May 17, 2016 4:00 am

PC およびモバイル向け Windows 10 Insider Preview 14328 を発表

※本ブログは Windows Blog “Announcing Windows 10 Insider Preview Build 14328 for PC and Mobile” の抄訳です。

皆様、こんにちは。

このたび、Windows Insider Program の Fast リングを選択されている皆様を対象に、PC およびモバイル向けの Windows 10 Insider Preview ビルド 14328 をリリースしました。今回は、先日リリースした (英語) モバイル向けビルドからは番号が 1 つしか進んでいないため、モバイル向けの新機能は多くありませんが、PC 向けとしてはメジャー ビルドに相当し、Windows Ink やスタート エクスペリエンスの強化など、新機能と機能強化が満載されています。このビルドではコードの変更量が多かったため、まだまだ荒削りな部分が残されており、一部は後述のとおり既知の問題として確認済みです。懸念が残る場合は Slow リングに切り替え、今回の新機能が将来のビルドでもっと安定してご利用いただけるようになるまでお待ちいただくことをお勧めしますが、新機能をぜひお試しいただき、ご意見をお寄せいただけますと幸いです。

ビルド 14328 の PC 向け変更内容

Windows Ink

Windows Ink は、数週間前の Build 2016 にて発表された、まったく新しいエクスペリエンスです。今夏リリースの Windows 10 Anniversary Update に搭載される予定ですが、今回のビルドではこの最新エクスペリエンスを一足早くお試しいただけます。Windows Ink は、Windows のさまざまな機能をペンで操作できる機能です。まるで紙に書くように手書きでデバイスに入力したり、付箋を作成したり、ホワイト ボードに絵を描いたり、アナログのアイデアをデジタルに変換し、簡単にシェアすることもできます。また、Windows Ink はマップ、Microsoft Edge、Office などの各種アプリに統合されています。

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Surface Pro 4 や Surface Book などのアクティブ ペンが付属するデバイスでは、Windows Ink ワークスペースが既定で有効化され、タスク バーの通知領域にあるペンのボタンから利用を開始できます。このボタンは、アクティブ ペンとデバイスが関連付けられていないと表示されません。なお、アクティブ ペンが付属していないデバイスでも、タスク バーを右クリックして [Show Windows Ink Workspace button] を選択すると、Windows Ink ワークスペースをお試しいただけるようになります。

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今夏、Windows 10 ユーザーの皆様はもれなく、Windows Ink のまったく新しいエクスペリエンスを無料でご利用いただけるようになります。ぜひお試しのうえ、ご意見をお寄せください。Windows Ink の詳細については、Li-Chen Miller によるこちらのブログ記事 (英語) をお読みください。開発者の皆様には、Windows Ink を組み込んだアプリの開発方法に関するこちらのブログ記事 (英語) もお勧めです。

新しくなったスタート エクスペリエンス

Windows 10 のスタート エクスペリエンスが強化され、今まで以上に効率的かつ正確にアプリを検索できるようになると同時に、PC、タブレット、モバイル デバイスにわたるエクスペリエンスの一貫性がさらに高まりました。

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よく使うアプリの一覧とすべてのアプリの一覧を 1 つのビューにまとめ、このビューを UI の最上位に移動しました。これにより、クリックやスクロールの手間が省かれ、スタート メニューを 1 回クリックするだけですべてのアプリを表示できるようになりました。電源、設定、エクスプローラーといった主要機能はスタート メニューの左側のレールに常に表示されるようになります。また、[Recently added] セクションの表示件数を 1 件から 3 件に増やし、展開すると最近追加されたアプリがすべて一覧表示されるようにしました。

スタート メニューに表示されるフォルダーは選択できますが ([Settings]、[Personalization]、[Start] の順に選択し、その後 [Documents] や [Pictures] などを選択)、新しいデザインではこれらのフォルダーをスタート メニューに直接表示し、ハンバーガー ボタンを開かなくてもフォルダーにアクセスできるようにしました。

