2024年12月4日 1:14 PM

Copilot in Excel でできること (パート 4)

Copilot in Excel でできること (パート 4)

本ブログは、米国時間 2024/9/9 に公開された “See what’s possible with Copilot in Excel (part 4)” の抄訳です。

今週の Copilot in Excel シリーズでは、Copilot in Excel を活用してさまざまな種類のデータを希望どおりの書式や場所に変換する方法を紹介します。日々の投稿では、データ処理に関する幅広いトピックを取り上げています。Copilot でデータの処理や操作をシームレスに行い、思いどおりの出力を得ることができるようお役立てください。

Copilot in Excel を使用して、1 つの列を複数の列に分割する

Copilot in Excel を使用して、1 つの列を複数の列に分割する

Copilot in Excel を使用して、特定のタイムゾーンの新規列を作成する

Copilot in Excel を使用して、特定のタイムゾーンの新規列を作成する

Copilot in Excel で、プロンプトを使用してより良い出力結果を得る

Copilot in Excel で、プロンプトを使用してより良い出力結果を得る

Copilot in Excel を使用して、表に格納されたアンケート結果から累積合計を計算する

Copilot in Excel を使用して、表に格納されたアンケート結果から累積合計を計算する

これらの記事は毎週 Tech Community フォーラム (英語) のリストに追加されます。また、こちらのページ (英語) から Copilot シリーズの他の記事もご確認いただけます。

来週のシリーズにもご期待ください。

Copilot in Excel で 1 つの列を複数に変換する

本ブログは、米国時間 2024/9/3 に公開された “Using Copilot for Excel to convert one column to several” の抄訳です。

この数週間、Copilot in Excel でできることを紹介するブログ シリーズ (英語) をお届けしてきました。今週もさらに Copilot の活用例を紹介していきます。今回の例では、近々開催する会社での持ち寄りパーティーに関するアンケート結果を用います。これまでに収集したデータは以下のとおりです。

持ち寄りパーティーのアンケート結果を、氏名、出欠 (Yes/No/Maybe)、持参する料理 (メイン ディッシュ、前菜、サイド ディッシュ、デザート) の 3 列にまとめた表

持ち寄りパーティーのアンケート結果を、氏名、出欠 (Yes/No/Maybe)、持参する料理 (メイン ディッシュ、前菜、サイド ディッシュ、デザート) の 3 列にまとめた表

各料理を何人の人が持ってくるかを数えられるようにしたいので、「持参する料理」列にセミコロンで区切って入力されている回答を、複数列に変換したいと思います。そこで、Copilot に次のように依頼します。

持参する料理列に入力されている 4 種類の料理について、料理ごとに新しく列を作成してください

上記のプロンプトと、4 つの新規数式列を提案し確認と挿入を促す応答が表示されている Copilot in Excel ウィンドウのスクリーンショット

上記のプロンプトと、4 つの新規数式列を提案し確認と挿入を促す応答が表示されている Copilot in Excel ウィンドウのスクリーンショット

B2:D34 では、次の 4 つの数式列を確認して列 E、F、G、H に挿入できます。

  1. 前菜

持参する料理列に「前菜」という単語が入力されているかどうかをチェックし、どの参加者が前菜を持参するかを把握します。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Appetizer”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)

  1. メイン ディッシュ

持参する料理列に「メイン ディッシュ」と入力されているかどうかをチェックし、どの参加者がメイン ディッシュを持参するかを把握して、[Yes] または [No] とマークします。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Main course”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)

  1. デザート

持参する料理列に「デザート」という単語が入力されているかどうかをチェックし、どの参加者がデザートを持参するかを把握して、[Yes] または [No] とマークします。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Dessert”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)

  1. サイド ディッシュ

持参する料理列に「サイド ディッシュ」と入力されているかどうかをチェックし、どの参加者がサイド ディッシュを持参するかを把握して、[Yes] または [No] とマークします。=IF(ISNUMBER(SEARCH(“Side Dish”,[@[Potluck Dish]])),”Yes”,”No”)

Copilot ウィンドウの [Insert columns] ボタンにカーソルを合わせると、以下のようなプレビューが表示されます。

持ち寄りパーティーに関するアンケート結果をまとめた表で、前菜、メイン ディッシュ、デザート、サイド ディッシュの 4 列を新たに追加し、各セルに [Yes] または [No] を挿入して回答内容を示す場合のプレビュー

