2016年5月25日 1:31 AM

Windows 10 Insider Preview ビルド 14332 を発表

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※本ブログは、Windows Blog “Announcing Windows 10 Insider Preview Build 14332 の抄訳です。

皆様、こんにちは。
このたび、Windows Insider Program の Fast リングを選択されている皆様を対象に、PC およびモバイル向けの Windows 10 Insider Preview ビルド 14332 をリリースしました。すべての言語とエディションをご利用いただけます。

Bug Bash がスタート

今回 PC 向けおよびモバイル向けの新しいビルドがリリースされたのに伴い、先週のブログ記事でお知らせしたように、Bug Bash が公式にスタートしました。Windows Insider Program の皆様にご参加をお願い申し上げます。期間は明日から 4 日間で、毎日異なる製品領域に特化した複数のクエストを Feedback Hub 内で公開します。マイクロソフトは全クエストについてのフィードバックをお待ちしていますが、これに限らず Windows やアプリケーションのうちご興味のある領域をご利用いただくだけでも結構です。ぜひ日曜日までの Bug Bash にご参加のうえ、バグ レポートを多数お送りいただけますと幸いです。
Bug Bash のクエストは、機能やシナリオをお試しいただく手順をリスト化した従来のクエストとは異なります。この多くは意図的に終了条件が明示されているため、クエストを完了しフィードバックを送信するまでの手順を自然に進めることができます。また、ほとんどのクエストには、複数のシナリオが用意されており、さまざまな方法でクエストを完了することが可能です。Bug Bash のクエストを完了すると、必ず Feedback Hub の画面に戻ります。ここでは、クエストを完了するまでに経験したことを基に、投稿済みのフィードバックに投票したり新しいフィードバックを投稿したりできます。新しいフィードバックを書き込む際には、まず既存のフィードバックを検索し、該当する投稿が見つかりましたらそちらにご投票ください。
クエストには以下の種類があります。
時限クエスト: 「LIMITED TIME」と表示されているクエストには、公開後 24 時間の制限が設定されています。制限時間が経過して新しいクエストに切り替わる前に完了する必要があります。
上級者向けクエスト: 「ADVANCED」と表示されているクエストは技術的に高度なもので、デバイスのシステム構成を変更する必要があるため、クエスト完了後に構成を元に戻す方法をご存じのユーザーを対象としています。無理なく対応できそうなクエストを選んでご参加ください。何らかの問題が発生した場合は PC を正常な状態に復元させるためにご自身でトラブルシューティングを行っていただく必要があります。

今回の新しいビルドをインストールすると Feedback Hub が起動します。これまで社内の文化として根付いていたエンジニアリング作業の一部に、初めて皆様もご参加いただけることになり、たいへん嬉しく思っています。今週は多くの方々とお話しする機会に恵まれ、Windows Insider Program の皆様が Bug Bash に参加されることについて好意的なご意見やご期待の声を伺うことができました。この記事をお読みの皆様にもぜひ Bug Bash に楽しくご参加いただき、バグ レポートをお送りいただけますと幸いです。Bug Bash の詳細については、Mike Fortin Feedback Hub の投稿 (英語) をご覧ください。

ビルド 14332 の変更内容

Bash とコマンド プロンプトを改良: これまでのビルドでは、Windows 上の Ubuntu の Bash で実行しているツールからインターネットにアクセスできないというネットワーク トラブルがあり、apt-get がサーバーを発見できずアプリケーションをダウンロードできないなどの問題が発生していました。今回のビルドではこれらの問題が解決され、ユーザーが手動で resolv.conf ファイルを変更する必要がなくなりました。また、マウント済みのドライブとマウントされていないドライブとの間で mv コマンドを実行したときの問題が解決され、ファイルやディレクトリを両ポイント間で正常に移動できるようになりました。このビルドで Bash に関連して更新された機能の詳細については、リリース ノートを参照してください。
コマンド プロンプトについては、高解像度ディスプレイに接続された PC のウィンドウ サイズの調整、フォントの選択、国際文字のレンダリング、カーソルのレンダリングや非表示、背景色の描画、nano エディターや Emacs エディターのスクロールなど、さまざまな機能強化が実装されています。

Cortana で Office 365 の検索が可能に: PC 版の Cortana でメールや連絡先、カレンダー、OneDrive for Business や SharePoint に格納されているファイルなどの Office 365 のコンテンツを検索できるようになりました。この機能は、Cortana のノートブックの [Connected Accounts] セクションに、職場または学校の Office 365 アカウントを追加するだけで使用できます。検索時には、画面上部に表示されるフィルター (メール、連絡先、カレンダー、ドキュメント) を選択すると、Office 365 の検索結果から関連するものが表示されます。この機能をお試しのうえ、ぜひご意見をお聞かせください。

