2026年3月18日 10:41 AM

Copilot Cowork: 新しい仕事の進め方

Copilot Cowork: 新しい仕事の進め方

※本ブログは、米国時間 3 月 9 に公開された “Copilot Cowork: A new way of getting work done” の抄訳です。

Copilot は、情報検索やメールの下書きを実にすばやく手伝ってくれます。利用したことのある方なら実感されているでしょう。そして、次の段階として同じくらい重要なのが、意図を Microsoft 365 での実際のアクションに変換することです。

マイクロソフトはこの 1 年間、Copilot が自ら行動を起こせるように強化し、タスクの遂行、ワークフローの実行、作業の代行といったアクションを実行できるように進化させてきました。

Copilot Cowork はそのために設計されており、Copilot がただチャットするだけでなく、行動を起こせるようサポートします。

Cowork には簡単に仕事を任せられます。ユーザーが求める結果を伝えると、Cowork が自動的にメール、会議、メッセージ、ファイル、データを情報源として作業を進めてくれます。Work IQ (英語) を搭載した Cowork は、Outlook、Teams、Excel、その他の Microsoft 365 アプリからシグナルを取得し、仕事に関してユーザーと同じレベルで把握したうえで行動することができます。

ユーザーが Cowork にタスクを引き継ぐと、依頼した内容が計画に変換されます。計画はバックグラウンドで保持され、明確なチェックポイントが設定されるため、ユーザーはいつでも進捗の確認、計画の変更、実行の一時停止が可能です。また、Cowork は必要に応じて、不明な点について確認を取ります。ユーザーは推奨されるアクションをチェックすることができ、承認してから変更を反映させられます。Copilot は独立して動作しますが、ユーザーがその制御を失うことはありません。

この数週間で特に印象的だったのは、Cowork が多忙な日常にごく自然に馴染んでいたことです。十数件のタスクを同時に処理することも容易で、それぞれが着実に進行している間、ユーザーは自分にしかできないことに専念できます。まさに「Copilot で実行する」時代の到来です。

フロンティア プログラムに参加して Cowork の利用に備える

実際の業務における Cowork の活用

計画から行動までのループこそが、1 つの答えを得ることと具体的な成果を生み出すことの違いです。以下に、Cowork が Microsoft 365 全体で意図を行動へと変える 4 つの例をご紹介します。どれもシンプルな依頼から始まり、最終的には行動に変換されます。ユーザーはそれらを常に制御できます。どのシナリオでも、Cowork はコンテンツを作成するだけでなく、その周辺の作業もうまく調整して行います。

1. カレンダーの整理: 会議日程を変更し、フォーカス時間を確保する

たいていの場合、週の始まりは予定が詰まってしまい、集中できる時間が足りません。そのようなときは、Cowork に予定の見直しを任せましょう。Cowork は Outlook の予定表を確認し、優先事項をユーザーにたずねて、予定の重複や優先度の低い会議を指摘します。続けて、変更案も提示してくれます。ユーザーが提案に同意したら、会議の承諾、辞退、再スケジュールや、フォーカス時間の追加が実行され、変更が適用されます。さらに Cowork は、会議の準備資料の送信もしてくれます。

ユーザーは手動の操作なしに 1 週間の予定を整理でき、重要な仕事に充てられる時間が増えます。

週のスケジュールが整理されたら、次のステップとして、これからどのような会議に参加するのか、どのくらい準備できているのかを考えましょう。

2. 会議資料の作成とチームの連携: プレゼン資料や補足資料を生成し、フォローアップの準備をする

顧客との打ち合わせに向けた準備に、午後の時間を使い果たしてしまうことがあります。そうした作業も、最初から最後まで Cowork に任せることが可能です。Cowork はメール、会議、ファイルから関連情報を抽出し、準備のための時間をカレンダーに設定した後、ブリーフィング用の文書、補足の分析データ、顧客向けプレゼン資料といった一連の成果物を作成します。すべて Microsoft 365 に保存されるため、チーム メンバーと協力して手直しできます。

結果として、共有可能なプレゼン資料と、チームの認識を合わせるためのブリーフィング用文書を用意し、カレンダー上に準備の時間も確保できます。さらに、重要な決定事項を記載して最新のファイルを添付する顧客向けの進捗状況報告メールの下書きまで揃えた状態で会議に臨めます。

このシナリオは会議以外にも応用できます。準備段階で詳しい調査が必要になる場合や、信頼できる成果物が必要な場合にも、同じ手法が有効です。

3. 迅速な企業調査: 情報源を集め、分析を整理し、結果をまとめる

徹底した調査には時間と厳密さがが欠かせません。Cowork を活用すれば、Web 上や職場の資料を横断した企業調査の負担を減らすことができます。この例では、Cowork が主要財務データに重点を置きながら、収益報告書、米国証券取引委員会 (SEC) への提出書類、アナリストの見解、関連ニュースを収集します。次に、調査結果を出典付きで整理します。これにより、メール送信用に整えられたエグゼクティブ サマリー、明確な前提と裏付けとなる分析で構成された調査メモ、わかりやすいシート名が付けられた Excel ワークブックが生成されます。

ユーザーは情報収集に何時間もかけることなく、すぐに使える成果物を得ることができます。

また、部門横断的な業務で時間に余裕がない場合でも、Cowork がワークフローをうまく調整して、説明資料と実行計画の両方をまとめて作成してくれます。

4. ローンチ計画の策定: 競合分析と共有可能なアセットを構築する

新製品のローンチは急ピッチで進み、競合環境が途中で変化した場合は、特に急ぎの対応が求められます。ローンチに向けた一連の作業を Cowork に任せれば、構想レベルから実行可能な計画へすぐに落とし込むことができます。Cowork は Excel で競合比較表を作成し、差別化要素を価値提案書にまとめ上げ、顧客向けプレゼン資料を生成します。さらに、マイルストーン、責任者、次のステップも大まかに整理してくれます。ただ戦略を策定するだけにとどまらず、関係者が協調して行動できる状態にまで具体化してくれます。

これにより、複数のツールで作成したものを継ぎはぎすることなく、一貫性のある筋書きと、その裏付けとなる資料が短時間で揃います。そこからチームで共有してレビューを行い、ローンチに向けた作業の進行に合わせて継続的に改善できます。

エンタープライズ向けの構築

Copilot Cowork は Microsoft 365 のセキュリティとガバナンスの境界内で動作します。ID、アクセス許可、コンプライアンス ポリシーが既定で適用され、アクションと出力は監査可能です。Cowork はクラウドの保護されたサンドボックス環境で動作するため、デバイスを切り替えてもタスクは安全に進行し続けます。エンタープライズ規模での実行に耐えられる理由はここにあります。

マイクロソフトは Anthropic と緊密に協力し、Claude Cowork を支える技術を Microsoft 365 Copilot に統合しました。このマルチモデル対応こそ、Copilot が他と一線を画す特長です。業務に利用するモデルが 1 つに限定されることはありません。Copilot は業界全体から最高のイノベーションを迎え入れ、モデルの開発元を問わず、業務に最適なものを選択します。このような形での仕事の進め方は、新たなモデルや作業方法が登場するにつれて、ますます効力を発揮するようになるでしょう。

Copilot Cowork をお試しください

Copilot Cowork は現在、リサーチ プレビューとして一部のお客様を対象にテストを実施しています。2026 年 3 月下旬には、フロンティア プログラムを通じて広くご利用いただけるようになる予定です。

Copilot とエージェントの力でフロンティア トランスフォーメーションを推進する方法についてもぜひご覧ください。

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