2015年4月1日 5:40 AM

Windows 10 IoT: Internet of Things への対応

本ブログは、Blogging Windows  の “Windows 10 IoT: Powering the Internet of Things ” の抄訳です。

現在マイクロソフトは、Internet of Things ( IoT : モノのインターネット) に重点的に取り組んでいます。先日開催された Microsoft Convergence 2015 (英語) では、Satya Nadella が Windows と Azure (英語) におけるマイクロソフトの IoT への取り組みについて概要をご説明しました。この取り組みを通じて、お客様とパートナーの皆様には包括的な IoT サービスが提供されることになります。またこれと並行して、中国深セン市で開催された WinHEC 2015 では、IoT デバイス向けのサービスである Windows 10 IoT に触れながら、Windows 10 の詳細をご紹介しました。

Windows 10 IoT では、幅広いインテリジェントな IoT 接続デバイスがサポートされます。ゲートウェイなどの小型デバイスから、モバイルの POS システム、ロボット工学や特殊医療デバイスなどの高度な産業用デバイスに至るまで、さまざまなデバイスに対応した統合プラットフォームが提供されるほか、デバイスからクラウドへの通信にはエンタープライズ クラスのセキュリティが確保され、Azure IoT サービスを活用する、マシン間およびマシンとクラウド間のシナリオでネイティブ接続を利用できます。

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新たな IoT デバイスの分野に対応するために、マイクロソフトは小型デバイス向けの Windows 10 の新バージョンをリリースし、メーカーや商用デバイス開発者に無料で公開すると共に、新しいシナリオを実現するデバイス サービスを提供します。さらに、Raspberry Pi Foundation、Intel、Qualcomm の各社とのパートナーシップを通じて、メーカーやデバイス開発者が Windows 10 デバイスを開発するために使用できる複数の開発者向けボードを提供します。

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Windows 10 IoT は、今年の夏に Windows 10 と共に、メーカーやデバイス開発者への提供が開始されます。

IoT デバイス向けの Windows が新たな展開を迎えることをたいへん嬉しく思っています。今後の予定については近日中に詳細をお知らせします。パートナーと共にすばらしい成果をお届けする予定です。どうぞご期待ください。

Kevin Dallas
オペレーティング システム グループ、IoT 担当ゼネラル マネージャー