4 月 27 日追記: サーバー側の問題が解決され、Cortana で Office 365 のコンテンツを検索できるようになりました。
コネクト スタンバイ状態の PC のバッテリー持続時間を延長: バッテリー節約機能の基盤として使用されているものと同じテクノロジを統合することで、コネクト スタンバイ中に実行される比較的優先順位が低い処理を停止しながら、PC のインターネット接続を維持して主な接続シナリオに対応しています。その結果、Surface などのコネクト スタンバイ対応 PC でバッテリー持続時間の長時間化と安定化が実現されました。

ヒント: 使用している PC がコネクト スタンバイに対応しているかどうかを確認するには、コマンド プロンプトから管理者権限で powercfg /a コマンドを実行します。リストの最初に「Standby (S0 Low Power Idle) Network Connected」と表示されている場合は、PC がコネクト スタンバイに対応しています。

マイクロソフトでは、各機能を大多数のユーザーの皆様に最適化するために、テクノロジの開発に全力で取り組んでいます。今後の開発を進めるうえで参考とさせていただきますので、ぜひご意見をお聞かせください。問題が発生した場合には (コネクト スタンバイ状態で動作するはずの機能が動作しないなど)、次のいずれかの方法で対処してください。

1. [Settings]、[System]、[Battery] の順に選択して、コネクト スタンバイ中にバックグラウンドで動作させるアプリケーションを [Always allowed] に指定します。バッテリー設定の詳細については、先週のブログ記事を参照してください。

2. コネクト スタンバイの動作を以前の状態に完全に戻すには、コマンド プロンプトから管理者権限で次のコマンドを実行します。

powercfg /setdcvalueindex SCHEME_CURRENT SUB_ENERGYSAVER ESPOLICY 0
powercfg /setactive scheme_current

注: 新しいコネクト スタンバイの動作を再度有効化する場合は、上記のコマンドの「0」を「1」に変更し、他の箇所は変更せずにそのまま実行します。

意図したシナリオが予期したとおりに動作しない場合は、Feedback Hub からフィードバックを送信していただくようにお願いいたします。

PC 向けビルドで修正された問題点

  • Development Branch から最新ビルドにアップグレードした後、PC がコネクト スタンバイ状態に切り替わる際にブルー スクリーン (バグ チェック) が表示されることがありましたが、この問題を修正しました。
  • Microsoft Edge で大容量のデータをダウンロードすると進捗率 99% で処理が停止する問題を修正しました。
  • お気に入りバーでお気に入りをドラッグ アンド ドロップして並び替えることができない問題を修正しました。
  • Groove ミュージックの起動時にスプラッシュ スクリーンでクラッシュする問題を修正しました。
  • Groove ミュージックの再生中リストに曲を追加すると、再生していた曲が停止し、冒頭に巻き戻って再生される問題を修正しました。
  • BitLocker またはデバイスの暗号化を有効化している状態で、[Settings]、[Update & security]、[Recovery]、[Go back to an earlier build] の順に選択しても以前の Insider Preview ビルドに戻せない問題を修正しました。
  • Cortana のリマインダーで共有 UI が改良され、エクスペリエンスが大幅に洗練されました。
  • 中国語 IME の信頼性が向上しました。
  • 今回のビルドから、最新ビルドにアップグレードした後も [Show windows from this app on all desktops] を選択したアプリケーションが記憶されるようになります。
  • 特定のマルチモニター構成で、タスク バーの通知領域 (システム トレイ) のオーバーフロー トレイのアイコンが適切に配置されない問題を修正しました。
  • DPI 設定を 150% から 100% に変更したときにゲーム バーが表示されない問題を修正しました。
  • 通知に含まれるコンテンツをすべて表示しようとしてもアクション センターで正常に展開されない問題を修正しました。
  • タブレット モードを終了した後、スタート メニューのタイルが誤ったサイズで点滅表示される問題を修正しました。
  • DPI 設定を変更すると通知領域のバッテリー アイコンが正しく表示されない問題を修正しました。
  • タスク ビューのウィンドウで [X] ボタンをクリックすると、サムネイルは表示されなくなるものの、タイトルと [X] ボタンが残ってしまう問題を修正しました。
  • スタート メニューでアプリケーション名が「@{<アプリケーション パッケージ名>}」という形式で表示されている場合に、このアプリケーションをアンインストールするオプションを追加しました。
  • エクスプローラーのナビゲーション ウィンドウでリダイレクト先のフォルダー ライブラリが重複するフォルダー エントリとして表示される問題を修正しました。
  • マルチモニターを構成している場合に Win32 版デスクトップ アプリケーションをスタートから起動すると、他のモニターで全画面再生中のビデオが最小化される問題を修正しました。
  • 設定ページをスタートにピン留めしようとすると設定がクラッシュする問題を修正しました。
  • 設定から Windows Defender を開けない問題を修正しました。
  • スタートの [All apps] の一覧のテキストがぼやけたり重なったりする問題を修正しました。
  • ロック画面でユーザーを切り替えるとパスワード フィールドでタッチ キーボードが表示されなくなる問題を修正しました。
  • 最後に PC をロックしたときに気に入ったと回答した画像が Windows スポットライトで記憶されない問題を修正しました。

