2018年11月19日 9:06 AM

東芝クライアントソリューション様とのARへの取り組み

※ 本ブログでは、東芝クライアントソリューション様のマイクロソフトとの取り組みをお伝えします。

東芝クライアントソリューションとマイクロソフトは拡張現実(AR)技術でオンサイトに技術的な専門知識を提供します。

東芝クライアントソリューション株式会社 執行役員兼副社長 中村憲政

日本国内の立体駐車場の約 50,000 パレットを管理する株式会社ファムは、現場技術者への質の高いサポートを維持しながらも、現場サポートを担当する技術者の出張回数を軽減するソリューションを検討していました。Windows 10 Pro を搭載した東芝クライアントソリューションのモバイルエッジコンピューティング dynaEdge DE100 を導入して以来、現場サポートのための技術者の出張回数は約半分に削減されました。

株式会社ファムは、日本全国の立体駐車場の約 50,000 パレットを管理し、24 時間体制で通常・緊急のメンテナンスに対応しています。現場技術者による追加支援を必要とした場合に備え、本部による電話での支援体制を整えているほか、より詳しい技術者が約 1 時間内で現場に駆けつける体制が整備されています。この追加支援のために、電話による平均対応時間は 30 分で、現場出張は 1 か月に約 15 回発生します。こうした状況のなかで、効率よく活動するためにファムが着目したのは東芝クライアントソリューションのテクノロジーでした。

2018 年 5 月、東芝クライアントソリューションは、Windows 10 Pro を搭載した dynaEdge DE100 の導入を提案いたしました。dynaEdge DE100 は、AR(拡張現実)技術をサポートするハンズフリーのウェアラブル端末で、様々な業界の現場技術者の作業の効率化を目的としたソリューションです。dynaEdge DE100 を携行することにより、現場技術者は、本部にいる技術者とのコンタクトが可能となります。また、ドキュメントを持たなくても作業現場でメンテナンスマニュアルの閲覧が可能となります。さらに、監査用途や証跡管理のための修理記録も容易に収集できます。

また、Microsoft Azure の AI や機械学習のサービスがあらゆるシチュエーションに柔軟性に対応できるため、dynaEdge DE100 と Microsoft Azure の組合せにより、多様なビジネスニーズにスマート、かつ、容易に適応させることができます。Windows 10 Pro または Windows 10 IoT Enterprise のいずれかの OS が搭載される dynaEdge DE100 は、Windows ベースのシステムに対応するよう設計されているため、多くの企業組織の既存インフラにシームレスかつセキュアに統合できると確信しています。

東芝クライアントソリューション dynaEdge DE100

dynaEdge DE100

dynaEdge DE100 を導入した結果、ファムではひと月当たりのメンテナンス目的の現場出張回数が約半減しました。また、ハンズフリーの AR 技術により、サポート担当技術者は現場技術者へのリモートでの指示が効率的に行えるようになりました。さらに、証跡管理が可能となり、お客様の設備状況に沿ったメンテナンスの提案が容易になります。

「東芝クライアントソリューションの dynaEdge DE100 は、現場での作業状況をその場でサポート担当技術者にライブ配信することができます。また、携帯電話を手に持たなくても音声で指示を聞くことができます」
– 株式会社ファム  FRV 推進部 FRV 事業室 室長 田村 可幸氏

株式会社ファムの声はこちらの動画からご確認いただけます。

東芝クライアントソリューションは現場で働く技術者をサポートするデジタルトランスフォーメーションのリーダーであり続けるとともに、今後もより多くの組織の成功を支援させていただきたいと考えております。

Windows 10 Pro 搭載 モバイルエッジコンピューティング dynaEdge DE100 のお問い合せはこちらです。