新しい Office モバイル アプリで作業をさらに効率化
※本ブログは、米国時間 11/4 に公開された “Introducing Office – Your new go-to mobile app for getting work done” の抄訳です。
本日は、スマートフォンでの作業をさらに効率化できる新しいアプリをご紹介します。通常の Office のようにシンプルに使える意欲的なアプリです。
Android 版 (パブリック プレビュー) のダウンロードはこちら (英語)
iOS 版パブリック プレビューの最新情報 : Apple の TestFlight プログラムの条件により、iOS アプリのパブリック プレビューはユーザー数の上限が 10,000 に制限されています。大変光栄なことに皆様からの関心がきわめて高く、本日の発表から数時間でユーザー数がこの上限に達しました。どなたでもご利用いただける一般提供版が提供されるまではもうしばらくお待ちください。早くその日が来ることを楽しみにしています。なお、Android 版のパブリック プレビューには、iOS 版のようなダウンロード制限はありません。いつでもダウンロードしてご利用ください。
モバイル デバイスでの作業効率を考えたアプリ
職場や家庭、学校など、人々はどこからでもモバイル デバイスを使用して作業をするようになっています。現在でも Word、Excel、PowerPoint といった作業効率を高めるさまざまなモバイル アプリが存在しますが、これらのアプリが提供してくれるモバイル中心の作業環境は、さらに優れたものになるとマイクロソフトは考えています。
マイクロソフトが提供する新しい Office モバイル アプリは、「モバイル デバイス向けに開発する生産性ソリューションはこうあるべき」という、マイクロソフトのビジョンを表すものです。この新たなエクスペリエンスを設計するにあたり、私たちはまず、スマートフォンを使う場合とコンピューターを使う場合で人々が求めるものはどう違うのかを検討しました。その後、シンプルさ、効率性、よくあるモバイルのニーズに応えるための最適化の作業を行いました。次に、データ入力やコンテンツ作成をモバイル デバイスならではの手法で最適化する方法を検討しました。特に、スマートフォンのフォーム ファクターがアセットに作業を取り込まねばならないような方法は避けました。最後に取り組んだのは、過去の Office ソリューションでも期待された、質の高さに応えるアプリを実現することです。このアプリは、既存の Office ソリューションを使う人が親しみを持って使用し、質が高くセキュリティも十分な状態で作業ができると信頼できるものにする必要がありました。
生産性の高い新しいモバイル エクスペリエンス
この新たなエクスペリエンスの実現に向けて開発したのが、今回の Office アプリです。この Office アプリでは、統合されたシンプルな操作性と、モバイル デバイスで作業をするのに必要な最先端のエクスペリエンスを実現するさまざまなツールが提供されます。私たちはまず、既存の Word、Excel、PowerPoint のモバイル アプリを単一のアプリに統合しました。これにより、すべての Office ドキュメントを 1 か所に集約できたほか、複数のアプリを切り替えて使う必要もなくなりました。また、アプリを複数インストールする場合と比べて、デバイスの空き容量も大幅にアップしました。また、モバイル デバイスの強みであるカメラなどの新機能を追加し、モバイルならではの方法でコンテンツを作成できるようにしました。最後に新しい操作ウィンドウを追加し、モバイルでよく行う多くの操作を 1 か所から実行できるようにしました。
Office アプリは、個人用途でも業務用途でも、モバイル デバイスで快適に作業できるように設計されています。ここからは、このアプリならではの機能を詳しくご紹介します。
- 統合されたシンプルな操作環境
- Word、Excel、PowerPoint をすべて 1 つのアプリで利用できます。お馴染みのモバイル機能もすべて揃っています。
- クラウドやお手元のデバイスに保管している最近使用したドキュメントやおすすめのドキュメントに簡単にアクセスできます。業務用のアカウントを使用して、組織内にあるドキュメントを検索することも可能です。
- 付箋の機能を簡単に利用できます。備忘録として使用したり、アイデアをメモしたりできます。
- モバイルならではの方法でコンテンツを作成
- ドキュメントの写真を撮り、ボタンを押すと、編集可能な Word ファイルに変換できます。
- 表の写真を Excel のスプレッドシートに変換して、データを入力することが可能です。
- スマートフォンから任意の画像を選択するだけで PowerPoint のプレゼンテーションをデザインできます。
- アプリに統合された Office Lens の機能を使用すると、ホワイトボードやドキュメントの内容を取り込み、高度なデジタル画像を自動で作成できます。
- 表の写真を編集可能な Excel のスプレッドシートに変換
- カメラ、デバイス内の写真、あるいは Office ドキュメントを使用して、PDF を作成できます。
- 指を使って PDF に署名できます。
- QR コードをスキャンしてファイルやリンクを開くことができます。
- スマートフォンとコンピューターの間で簡単にファイルをやり取りできます。近くにあるモバイル デバイスとも即座にファイルを共有することが可能です。
パブリック プレビュー版を公開中
この Office モバイル アプリは、本日よりパブリック プレビュー版で提供が開始されます。Android (英語) と iOS* でご利用いただけます。だれでも無料でダウンロードして、簡単に使用を開始できます。サインインも不要です。ただし、職場や学校、個人でお使いの Microsoft アカウントでログインすれば、クラウドに保管しているファイルにアクセスすることが可能です。このアプリは現在スマートフォンのみで利用可能で、今後はタブレットでも利用できるようにする予定です。
また、パブリック プレビュー版の提供は、お客様のご意見をお聞かせいただくことも目的としています。ご満足いただけた点や改善すべき点、取り入れてほしい機能などがあれば、[設定] の [ヘルプとフィードバック] ツールからぜひフィードバックをお寄せください。マイクロソフトは今後も機能強化に取り組み、このアプリを皆様の作業を効率化するよりパワフルなツールにしていきます。今後の動向にも引き続きご注目ください。
おそらく多くの方が、今回の Office アプリの発表によって現行のモバイル アプリにどのような影響があるか気にされていることでしょう。簡単に言うと、既存の Word、Excel、PowerPoint のモバイル アプリへの投資とサポートも引き続き行われます。既に数百万人もの方々が毎日のようにこれらのアプリを利用されていますが、お一人お一人がご自身のスマートフォンでどのエクスペリエンスを利用するのが最適かをぜひご検討ください。そして、まずは、この新しい Office アプリをお試しください。モバイル環境の生産性ツールに何を期待できるのか、きっとお考えが変わるはずです。
これほど多様な機能が揃い、シンプルかつ効果的に作業できるスマートフォン用アプリは Office の他にありません。Android (英語) 版は今すぐお試しいただけます。iOS* 版の情報は、今後の更新をお待ちください。
* 注: Apple の TestFlight プログラムの条件により、iOS 版のパブリック プレビューはユーザー数の上限が 10,000 に制限されています。公開初日にこの上限に達してしまったため、新たにご利用いただくことはできなくなっています。何卒ご了承ください。