モバイル向けビルドで修正された問題点

  • Cortana のリマインダーで共有 UI が改良され、エクスペリエンスが大幅に洗練されました。
  • アクション センターでカメラのクイック操作アイコンを長押ししても反応しない問題を修正しました。現在はカメラ アプリが正常に起動します。
  • Lumia 435/532/535/540 でカメラ アプリを使用して写真を撮影することができない問題を修正しました。
  • OS で [Settings]、[Personalization]、[Colors] の設定から白のモードを選択しているときに Cortana で入力したテキストが表示されない問題を修正しました。
  • イタリア語キーボードでコンマの後ろに単語を入力すると、ピリオドの後ろの単語と同様に自動的に大文字になる問題を修正しました。
  •  [Settings]、[Update & security]、[For developers] の順に選択して開いたときのパフォーマンスが向上しました。
  • リスト ヘッダー (すべてのアプリの一覧など) でキリル文字が小文字になる問題を修正しました。
  • 着信時にヘッドホンを取り外すと、通話が終了したときに再生中の曲がスピーカーから出力される問題を修正しました。
  • 自動輝度調整機能を備えたスマートフォンで復元またはハード リセットを行うと、この機能が既定で有効化されるようになりました。
  • Windows Hello がセットアップされている場合に、再度サインインを要求するまでの間隔を [Settings]、[Accounts]、[Sign-in options] から設定できるようになりました。
  • デバイスの名前を変更できない問題を修正しました。
  • ロック画面の簡易ステータスの数字がナビゲーション バーに表示される問題を修正しました。

PC 向けビルドの既知の問題

  •  [Settings]、[Network & Internet]、[Status] の順に選択すると、新たに組み込まれたネットワーク速度テストのメニューが表示されますが、この機能はまだ使用できません。現時点では UI が表示されるだけで、バックエンドの作業が完了していないため、有効化して動作させることはできません。
  • Feedback Hub はローカライズされておらず、言語パックがインストールされている場合でも UI は英語 (米国) でのみ表示されます。
  • 今回のビルドにアップグレードした後、Feedback Hub のダウンロードと構成に約 20 ~ 30 分かかります。Feedback Hub の準備が完了していないと、ミニ アンケートの通知をクリックしてもアプリの適切な場所に遷移せず、Feedback Hub 内で検索を実行しても結果が表示されません。また、別のアプリや設定からクリックで Feedback Hub に移動しようとしても、Feedback Hub は起動しません。
  • プレビュー版のデスクトップ アプリ コンバーター (Project Centennial) は、Windows 10 Insider Preview ビルド 14332 では実行できません。このコンバーター ツールを使用してデスクトップ アプリを UWP に変換している開発者の皆様には、この問題が修正されるまで今回のビルドを使用しないことをお勧めいたします。
  •  Tencent のオンライン ゲームは、Development Branch の最新ビルドでは動作しません。
  • 刷新された UAC UI では、キーボード ショートカット Alt + Y による [Yes] の選択が動作しません。
  • 追記: 以前 DRM で保護されているコンテンツを Groove ミュージック、映画 & テレビ、Netflix、Amazon ビデオ、Hulu などのサービスで再生したことがある場合、今回のビルドにアップグレードすると、これらのサービスでコンテンツをもう一度再生することができず、DRM_E_INVALID_SECURESTORE_PASSWORD(0x8004C029) または DRM_E_DOMAIN_STORE_GET_DATA(0x8004C503) のエラーが発生します。現在この問題を近日中に修正できるように取り組んでいます。
  • PC にログインしてから 2 分以内に Groove ミュージックで音楽を再生すると、再生エラー 0xc10100ae が発生します。この問題を回避するには、ログイン後 2 分以上経過してから Groove ミュージックの音楽を再生してください。
  • アプリで新しい絵文字 (英語) を使用すると、空白の四角形として表示されることがあります。この問題については現在対応中で、将来のビルドで修正される予定です。
  • Microsoft Edge の拡張機能データストア スキーマには継続的に変更を加えています。その結果として、今回のビルドにアップグレードすると、インストール済みの拡張機能がすべて削除されます。拡張機能を再インストールして元に戻していただくようにお願いいたします。
  • 英語以外のキーボードでは Bash のプロンプトを使用できません。
  •  一部の言語で Insider Preview ビルドを実行している場合にスタートの [All apps] リストの内容が表示されません。この問題については現在調査を進めています。アプリケーションを検索してから起動すると、この問題を回避できます。

