2019年8月28日 3:50 AM

Microsoft Teams Rooms で、全員があたかもそこにいるかのような会議体験

※本ブログは、米国時間 8/15 に公開された An inclusive meeting experience for everyone in any room with Microsoft Teams Rooms の抄訳です。

現代の新しい働き方では、世界各地に散らばるチーム メンバーが協力しながら仕事を進めることがよくあります。Microsoft Teams Rooms を利用すれば、このようにそれぞれが離れた場所にいる場合でも、チーム メンバー全員が、壁を感じることなく積極的に議論に参加できるようになります。Microsoft Teams Rooms アプリの本日の更新では、新たにコンテンツ カメラ機能が追加されました。これにより、皆様が普段の議論でお使いになるホワイトボードを Teams の会議でインテリジェントに利用できるようになります。マイクロソフト クラウドの人工知能を活用した専用のコンテンツ カメラによって、室内のホワイトボードをインテリジェントに検出、トリミング、フレーム化し、離れた場所にいるメンバーと内容を共有できます。発表者がホワイトボードの前に移動しても、リモート メンバーはその向こうにあるボード上の文字を確認できます。

同じ室内にいるかのような臨場感

インテリジェント キャプチャ機能を搭載したコンテンツ カメラ

ユーザー エクスペリエンスはいたってシンプルです。会議中に発表者がコンソールから [Content Camera] を選択するだけで、アプリがインテリジェントにホワイトボードを検出、トリミング、フレーム化し、ボードに書かれた内容がリモート メンバーに共有されます。

Microsoft Teams Roomsでコンテンツ カメラを起動

Microsoft Teams Roomsでコンテンツ カメラを起動

発表者がボードの前を行ったり来たりしても、リモート メンバーは視界を遮られることなく文字を確認できるため、全員が内容をしっかりと理解し、終始会議に集中することができます。

リモート メンバーの視点から見た画面

リモート メンバーの視点から見た画面

展開が容易

IT 管理者は、サポートされているコンテンツ カメラを Microsoft Teams Rooms システムの空き USB ポートに追加できます (USB 2.0 のケーブルまたはエクステンダーを使用)。コンテンツ カメラを Microsoft Teams Rooms に接続後、アプリの [Device Settings] メニューから入力用のカメラを選択します。設定の詳細については、こちらをご覧ください。

LogitechCrestron のカメラが Teams デバイスに認定されており、これらは公式ページから入手できます*。コンテンツ カメラは既存の Microsoft Teams Rooms システムに追加できます (一覧はこちら)**。

サポート対象のコンテンツ カメラ

サポート対象のコンテンツ カメラ

* カメラは逐次追加されます。
** Surface ベースの Microsoft Teams Rooms デバイスの更新プログラムは今後数週間以内にロールアウトされる予定です。

ホワイトボードのキャプチャに最適な配置で会議スペースにカメラを設置できるよう、マイクロソフト パートナーからマウント システムが提供されています。第 1 弾として Logitech と Crestron のカメラとマウント用バンドル製品 (英語) が販売されています。近日中に他の製品も登場する予定です。

認定製品の DSP と天井タイルで特殊な空間にも対応

マイクロソフトは新たに DSP (デジタル シグナル プロセッサ) と天井タイルを対応製品として認定しました。これにより、柔軟な設置オプションからお客様の会議室に適したものを選択することができます。SennheiserCrestronBiamp といった業界大手各社のソリューションが、近日中に AV インテグレーターの販売チャネルや米国およびカナダの Microsoft Teams デバイス公式ページから入手できるようになります。
Microsoft Teams Rooms システム、DSP、1 つまたは複数の天井タイルやマイク、さまざまな高性能カメラを組み合わせることで、大規模な会議室、多目的ルーム (MPR)、講堂など、多種多様な空間に対応できるようになり、あらゆる空間でどの製品でも一貫したユーザー エクスペリエンスが提供されます。

マイクロソフト パートナーの新製品

会議室向けの優れた会議および通話エクスペリエンスを提供する Microsoft Teams Rooms システムと周辺機器の認定製品が追加されました。

全世界で販売が開始された Logitech Tap は、小、中、大の規模の会議室に対応した構成済みの会議室ソリューションとして、Microsoft Teams Rooms でのビデオ会議に必要なすべての機能を備えています。

  • Crestron からは新たな認定製品として、特大規模の会議室、MPR、講堂に対応するソリューションを構築できる Crestron UCC160-T Integrator Kit、統合カメラ搭載の Crestron Soundbar が付属するシングル ディスプレイ システムの UC-M130-T、UC-B130-T、UC-B140-T、Flex UC-B160-T が発売されました。
  • Yealink は、Microsoft Teams Rooms システムと完全に統合された Yealink ワイヤレス USB ドングル ベースの映写をサポートする新しいバンドル製品として MVC-500 と MVC-800 を販売し、ポートフォリオを拡充しています。
  • Sennheiser のスピーカーフォン SP30 は、Microsoft Teams Rooms 対応製品として認定されました。
  • Jabra は本日 Jabra PanaCast を発売します。これは、Microsoft Teams 認定済みのプラグアンドプレイ カメラで、3 台の 13 メガピクセルのカメラとリアルタイムで映像をつなぎ合わせる特許技術を駆使して完全な 180°の画角を提供することで、死角のない自然で肉眼に近い視野を実現し、ハドル ルーム (少人数向け会議室) での会議の質を高めます。

これらの優れた製品が Microsoft Teams Rooms システムと周辺機器のラインナップに加わったことで、小規模なハドル ルームから大規模なカンファレンス ルームまでカバーした幅広い選択肢が、Microsoft Teams Rooms システム パートナーから提供されます。

Microsoft Teams Rooms パートナー

Microsoft Teams Rooms パートナー

ユーザー インターフェイスの簡素化

Microsoft Teams Rooms の 7 月の更新 (英語) でお伝えしたとおり、Teams の通話および会議エクスペリエンスを調整し、ユーザーが使用する Teams クライアント間の UI を統一しました。この最新の更新プログラムでは、ユーザー エクスペリエンスをシンプルにするために他にもいくつかの改善を行い、コンソールの [More] からアクセスできる新しいサイド バーに設定オプションを移動しました。

新しい UI

新しい UI

新しいサイド バー

新しいサイド バー

Microsoft Teams Rooms は、使いやすく一貫性のあるエクスペリエンスをお客様のあらゆる会議スペースに提供し、AI によってメンバー全員が積極的に議論に参加できるようにします。

ぜひ今すぐ利用を開始して、最先端の会議空間へと変身させましょう。認定済みのバンドル製品はこちらでチェックできます。

– Microsoft Teams Rooms 担当シニア プロダクト マーケティング マネージャー、 Christian Schacht