タブレット モードの機能強化

タブレット モードには、画面スペースを最大限に利用し、没入感を高めるための機能が追加されています。

スタート画面ではすべてのアプリ一覧を全画面表示: タブレットのスタート画面にすべてのアプリ一覧が全画面表示されるようにデザインを戻しました。これは Windows Insider Program にご参加の皆様から特に多くのご要望が寄せられた機能です。すべてのアプリ一覧を全画面でグリッド状に表示しているこのデザインには、タブレットのスタート画面の表示面積をより広げ、アプリへのアクセスを効率化する意図があります。特にこだわったのは、アプリの表示密度と目視のしやすさ (一覧を目で追いながら必要なアプリを見つける際の負担の少なさ) の最適なバランスを実現することでした。また、左側のレールにある Windows 全体の UI と同じデザインのオプションを使って、ピン留めタイルとすべてのアプリ一覧をスタート画面上で簡単に切り替えられるようにしています。

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タブレット モードではタスク バーを自動的に隠す: タブレット モード時のみタスク バーを自動的に隠す設定を選択できるようになりました。タスク バーを隠すと、アプリが画面スペースを最大限に利用できるようになり、集中を妨げない没入型のエクスペリエンスが実現します。この設定は、[Settings]、[System]、[Tablet Mode] の順に移動して選択できます。隠したタスク バーを表示するには、画面の下端から上方向にスワイプします。もう一度同様にスワイプすると、タスク バーが隠れます。

Cortana と検索の機能強化

Cortana がロック画面でも応答するように: Cortana はロック画面でも「家に着いたら忘れずにゴミを出すよう知らせて」、「マリナーズの次の試合はいつ?」といった指示や質問を認識してくれるようになり、デバイスのロックを解除しなくても Cortana のイマーシブなエクスペリエンスが提供されるようになりました。「自宅までの渋滞の状況は?」や「明日のスケジュールは?」などの質問もぜひ試してみてください。プライバシーに関わる操作やアプリケーションの起動が必要な操作の場合、Cortana はデバイスのロック解除を求めるメッセージを表示します。

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Cortana をロック画面でも使えるようにするには、Cortana の設定に移動し、[Hey Cortana] が有効化されていることを確認して、[Lock screen options] の [Let me use Cortana even when my device is locked] をオンにします。

Cortana のリマインダーを作成する方法がさらに充実: 新たに 2 つの作成方法が追加され、Cortana のリマインダーをもっとすばやく簡単に設定できるようになります。まず、写真の撮影対象について後で知らせる写真のリマインダーを作成できるようになりました。たとえば、試飲したビールの写真を撮影した後に、次に同じ店を訪れたときに必ず買って帰るよう知らせるリマインダーを設定できます。また、Microsoft Edge やニュース アプリなど、Windows の共有コントラクトを利用する UWP アプリのコンテンツにリマインダーを設定できるようになりました。これで、友人が送ってくれた記事をチェックし忘れる心配はなくなります。記事の場合、ニュース アプリから Cortana に記事を共有し、その記事を読むよう後で知らせるリマインダーを設定できます。フォト アプリのコレクションにある写真でも同様の操作が可能です。ぜひお試しください。

Cortana のクロスデバイス機能: 前回の PC 向けビルドでは、Cortana を利用するすべてのデバイスを完全に同期するためのクロスデバイス機能を新たに実装しましたが、モバイル向けビルド 14295 では正常に動作していませんでした。今回の新しいモバイル向けビルドでは、これらの機能が正常に動作するようになりました。Windows Phone などのモバイル デバイス向けには、バッテリー残量の低下を Cortana がお知らせする機能も追加されました。また、Cortana にスマートフォンを探して呼び出し音を鳴らしてもらったり、すべてのデバイス間でマップを共有したりといったことも可能です。

