2016年1月20日 1:50 AM

小規模企業における Windows 10 へのアップグレードが簡単に

Windows 10 は非常に高い評価を頂いており、Windows 10 を稼働させているデバイスは全世界で 2 億台を突破しました。これほど大きな反響を呼んでいる理由の 1 つに挙げられるのが、Windows 7 および Windows 8.1 (Home および Pro エディション) 搭載デバイスを対象とした無償アップグレードです。

無償アップグレードを実行する際、多くの一般ユーザーの皆様は「Windows 10 を入手する」という名称の使いやすいアプリを活用しています。このアプリでは、Windows 10 について紹介するほか、PC の Windows 10 との互換性チェックを行い、PC のアップグレード準備が完了した時点で通知を表示します。一般ユーザーがすばやく簡単に Windows 10 へのアップグレードを行う手段として広く利用いただいています。

「Windows 10 を入手する」アプリが小規模企業でもご利用可能に

無償アップグレードを簡単に利用したいという小規模企業のお客様からのご要望にお応えして、近日中に小規模企業への「Windows 10 を入手する」アプリの提供を開始いたします。

一般ユーザーの場合と同じく、Windows 7 Pro または Windows 8.1 Pro 搭載 PC のシステム トレイに、アップグレードに関する通知が間もなく表示されるようになります。この通知インターフェイスを簡単に操作して、直接 Windows 10 へのアップグレードを開始できます。

また、以下の条件を満たすその他のデバイスにも「Windows 10 を入手する」アプリをロールアウトします。米国では今月後半、その他の国では近日中に開始する予定です。

  • Windows 7 Pro または Windows 8.1 Pro がインストールされ、ライセンス認証されている
  • Windows Update から直接更新プログラムを受信するように設定されている (WSUS または System Center Configuration Manager によって更新プログラムが管理されていない)
  • Active Directory ドメインに参加している

「Windows 10 を入手する」アプリを利用しない場合

一方で、個々の従業員にデバイスをアップグレードさせたくないという企業のお客様もいらっしゃいます。このようなニーズに対応するために、他にも Windows 10 アップグレードの受信や管理を行う方法をご用意しています。

  • IT 部門でアップグレードを実施したい場合: 従業員のデバイスで「Windows 10 を入手する」アプリが実行されないように設定する方法については、サポート技術情報の記事 (KB3080351 (機械翻訳)) をご覧ください。
  • 大規模企業で Windows の Enterprise エディションを実行している場合や、オンサイトの更新ツールを使用している場合: 大規模企業のお客様が Enterprise エディションを実行している場合や、オンサイトのツール (WSUS や System Center Configuration Manager など) を使用して独自に更新プログラムを管理している場合には、「Windows 10 を入手する」アプリが従業員の PC に表示されることはありません。

今回の変更を実施することにより、「Windows 10 への無償アップグレードを簡単に利用したい」という小規模企業のお客様と「必要なツールを利用し、必要に応じて制御したい」というあらゆる規模の企業のお客様の、両方のニーズに対応できるようになると考えています。

引き続き、Windows 10 のあらゆる機能について、皆様からのご意見やご提案をお待ちしております。ぜひ Windows Insider Program にご参加になり、フィードバックをお寄せください。