モバイル向けビルドの既知の問題

  • 音声認識パックをダウンロードできません。ただし、キーボード用の言語パックは問題なくダウンロードできます。マイクロソフトではこの問題を把握しており、可能な限り早急に修正する予定です。
  • Feedback Hub はローカライズされておらず、言語パックがインストールされている場合でも UI は英語 (米国) でのみ表示されます。
  • カメラ アプリからカメラ ロールに直接移動するとクラッシュする場合があります。カメラ アプリで撮影した写真を表示したいときには、フォト アプリに直接移動するとこの問題を回避できます。
  • Groove ミュージックで Groove Music Pass (DRM) のコンテンツを再生しようとすると 0x8004C029 エラーが発生します。
  • 追記: 以前 DRM で保護されているコンテンツを Groove ミュージック、映画 & テレビ、Netflix、Amazon ビデオ、Hulu などのサービスで再生したことがある場合、今回のビルドにアップグレードすると、これらのサービスでコンテンツをもう一度再生することができず、DRM_E_INVALID_SECURESTORE_PASSWORD(0x8004C029) または DRM_E_DOMAIN_STORE_GET_DATA(0x8004C503) のエラーが発生します。現在この問題を近日中に修正できるように取り組んでいます。
  • アプリで新しい絵文字を使用すると、空白の四角形として表示されることがあります。現在、新しい絵文字をサポートする作業をシステム全体で進めているところで、将来のビルドでは修正される予定です。
  •  Tweetium などの一部のアプリが起動しない不具合について現在調査を進めています。
  •  [Settings]、[System]、[Notifications & actions] で [Keep notifications private on the lock screen] を有効化しているアプリから通知を受信すると、スマートフォンがロック状態になり再起動します。メッセージング アプリでこの設定を有効化していると特に深刻な影響があり、テキスト メッセージの一部が失われる可能性があります。いずれかのアプリでこの設定を有効化している場合には、この問題が修正されるまで無効化していただくことをお勧めします。
  •  [Settings]、[System]、[Notification & actions] でクイック アクションの順序を並べ替えると設定がクラッシュする場合があります。この問題が発生すると、クイック アクションの 1 つが表示されなくなることもあります。この問題が発生する場合、今回のビルドではクイック アクションの設定を変更しないでください。この問題による影響を受けている場合には、ハード リセットを実行し、クイック アクションの設定を既定に戻す必要があります。
  • これまで FM ラジオ アプリが組み込まれていましたが、利用率が低下しているため、先日 Development Branch でリリースした Windows 10 Mobile ビルドではこのアプリを削除しました。以降のビルドでもこのアプリは搭載されません。Windows ストアで提供されているサードパーティの FM ラジオ アプリは、今後も対応デバイスでご利用いただけます。
  •  4 月 27 日追記: 英語以外のキーボードを使用している場合、Edge ブラウザーのアドレス バーに小文字の「w」、「y」、「a」を入力できません。なお、これらの文字は大文字で入力することができます。

繰り返しになりますが、マイクロソフトは Windows 10 Mobile Insider Preview の更新プログラムがサポートされるデバイスを対象に Development Branch からモバイル向けビルドを提供しています。以前お伝えしたとおり、今後も Development Branch からプレビュー ビルドをご提供するのは、Windows 10 Mobile のアップグレードを利用できるデバイスに限られます。

いつも Windows Insider Program にご協力くださりありがとうございます。今回のビルドで問題が発生した場合には、Feedback Hub (英語) からフィードバックをお寄せください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Gabe Aul

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