Cortana がさらに使いやすく: 今回のビルドから、セットアップやサインインなしで Cortana を使い始められるようになります。初めてお使いになるユーザーにも気軽に Cortana をお試しいただきたいと考え、この改良を加えました。「エッフェル塔の高さは?」といった簡単な質問をしたり、Web 検索を実行したり、ジョークを言ってもらったり、デバイス上でドキュメントを検索したりといった操作には、Cortana のセットアップや Cortana へのサインインは必要ありません。Cortana の便利さを実感し、もっとパーソナルに対応してもらいたくなったら、Cortana にサインインしてください。あなたをサポートするために必要な最小限の詳細情報を Cortana にご提供いただく必要があります。Cortana が真価を発揮するのはサインイン後に提供される完全にパーソナライズされたエクスペリエンスであることに変わりはません。しかし、Cortana の便利さをより多くの人に知っていただけるようになるという点で、私たちはこの機能強化を非常に有意義なものだと考えています。この機能強化は、今夏リリースの Windows 10 Anniversary Update ですべてのユーザーに提供される予定です。

ファイルの検索範囲が拡大され、OneDrive も対象に: PC はもちろん、クラウドの個人用 OneDrive にあるファイルもスピーディに検索できるようになりました。OneDrive に格納されているドキュメント、写真、音楽、ビデオを検索することができます。見つけたいものを検索して検索フィルター (ドキュメント、写真、音楽、ビデオなど) を 1 つクリックすれば、OneDrive のコンテンツが表示されます。

アクション センターと通知の機能強化

アクション センターのエントリ ポイントが進化: アクション センターのアイコンをタスク バーの端に寄せ、その他のアイコンとの違いをさらに際立たせることで、すぐに操作に移れるようにしました。このアイコンでは、未読の通知数をバッジで表示するだけでなく、通知元アプリのロゴを表示する簡単なアニメーションを使って、どのアプリから通知が来ているかがよりわかりやすくなりました。この動作は、トースト表示されない通知を受信した場合にも機能します。

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アクション センターの外観を変更: アクション センターのアプリの通知では、通知ごとにアプリのアイコンを繰り返し表示するのをやめ、アプリごとに通知をまとめて、アイコンはそのヘッダーに表示されるようにしました。この変更によりアクション センターのスペースが有効活用され、さらに多くのコンテンツを表示できるようになりました。

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アクション センターに Cortana の通知を表示: 会議のダブル ブッキングや何かのリマインダーなどの重要な情報をユーザーが見逃さないように、Cortana が提供するインサイトが新たに表示されるようになりました。

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アクション センターのクイック アクションがカスタマイズ可能に: アクション センターに表示されるクイック アクションを追加、削除、並べ替えできるようになりました。クイック アクションをカスタマイズするには、[Settings]、[System]、[Notifications & actions] の順に選択します。この設定ページでは、アクション センターでの表示が再現されたクイック アクションの複製が用意されており、各アクションを長押しすれば希望の位置に簡単に配置できます。クイック アクションを追加または削除する場合は、グリッドの下部分に表示されているリンクを使用し、必要に応じてアクションの有効と無効を切り替えることができます。この機能強化は、モバイル向けには前回の Preview ビルドで既に実装されていましたが、PC では今回のビルドで初めて利用できるようになりました。

Wi-Fi クイック アクションの変更: Wi-Fi クイック アクションには、Wi-Fi のオン/オフを切り替える操作ではなく、[View Available Network] ポップアップを直接表示する動作が割り当てられています。Windows Insider Program 参加者やその他の Windows ユーザーの皆様から、Wi-Fi クイック アクションのわかりにくさを指摘するご意見が数多く寄せられていたため、この変更を行いました。

タスク バーの機能強化

タスク バーの時計がカレンダーと連携: カレンダーのイベントをクリック 1 つで確認できるようになりました。カレンダー アプリでアカウントを接続することで、ポップアップ表示されるタスク バーの時計で毎日のスケジュールを直接確認できるようになります。ポップアップのイベントをクリックすると、カレンダー アプリのイベント詳細にリダイレクトされます。[+] ボタンをクリックすると新しいイベントも追加できます。

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タスク バーの時計がすべてのモニターに: ゲーム コミュニティから数多く寄せられたご要望にお応えし、複数のモニターすべてにタスク バーを表示するように設定されている場合、すべてのタスク バーに時計が表示されるようにしました。これは、タスク バーが登場して以来、初めて実装される機能です。

