本日より利用可能: Microsoft 365 Copilot に GPT-5 を搭載
※本ブログは、米国時間 8 月 7 日に公開された “Available today: GPT-5 in Microsoft 365 Copilot” の抄訳を基に掲載しています。
本日より、OpenAI による最先端の AI システム「GPT-5」が、Microsoft 365 Copilot および Microsoft Copilot Studio にて世界中で展開されます。GPT-5 は知能面で大きな進化を遂げており、業務に適用することでその力がさらに発揮されます。
GPT-5 を Copilot に即日導入することは、OpenAI の最新モデルを Microsoft 365 Copilot のお客様に 30 日以内に提供するという当社のコミットメントの一環です。Copilot は、業務に最適化された最新の AI イノベーションを提供し、Microsoft が誇るセキュリティ、コンプライアンス、プライバシーを備えています。
GPT-5 による Copilot の進化
- Copilot は、ユーザーのプロンプトを理解し、GPT-5 のリアルタイムルーターを使用して最適なモデルを選択し、応答を生成します。
- 一般的・定型的な質問には、GPT-5 の高速処理モデルを使用し、迅速かつ簡潔な回答を提供。
- 複雑または自由度の高い質問には、GPT-5 の高度な推論モデルを使用し、計画を立て、関連する文脈を理解・収集し、精査した上で詳細な回答を提供。
適材適所のモデル選択
Copilot は、文脈に応じて最適なモデルを自動選択し、人間が問題に取り組む方法に近い形で対応します。例えば、マーケティング担当者が複数の代理店からの提案依頼 (RFP) を評価する場合: Copilot に各提案の要約を依頼すると、業務データをスキャンし、迅速にリストを提示。
さらに、提案の評価と順位付けを依頼すると、Copilot は GPT-5 の推論モデルを使用し、文書、メール、会議、チャットなどの業務データを活用して、代理店選定に向けた具体的な推奨を提示。
GPT-5 により、Copilot は迅速な応答と深い分析の両方を提供可能となり、「2 つの頭脳」によるアプローチが GPT-5 時代の Copilot の強みとなります。
今すぐ始めましょう
GPT-5 は本日より、ライセンスを持つ Microsoft 365 Copilot ユーザー向けに、Web および業務データに対する推論機能として提供開始されます。ライセンスを持たないユーザーへの展開も今後数週間以内に開始予定です。
Microsoft 365 Copilot の詳細はこちら
WorkLab で最新の研究と未来の働き方をチェック
よくある質問
Q. Copilot で GPT-5 を使えるのはいつ?誰が利用可能?
A. Microsoft 365 Copilot ライセンスを持つユーザーは、本日より GPT-5 を使用可能です。カレンダー、メール、チャット、文書、会議、連絡先などの業務データに基づいた文脈ある応答を提供します。Copilot Chat に「GPT-5 を試す」ボタンが表示され、セッション中に GPT-5 を使用できます。ライセンスを持たないユーザーにも今後数週間で標準アクセスが提供されます。
Q. Copilot Studio でも GPT-5 は使えますか?
A. はい。Copilot Studio でも本日より GPT-5 を選択可能です。カスタムプロンプトに GPT-5 を使用することで、より複雑で高度な業務プロセスに対応するエージェントを構築できます。
Q. Researcher はいつ使うべき?
A. Researcher は、OpenAI の深層研究モデルを基にした高度な推論エージェントです。GPT-5 が日常的な複雑なプロンプトに対応する一方で、Researcher は多くの情報源を横断的に分析・統合する必要がある場面に最適です。取締役会向けの資料、競合分析、クライアント準備などに適しています。
GPT-5 を今すぐに試すプロンプト例
Microsoft 365 Copilot ライセンスを持つユーザー向け: 職場モードでお試いただけます。
- 「最近のメールとチャットを読み取り、私のコミュニケーションスタイルを分析してください。価値観、強み、弱み、スキル、改善点を特定してください。」
- 「[プロジェクト/施策] に関する最新の計画を把握し、次に何をすべきか一緒に考えてください。」
- 「[プロジェクト] を振り返って、うまくいった点と課題を整理し、ポストモーテム用の『学びのまとめ』を作成してください。」
- 「過去 5 営業日で GPT-5 に関する業務を行った会議を特定し、合計時間を算出してください。」
すべてのユーザー向け (ライセンスの有無を問わず): Web モードでお試いただけます。
- 「添付のプロジェクト計画を見て、改善点を5つ提案してください。理由と具体的な挿入文も含めてください。」
- 「添付の顧客フィードバックのスプレッドシートを使って、経営層向けのレポートを作成し、次のサイクルでリソースを優先すべき領域を提案してください。」
- 「ドラフトのプレスリリースを元に、類似の最近の発表を Web で探し、差別化のための提案をしてください。」
- 「金融コンプライアンスアナリストとして、Dodd-Frank、Basel III、MiFID II の銀行向け資本要件と報告要件を比較した要約を作成してください。」

Join the conversation