2025年12月5日 12:04 PM

スカイフィッシュの合成音声アプリが ARM 版 Windows に対応 ― 使い慣れた機能を最新デバイスでも

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スカイフィッシュの合成音声アプリが ARM 版 Windows に対応 ― 使い慣れた機能を最新デバイスでも

デジタルコンテンツが加速度的に増え続ける現代、情報へのアクセシビリティ向上は社会全体の重要なテーマとなっています。マイクロソフトのパートナーであるスカイフィッシュは、2005 年の創業以来「情報格差の解消」を理念に掲げ、視覚障碍者向け Windows 画面読み上げソフトの開発で培った合成音声技術を活かし、さまざまなアプリケーションを提供してきました。

今回、スカイフィッシュの代表的な合成音声アプリ「リアルナレーターズ 4」と「JukeDoX4」が ARM 版 Windows への正式対応を発表しました。これにより、Copilot+ PC をはじめとする省電力・高性能な ARM デバイスでも、これまで通りの使い慣れた機能を安心して利用できるようになります。

 

リアルナレーターズ 4

リアルナレーターズ 4 は、PowerPoint スライドに合成音声ナレーションを加えてスライドショー動画を簡単に作成できるソフトウェアで、自動車、ゼネコン、製造など各分野の上場企業に導入され、「製造・品質管理マニュアル」、「安全衛生教育」、「コンプライアンス教育」、「デジタルサイネージ」など、幅広い分野で利用されています。

リアルナレーターズ 4

リアルナレーターズ 4

・リアルナレーターズ 90 秒紹介動画
https://www.skyfish.co.jp/service/realnarrators/samplemovie.html

JukeDoX4

JukeDoX4 は、Word や PDF、Excel、テキスト、PPTX などの文書ファイルを合成音声で読み上げ、音声ファイルとして保存できるアプリケーションです。

JukeDoX4

・JukeDoX4 個人向けパッケージ紹介動画
https://www.skyfish.co.jp/service/jd4-personal.html

 

ARM 対応の背景には、Copilot+ PC への対応を求めるユーザーの声がありました。モバイル性や省電力性、高速な処理性能、そしてクラウド連携の強化といった ARM デバイスの特長は、スカイフィッシュが提供する合成音声ソフトウェアとの相性が以前から期待されていました。しかし、同社のソフトウェアは社外製の音声エンジンを利用しているため、Windows 11 の ARM エミュレーション環境で正しく動作するか、また十分なパフォーマンスが得られるかという点に大きな懸念があったといいます。

この課題を解決するため、マイクロソフトは検証環境の貸与や技術サポート、エミュレーションモードでの詳細な技術情報の提供など、手厚い支援を実施。スカイフィッシュは自社だけでは用意しづらい複数環境での徹底した動作検証を行いました。特に「自社開発ではない合成音声エンジンが ARM 環境で問題なく、かつ快適に動作するか」という点については、合成音声関連モジュールの互換性やレスポンス、長時間運用時のメモリ挙動など、多岐にわたる検証が必要でした。小規模な企業であるスカイフィッシュにとって、物理的・人的リソースの面でも大きな挑戦だったといえます。

こうした取り組みの結果、懸念されていた音声エンジンの互換性問題はすべてクリアされ、ARM 版 Windows でも x86 系と同等の安定した合成音声生成・読み上げが可能となりました。Copilot+ PC の旧モデルでも許容範囲の動作パフォーマンスを確認し、現行モデルでは快適な動作を実現。これにより、スカイフィッシュは自信を持ってARM対応を正式に表明できるに至りました。

今回の ARM 対応は、スカイフィッシュにとって未来に向けた大きな一歩であり、「小さな企業であっても、信念と技術があれば大きな変化を起こせる」という姿勢を体現しています。

スカイフィッシュは今後、Microsoft Azure のAI 技術や Copilot+ PC の NPU を活用した新たな合成音声ソリューションの開発にも積極的に取り組む意欲を示しています。

この挑戦を通じて、同じく新しい領域に挑み続ける ISV や開発者の皆さんに、「規模に関係なく、未来は自ら切り拓ける」というメッセージを届けたい――それがスカイフィッシュの願いです。

 

■ スカイフィッシュ社の紹介

スカイフィッシュ社の紹介

ジタルコンテンツが加速度的に増え続ける現代。その裏側で、誰もが等しく情報へアクセスできる世界を静かに支え続けてきた企業があります。創業時から一貫して“情報格差の解消”を掲げ、視覚障碍者向け Windows 画面読み上げソフトウェア開発で培った合成音声テクノロジーを、ビジネスの現場へと昇華させた株式会社スカイフィッシュ。
同社は 2005 年 9 月に創業した日本の小さなソフトウェアベンダーです。6 畳 2 間のオフィスからスタートし、規模こそ小さいものの、その存在感は際立っています。創業の背景には、創業者が前職時代に出会った“Microsoft の全盲のエンジニア”の存在がありました。「視覚障碍者のことを理解したつもりで、実はわかっていなかった」という実感と、インターネットの拡大による視覚依存の高まりを目の当たりにし、“情報格差を広げる側”にいたという強い自責の念から、「情報格差の解消」を理念としてスカイフィッシュが誕生しました。
この理念は同社の製品にも脈々と受け継がれており、視覚障碍者向け Windows 画面読み上げソフト「フォーカストーク」、ナレーターソフト「JukeDoX4 (法人・個人向け)」、スライド動画ソフト「リアルナレーターズ 4」など、視覚障碍者支援の技術からビジネス活用へと発展した合成音声アプリケーション群が主力製品となっています。ユーザー層は自動車業界、自治体、金融機関、出版社、Web 制作会社、教育機関など幅広く、「多言語での情報発信・共有化の品質向上、迅速化、効率化」の面で高く評価されています。これまでに日米の Microsoft から支援を受け、米国本社への訪問も 3 度実現。小さな企業が大きな理念と技術で社会を支えてきた歩みが、スカイフィッシュの大きな魅力です。

■ 詳細・お問い合わせ

株式会社スカイフィッシュ
栃木県宇都宮市御幸ヶ原町 185-7
ホームページ: https://www.skyfish.co.jp/
問い合わせフォーム: https://www.skyfish.co.jp/contact.html
公式発表: https://www.skyfish.co.jp/news/2025110601.html

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