タスク バーの UWP アプリにバッジを表示: UWP アプリのライブ タイルやアクション センターの UWP アプリに加えて、タスク バーの UWP アプリにもバッジが表示されるようになりました。これらのバッジはコンテキストに応じて表示される簡単な通知で、バッジが示す内容はアプリごとに異なります。たとえばメール アプリのバッジは (未読ではなく) 未表示のメール数を示し、アラーム & クロック アプリのバッジはアクティブなアラームが動作していることを意味します。天気アプリでは、ユーザーの地域で気象警報が発行されている場合に、バッジが表示されます。

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タスク バーの設定を設定アプリに移動: タスク バーの設定が設定アプリに移動しました。この設定ページを開くには、[Settings]、[System]、[Taskbar] の順に選択するか、タスク バーを右クリックすると直接移動できます。さらに、これらの設定は Cortana による検索でも見つけられるようになりました。

複数の再生デバイスをタスク バーで管理: 複数のオーディオ出力デバイスの切り替えを、音量のポップアップから実行できるようになりました。利用可能なその他の出力デバイスを表示するには、現在のオーディオ出力の横にある矢印をクリックして展開します。

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設定アプリの機能強化

設定ページごとのアイコンを追加: 設定アプリのすべてのページに、それぞれのページを示すアイコンが追加されました。設定ページをスタートにピン留めしている場合にも、このアイコンが表示されます。また、設定の検索ボックスに入力すると、ポップアップが表示され、ページの検索候補をドロップダウンで選択できるようになりました。これらの変更により、目的の設定を今まで以上に簡単に見つけていただくことができます。

ペン設定ページを更新: [Settings]、[Devices]、[Pen] の順に選択すると表示されるペン設定ページに、ペンのショートカット (ペンをクリックしたら OneNote を開くなど) を設定する機能、ペンの使用時にタッチ入力を無視するオプション、Windows Ink ワークスペースの設定が追加されました。タッチ キーボードの設定と手書きパネルの設定が分割され、ペンの使用時にタッチ入力を無視する設定を選択できるようになっています。

アプリの管理機能を強化: 正しく動作しないアプリをリセットできる機能が追加されました。この機能は [Settings]、[Apps and features] の順に選択すると表示できます。これにより、アプリが正しく動作しない場合にデータを削除してアプリを起動し直すことができます。リセット ボタンを表示するには、[Settings]、[Apps and features] の順に選択し、目的のアプリの [Advanced options] を選択します。ただし、現時点ではリセットに対応していないアプリもありますのでご注意ください。Build 2016 でご説明したとおり (英語) この機能に対応しているアプリなら、アプリのアドオンとダウンロード可能コンテンツも同じ場所で管理できますが、現時点ではアドオンやダウンロード可能コンテンツに対応しているアプリはまだストアに公開されていません。対応アプリがリリースされしだいお知らせいたしますので、今後の情報にご注目ください。

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Windows Insider Program 設定ページ: Windows Insider Program の設定を独立したページに移動しました。このページから、Windows Insider Program への参加、Insider Preview ビルドの受信停止、参加するリングの設定を行うことができます。モバイル デバイスでビルド 14327 以降を実行している場合、Windows Insider アプリは必要ありません。新しい設定ページを表示するには、[Settings]、[Update & security]、[Windows Insider Program] の順に選択します。

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タッチパッドによるデスクトップの切り替え

仮想デスクトップを使用している場合に、タッチパッドを操作してデスクトップをすばやく切り替えられるようになりました。タッチパッドを 4 本指で右方向または左方向にスワイプすると、デスクトップが一瞬で切り替わります。さらに、そのまま指を離さずに左右にドラッグすると、隣接する 2 つのデスクトップを交互に確認することができます。この操作には、Surface Book や Surface Pro 4 タイプ カバーに搭載されているような、4 本以上の指を認識する高精度タッチパッドが必要です。また、この操作だけでなく、Windows 10 でサポートされているその他のタッチパッド ジェスチャもぜひお試しください。