持ち寄りパーティーに関するアンケート結果をまとめた表で、前菜、メイン ディッシュ、デザート、サイド ディッシュの 4 列を新たに追加し、各セルに [Yes] または [No] を挿入して回答内容を示す場合のプレビュー

提案された数式列のプレビューを見たところ、正しく動作しているようです。[Insert columns] ボタンをクリックして、この表を以下のように更新します。

持ち寄りパーティーに関するアンケート結果をまとめた表に、前菜、メイン ディッシュ、デザート、サイド ディッシュの 4 列が新たに追加され、各セルに [Yes] または [No] を挿入して回答内容が示されている

持ち寄りパーティーに関するアンケート結果をまとめた表に、前菜、メイン ディッシュ、デザート、サイド ディッシュの 4 列が新たに追加され、各セルに [Yes] または [No] を挿入して回答内容が示されている

今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Microsoft Excel チーム

*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。

Copilot in Excel で時刻値を他のタイムゾーンに変換する

本ブログは、米国時間 2024/9/4 に公開された “Converting time values to a different time zone using Copilot for Excel” の抄訳です。

このブログ シリーズ (英語) では引き続き、Copilot in Excel でできることを紹介していきます。今回の例では、会議の場所や時刻をまとめたリストを用います。現時点で、この表の時刻は会議を実施した各都市の現地時間となっています。

会議名、場所、都市、日付、時刻の各列が含まれる会議表

会議名、場所、都市、日付、時刻の各列が含まれる会議表

この表の時刻を太平洋標準時に変更したいので、Copilot に次のように依頼します。

ニューヨーク、シカゴ、デンバー、サンフランシスコの各都市に基づいて、会議時刻を太平洋標準時に更新してください

上記のプロンプトと、数式列を提案し確認と挿入を促す応答が表示されている Copilot in Excel ウィンドウのスクリーンショット

上記のプロンプトと、数式列を提案し確認と挿入を促す応答が表示されている Copilot in Excel ウィンドウのスクリーンショット

B2:F22 では、次の 1 つの数式列を確認して列 G に挿入できます。

太平洋標準時

会議が実施された都市に基づいて元の会議時刻を調整し、時刻を太平洋標準時に変換します。

=[@Time] – IF([@City]=”New York”,3/24,IF([@City]=”Chicago”,2/24,IF([@City]=”Denver”,1/24,0)))

Copilot ウィンドウの [Insert column] ボタンにカーソルを合わせると、以下のようなプレビューが表示されます。

会議表に太平洋標準時の会議時刻列を新たに追加する場合のプレビュー

会議表に太平洋標準時の会議時刻列を新たに追加する場合のプレビュー

提案された数式列のプレビューを見たところ、正しく動作しているようです。[Insert column] ボタンをクリックして、この表を以下のように更新します。

太平洋標準時が追加された会議表

太平洋標準時が追加された会議表

今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Microsoft Excel チーム

*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。

Copilot in Excel でテキストを数値に変換する

本ブログは、米国時間 2024/9/5 に公開された “Converting Text to Numbers using Copilot for Excel” の抄訳です。

このブログ シリーズ (英語) では引き続き、Copilot in Excel でできることを紹介していきます。今回の例では、私のチームで今後出張が予定されている従業員全員をまとめた表を使用して、出張する人員の総数をカウントしたいと思います。

出張日と出張する従業員の列が含まれる 15 行の表。「出張する従業員」列の中には、複数の名前が入力されているセルがあり、名前の区切り記号が統一されていない

出張日と出張する従業員の列が含まれる 15 行の表。「出張する従業員」列の中には、複数の名前が入力されているセルがあり、名前の区切り記号が統一されていない

そこで Copilot に以下のように依頼し、助けてもらいましょう。

出張する従業員列に基づいて、出張する人員の数を計算する列を追加してください

上記のプロンプトと、人数を計算する数式列を提案する応答が表示されている Copilot in Excel ウィンドウ

上記のプロンプトと、人数を計算する数式列を提案する応答が表示されている Copilot in Excel ウィンドウ

K2:L17 では、次の 1 つの数式列を確認して列 M に挿入できます。

人数

「出張する従業員」列の、「+」「;」「,」といった区切り記号を識別して合計し、リストの 1 人目を考慮するために 1 (人) を加算して、出張する人員の数をカウントします。

