいと思います。
そこで Copilot に以下のように依頼し、助けてもらいましょう。
出張する従業員列に基づいて、出張する人員の数を計算する列を追加してください
K2:L17 では、次の 1 つの数式列を確認して列 M に挿入できます。
人数
「出張する従業員」列の、「+」「;」「,」といった区切り記号を識別して合計し、リストの 1 人目を考慮するために 1 (人) を加算して、出張する人員の数をカウントします。
=SUM(LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”+”,””)),LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”;”,””)),LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”,”,””)))+1
[Insert column] ボタンにカーソルを合わせて、計算結果を確認します。大まかに見たところ、区切り記号にスラッシュが使われている 2 行目以外は正しく計算されているようです。
この数式では全行が正確に計算されていないので、Copilot に次のようなプロンプトを再入力します。
ほとんど正しいですが、/ も区切り記号と見なして修正してください
K2:L17 では、次の 1 つの数式列を確認して列 M に挿入できます。
人数
「出張する従業員」のエントリから、「+」「;」「,」「/」といった共通の区切り記号を識別して削除し、長さの差を計算してリストに記載されている人数を特定します。
=LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”+”,””),”;”,””),”,”,””),”/”,””))+1
修正された式は正しく動作しているようです。[Insert column] ボタンをクリックすると、以下のような表が出力されます。
今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Microsoft Excel チーム
*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。
Copilot in Excel でアンケートの回答を総合スコアに変換する
本ブログは、米国時間 2024/9/7 に公開された “Using Copilot in Excel to convert survey responses into an overall score” の抄訳です。
このブログ シリーズ (英語) では引き続き、Copilot in Excel でできることを紹介していきます。今回の例では、最近実施されたトレーニング セッションのアンケート結果を用います。4 つの質問への回答に基づいて、各参加者の満足度スコアを計算したいと思います。
次のようなプロンプトを使用して、Copilot にスコアの作成を依頼します。
セッション全体の満足度を計算する列を追加してください
B2:F10 では、次の 1 つの数式列を確認して列 G に挿入できます。
全体的な満足度
各評価の 1 文字目を数値に変換し、値を合計して 4 (質問数) で割ることで、各アンケート回答の平均満足度スコアを計算します。
=SUM(VALUE(LEFT([@[Overall, this session was valuable.]],1)), VALUE(LEFT([@[I had opportunities to interact and engage during the session.]],1)), VALUE(LEFT([@[The content was valuable.]],1)), VALUE(LEFT([@[The presentation of the session was effective.]],1)))/4
[Insert column] ボタンにカーソルを合わせると、提案された数式のプレビューが表示されます。
[Insert column] ボタンをクリックすると以下のような表が出力され、あっという間にタスクが完了します。
今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Microsoft Excel チーム
*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。
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