ロック画面の機能強化

ロック画面でメール アドレスが非表示に: ユーザーのプライバシーを保護することはマイクロソフトにとって非常に重要な課題です。ユーザーの皆様から、ロック画面にメール アドレスを表示させたくないという声が寄せられていたため、メール アドレスが既定で非表示になるようにしました。ロック画面にメール アドレスを表示させるには、[Settings]、[Accounts]、[Sign-in options]、[Privacy] の順に選択し、設定を変更できます。

メディア コントロールをロック画面に表示: メディア コントロールがロック画面の右下に組み込まれ、再生中の曲のアルバム アートと共に表示されるようになりました。

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資格情報と UAC に関するダイアログ UI の機能強化

資格情報の入力やプログラムの昇格を求めるメッセージのダイアログが、Windows 10 全体で採用されているデザイン言語に対応するために、洗練されたモダン UI に変わりました。また、資格情報の入力を求められたときには、Windows Hello、PIN、証明書、シンプルなパスワードのいずれかを選択してサインインできるようになりました。

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プレビュー版 Skype UWP アプリの機能強化

プレビュー版 Skype UWP アプリが強化され、グループ メッセージの作成と送信、グループによるビデオ通話と音声通話が可能になりました。今回のプレビュー版 Skype UWP アプリの機能強化については、こちらのブログ記事 (英語) で詳しい内容をお読みいただけます。

エクスプローラー アイコンの刷新

Windows 10 では新しいアイコンが次々に登場し、Windows Insider Program 参加者の皆様からご好評を頂いておりますが、今回はぜひご注目いただきたいアイコンがあり、あえて独立したトピックとして紹介いたします。Windows 10 では、モノクロのデザイン言語を使用したアイコンが全体にわたって採用されていますが、今回それに合わせてエクスプローラー アイコンが刷新されました。新しいアイコンにはなったものの、従来のアイコンと同じ色が一部に使用されていることにお気付きいただけると思います。デザイン チームにも、エクスプローラーを表す色として親しまれてきた黄色を完全になくしてしまうことにはそれなりの躊躇がありました。

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デザイン チームは、Windows アプリのすっきりとした白黒のアイコンと調和させつつ黄色を残す方法をあらゆる角度から模索しました。そうして生まれたのが、今回のビルドで採用された新しいアイコンです。ほとんどモノクロでありながら、使い慣れた形状はそのままに、お馴染みの黄色が使われているため、それがエクスプローラーであるとすぐに判別できるようになっています。ぜひご感想をお聞かせください。

タスク バーへのエクスプローラーのピン留め解除

Windows Insider Program 参加者の皆様から、タスク バーのスペースがいかに重要かというフィードバックを頂いたことを受け、昨年初めには Windows 10 に大規模な変更を実装し、検索ボックスを非表示にするオプションを追加しました。以来、スペースを有効利用するための方策について試行錯誤を重ねてきましたが、このたび既定でピン留めされる項目に変更を加えることにしました。今回のビルドでは既定でエクスプローラーのピン留めが解除されています。今後、やはりピン留めされていた方がよいのか、タスク バーをなるべく自由に使えるようにスペースを確保しておき、必要になったらスタート メニューからエクスプローラーを起動できれば問題ないのか、皆様にお選びいただきたいと思います。再度ピン留めする場合は、スタート メニューを開いて左側のレールの [File Explorer] を右クリックし、[More]、[Pin to taskbar] の順に選択してください。この変更に関するフィードバックは Feedback Hub にて受け付けます。1 年前、仮想デスクトップのタスク バーに表示されるウィンドウの種類を選定する際にも皆様のご意見を伺いましたが、今回もぜひご協力いただけますと幸いです。

日本語 IME の機能強化

予測機能を強化: 予測入力候補ウィンドウの下部で Tab キーを押すと、候補のウィンドウが展開され、さまざまな形式の日付表現が表示されるようになりました。比較的長いテキストの場合は、予測入力候補ウィンドウにも変換結果が表示されます。