=SUM(LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”+”,””)),LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”;”,””)),LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”,”,””)))+1

[Insert column] ボタンにカーソルを合わせて、計算結果を確認します。大まかに見たところ、区切り記号にスラッシュが使われている 2 行目以外は正しく計算されているようです。

Copilot が提案した人数列を出張者表に追加した場合のプレビュー。誤りのある 2 行目が強調表示されている

Copilot が提案した人数列を出張者表に追加した場合のプレビュー。誤りのある 2 行目が強調表示されている

この数式では全行が正確に計算されていないので、Copilot に次のようなプロンプトを再入力します。

ほとんど正しいですが、/ も区切り記号と見なして修正してください

上記のプロンプトと、スラッシュ文字も区切り記号に含むように修正した数式が表示された Copilot ウィンドウ

上記のプロンプトと、スラッシュ文字も区切り記号に含むように修正した数式が表示された Copilot ウィンドウ

K2:L17 では、次の 1 つの数式列を確認して列 M に挿入できます。

人数

「出張する従業員」のエントリから、「+」「;」「,」「/」といった共通の区切り記号を識別して削除し、長さの差を計算してリストに記載されている人数を特定します。

=LEN([@[Person(s) Traveling]])-LEN(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE([@[Person(s) Traveling]],”+”,””),”;”,””),”,”,””),”/”,””))+1

修正された式は正しく動作しているようです。[Insert column] ボタンをクリックすると、以下のような表が出力されます。

出張日、出張する従業員、新たに追加した人数計算の数式列が表示された、完成形の出張者表

出張日、出張する従業員、新たに追加した人数計算の数式列が表示された、完成形の出張者表

今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Microsoft Excel チーム

*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。

Copilot in Excel でアンケートの回答を総合スコアに変換する

本ブログは、米国時間 2024/9/7 に公開された “Using Copilot in Excel to convert survey responses into an overall score” の抄訳です。

このブログ シリーズ (英語) では引き続き、Copilot in Excel でできることを紹介していきます。今回の例では、最近実施されたトレーニング セッションのアンケート結果を用います。4 つの質問への回答に基づいて、各参加者の満足度スコアを計算したいと思います。

メール アドレス、セッション全体の有益性、セッション中のコミュニケーションや参加の機会、コンテンツの有益性、セッションのプレゼンテーションの有効性の列が含まれるアンケート結果表。後の 4 列には数字が入り、その後に文字が続く。例: 4 - Agree

メール アドレス、セッション全体の有益性、セッション中のコミュニケーションや参加の機会、コンテンツの有益性、セッションのプレゼンテーションの有効性の列が含まれるアンケート結果表。後の 4 列には数字が入り、その後に文字が続く。例: 4 – Agree

次のようなプロンプトを使用して、Copilot にスコアの作成を依頼します。

セッション全体の満足度を計算する列を追加してください

上記のプロンプトと、解決策となる数式列が表示されている Copilot in Excel ウィンドウ

上記のプロンプトと、解決策となる数式列が表示されている Copilot in Excel ウィンドウ

B2:F10 では、次の 1 つの数式列を確認して列 G に挿入できます。

全体的な満足度

各評価の 1 文字目を数値に変換し、値を合計して 4 (質問数) で割ることで、各アンケート回答の平均満足度スコアを計算します。

=SUM(VALUE(LEFT([@[Overall, this session was valuable.]],1)), VALUE(LEFT([@[I had opportunities to interact and engage during the session.]],1)), VALUE(LEFT([@[The content was valuable.]],1)), VALUE(LEFT([@[The presentation of the session was effective.]],1)))/4

[Insert column] ボタンにカーソルを合わせると、提案された数式のプレビューが表示されます。

「全体的な満足度」の計算列をアンケート回答表に追加した場合のプレビュー

「全体的な満足度」の計算列をアンケート回答表に追加した場合のプレビュー

[Insert column] ボタンをクリックすると以下のような表が出力され、あっという間にタスクが完了します。

全体的な満足度列が追加されたアンケート回答表

全体的な満足度列が追加されたアンケート回答表

今後も数週にわたって、Copilot in Excel でできることの例を紹介していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Microsoft Excel チーム

*免責事項: 上記のようなプロンプトを試しても期待どおりに動作しない場合は、機能を段階的にロールアウトしていることが原因であると考えられます。数週間後に再度お試しください。

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