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入力履歴の管理機能を強化: 入力履歴を一時リポジトリに保存するように選択することが可能になりました。この場合、入力履歴は自動的に消去され、IME の入力候補ウィンドウ上で意図せず他のユーザーに見られてしまう心配はありません。ただし、長期間頻繁に使用してきた重要な入力履歴は消去されないため、たいへん便利です。入力履歴の保存モードは、IME の入力モード インジケーターに表示されるコンテキスト メニューで簡単に有効化できます。入力が完了した後は、同じメニューから保存モードを無効化すると一時リポジトリのデータが消去されます。なお、Microsoft Edge と Internet Explorer の InPrivate ブラウズでは、この機能が自動で有効化されます。

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クラウド入力候補の通知方法を強化: 利用可能なクラウド入力候補を通知する IME の UI が改良されました。クラウド入力候補とは、Bing が収集した豊富な語彙から提供される入力候補のことです。利用可能なクラウド入力候補がある場合は、入力候補のウィンドウで通知されます。通知のポップアップから設定に移動して切り替えることで、テキストの入力中にクラウド入力候補をよりシームレスに利用できるようになります。

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PC 向けビルドで修正された問題点

  • Windows 10 Mobile 用および Hololens 用の Visual Studio エミュレーターで「認証エラーが発生しました。ローカル セキュリティ機関にアクセスできません」という内容のエラーが発生する問題の原因を修正しました。開発者の皆様は、今回のビルドで同エミュレーターを正常に利用できます。
  • PC に接続した Xbox One コントローラーで利用に支障をきたすほどの遅延が発生する問題の原因を修正しました。
  • エラーを受信した後に 2 要素認証ダイアログのフォーマットが崩れる問題を修正しました。
  • タブレット モードでアプリを 1 つ起動した状態で 2 つ目のアプリを起動すると、2 つのアプリが並べて表示されますが (画面分割)、いずれかのアプリを閉じると、残りのアプリが全画面表示されます。
  • 高 DPI デバイスで表示されるタスク マネージャーの既定の列幅が狭すぎる問題を修正しました。
  • 未保存の作業がある状態で PC の再起動を選択すると「再起動しますか?」の確認メッセージが表示されずに「再起動しています…」の画面のまま処理が停止する問題が一部発生していましたが、修正しました。
  • [Shutdown Windows] ダイアログを更新し、モダン UI のアイコンを採用しました。
  • 全画面モードでゲームをプレイしている場合に中国語 IME の入力候補一覧が表示されない問題を修正しました。また、設定の検索ボックスで中国語 IME を使用すると設定がクラッシュする問題も修正しました。
  • 一部で通知を消せない問題が発生していましたが、その原因を修正しました。
  • ディスプレイで非常に大きいフォント サイズが使用されている場合に、エクスプローラー内でアイコンが重なって表示され、テキストの一部が表示されなくなる問題を修正しました。
  • Quicken が起動しない問題の原因を修正しました。ただし、正しく動作しない場合は Quicken をアンインストールしてインストールし直す必要があります。

PC 向けビルドの既知の問題

  • 今回のビルドにアップグレードした後、PC がコネクト スタンバイ状態に切り替わる際にブルー スクリーン (バグチェック) が表示されることがあります。この問題が発生した場合の回避方法については、こちらのフォーラムの記事 (英語) をお読みください。
  • Microsoft Edge の拡張機能データストア スキーマには継続的に変更を加えています。その結果として、今回のビルドにアップグレードすると、Microsoft Edge にインストール済みの拡張機能がすべて削除されます。拡張機能を再インストールして元に戻していただくようにお願いいたします。
  • Feedback Hub はローカライズされておらず、言語パックがインストールされている場合でも UI は英語 (米国) でのみ表示されます。
  • 今回のビルドにアップグレードした後、Feedback Hub のダウンロードと構成に約 20 ~ 30 分かかります。Feedback Hub の準備が完了していないと、ミニ アンケートの通知をクリックしてもアプリの適切な場所に遷移せず、Feedback Hub 内で検索を実行しても結果が表示されません。また、別のアプリや設定からクリックで Feedback Hub に移動しようとしても、Feedback Hub が起動しません。
  • プレビュー版のデスクトップ アプリ コンバーター (Project Centennial) は、Windows 10 Insider Preview ビルド 14328 では実行できません。このコンバーター ツールを使用してデスクトップ アプリを UWP に変換している開発者の皆様には、この問題が修正されるまでビルド 14328 を使用しないことをお勧めいたします。
  • Tencent のオンライン ゲームは、Development Branch の最新ビルドでは動作しません。
  • 刷新された UAC UI (前述) では、キーボード ショートカット Alt + Y による [Yes] の選択が動作しません。
  • 任意のアプリで 260 文字を超える URL を持つリンクをクリックすると、既定のブラウザーが起動せず [Open with…] ダイアログが表示されます。
  • マイクロソフトでは Groove ミュージックが起動時のスプラッシュ スクリーンでクラッシュする事例を把握しており、現在この問題を修正するべく取り組んでいます。回避策としてオンラインの Groove ミュージックをお使いいただけます。
  • PC にログインしてから 2 分以内に Groove ミュージックで音楽を再生すると、再生エラー 0xc10100ae が発生します。この問題を回避するには、ログイン後 2 分以上経過してから Groove ミュージックの音楽を再生してください。
  • Microsoft Edge で、大容量のファイルをダウンロードすると、進捗率 99% で処理が停止してしまうことがあります。この問題は、Microsoft Edge を終了して、ダウンロードしたファイルの名前を変更すると解決されます。ただし、この回避策を使用するとセキュリティ チェックが実行されないため、信頼できるソースのファイルでのみ使用してください。
  • BitLocker/デバイス暗号化を有効化している状態で、[Settings]、[Update & security]、[Recovery]、[Go back to an earlier build] の順に選択して以前の Insider Preview ビルドに戻す操作を実行すると、アプリがクラッシュしてロールバックできなくなります。この問題を回避するには、BitLocker/デバイス暗号化を無効化してやり直してください。
  • いずれかの設定ページをスタートにピン留めしようとすると、設定がクラッシュしてページがピン留めされません。
  • アプリで新しい絵文字を使用すると、空白の四角形として表示されることがあります。この問題については現在対応中で、将来のビルドで修正される予定です。
  • ビルド 14316 からアップグレードした場合、ストアのアプリが動作を停止することがあります。また、スタートのすべてのアプリ一覧で、これらのアプリが重複して表示されます (一方はアプリ本体として、もう一方は保留中のアプリとして表示されます)。この問題を解決するには、次の手順を実行します。1) 別のアプリをダウンロードします。2) ダウンロードを一時停止し、ダウンロードと更新のビューに移動します。3) [Resume All] ボタンをクリックします。ダウンロードがすべて完了すると、問題は修正されます。

近日スタート: Windows 10 Anniversary Update Bug Bash

マイクロソフトには長年定着している 1 つの開発段階があります。それは、まだ報告されていない問題を見つけるためにチーム全員が数日間集中的に取り組む「Bug Bash」と呼ばれる作業です。この Bug Bash を来週 Windows & デバイス グループで実施するため、皆様にもぜひご参加いただきたいと考えております。Windows Insider Program 参加者の皆様には、既に大量のフィードバックをお送りいただいてきましたが、Bug Bash にもご協力いただければ誠に幸いです。来週、Feedback Hub に「クエスト」を公開します。期間は 4 日間で、毎日異なる製品領域に特化したクエストを用意する予定です。各クエストについてはもちろん、Windows やお気に入りの Microsoft アプリについてなど、あらゆるフィードバックをお待ちしております。詳しい情報は来週お知らせいたしますので、Feedback Hub や私の Twitter (英語) で引き続き最新情報をチェックしてください。

Windows Insider Program にご参加くださりありがとうございます。今回のビルドで問題が発生した場合には、Feedback Hub (英語) からフィードバックをお寄せください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Gabe Aul

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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