Windows 10: 月間アクティブ デバイス数が 10 億台を突破

※ 本ブログは、米国時間 3/16 に公開された ”Windows 10: Powering the world with 1 billion monthly active devices” の抄訳です。

Windows 10 を初めてリリースしてからこれまで、私たちマイクロソフトは皆様に Windows を選んでいただき、そして大好きになっていただけるよう注力してまいりました。新しいビルドでは毎回修正を加え、新たな機能とエクスペリエンスを追加してきました。そうすることで、リリースのたびにお客様の満足度が高まっていく手ごたえを感じていました。お客様に Windows 10 を選んでいただき、ご愛用いただいていることに、心から感謝しております。今ほど場所を問わず創造し、学び、コミュニケーションを取ることができる安全で信頼性の高いプラットフォームが求められている時代はありません。

本日は皆様に嬉しいニュースをお届けします。200 か国 10 億人のユーザーの皆様が Windows 10 を選んでくださり、アクティブに利用されている Windows 10 のデバイス数が 10 億台を突破しました。ここまでの道のりを一緒に歩んでくださったお客様、パートナー様、そしてすべての従業員に感謝いたします。

デバイスは 1 台から 10 億台へお客様 1 人ひとりのニーズに応える意味

世界中の 7 人に 1 人が Windows 10 を使用してさまざまなことを成し遂げようとしています。

世界のだれもが、どこにいても、どのようなライフスタイルでも、Windows 10 は、皆さんがより多くのことを成し遂げるために必要な機能と柔軟性を提供します。Windows 10 は、高度なテクノロジを生み出したい有能な開発者、家でも職場でも生産的に活動したいビジネス パーソン、そして、学習や自己実現のために使用できる低コストなデバイスを探している発展途上国の学生といった、すべての人々のニーズを満たすことができるプラットフォームなのです。

現在、Windows 10 デバイスを使用する Fortune 500 企業が 100% となり、Windows 10 は組織の規模を問わず、ビジネス変革を推し進めるうえで不可欠なプラットフォームとなりました。Windows 7 から Windows 10 に移行した企業では、ビジネスをより効率的に、より安全に遂行できるようになり、顧客に質の高い製品、サービス、ソリューションを提供できるビジネスを確立しつつあります。

Windows 10 の新機能とセキュリティ更新プログラムの配信は、かつてないほどスピードアップしています。3 年ごとのバージョンアップから、1 年に複数回のバージョンアップへと私たちは進化しました。また最近、新しい Chromium ベースの Edge ブラウザーを Windows 10 から切り離したため、新しいビルドをWindows 10 の通常のリリース頻度とは別に、そしてより多くのバージョンの Windows に提供できるようになりました。

Windows 10 においても私たちが重視することは変わりません。それは、常にお客様を中心に考えることであり、お客様の声に耳を傾け、いただいたフィードバックをもとに開発プロセスを組み立てることです。それを最も象徴しているのが、Windows Insider Program です。このプログラムには現在、世界中から 1,780 万人を超える方々にご参加いただいています。

また私たちは、Windows をすべての人々が自分の目標を達成するために利用しやすい、オープンでインクルーシブなプラットフォームにすることを目指しています。マイクロソフトの Windows アクセシビリティ チーム (英語) が重視しているのは、人を中心に考えた設計と、それを実現するための手法です。人々が持つニーズをエンジニアとデザイナーが深く理解し、そのうえで協調設計を行い、ソリューション上で直接連携してそれを反復できることが重要なのです。

「答えはここにありました。息子の人生が変わるほどのものです」(Mitra Niknam 氏、英語)

このアクセシビリティの取り組みは、人々の生活に驚くべき変化をもたらしました。字幕、ナレーター、拡大鏡、テキスト サイズのカスタマイズといったアクセシビリティ機能を活用することで、Mitra Niknam 氏の息子の Andrew 君のように、不安を克服して読むことができるようになった人がたくさんいます。また、ミュージシャンの Andre Louis 氏も自らの不安を克服した 1 人です。Seeing AI アプリの活用で生活が一変しました (英語)。

PC から Mixed RealityXbox、その先へ

マイクロソフトは、選択の自由があることを常に重視しています。なぜなら、それがユーザーの重視していることだからです。Windows 10 は、80,000 以上のモデルの心臓部となる唯一のオペレーティング システムであり、1,000 以上の異なるメーカーのノート PC や 2 in 1 PC に組み込まれています。しかし、それだけではなく、Windows 10 は Mixed Reality と HoloLens でも力を発揮し、人々による構築、設計、学習、体験の方法を大きく変革させています。

さらに、Windows 10 は世界で最も人気の PC ゲーミング プラットフォームとしても知られており、今年後半に発売が予定されている過去最も高速で強力な Xbox Series X を含む Xbox コンソール ファミリ全体を強化しています。

Surface Pro、Surface Book、Surface Hub 2S などのデバイスによって、Windows 10 に新たなカテゴリが生まれました。また、新しいデュアル スクリーン デバイスの Surface Neo を投入することで、マイクロソフトはそのイノベーションをさらに推し進めます。この Surface Neo では Windows 10X が採用されます。Windows 10X はデュアルスクリーン PC 上でユニークなエクスペリエンスを実現するマルチ ポスチャの新しいオペレーティング システムです。

Windows は OEM パートナー各社にとって、新たなイノベーションを実現するために活用できる多様性に富んだ強力なキャンバスとなります。そうして実現された柔軟性の高い機能は、パートナー各社から提供される以下の Windows 10 搭載の最新デバイス上で見ることができます。

  • Acer ConceptD 700 ワークステーション (英語) は、コンテンツ クリエーターが高負荷のワークフローを容易に処理できるように構築されたデバイスです。搭載された Intel Xeon E プロセッサと NVIDIA Quadro RTX 4000 グラフィックスが、映画製作者、アニメーター、AEC (建築、エンジニアリング、建設) デザイナーが期待する強力で安定した 3D CAD ツールへのニーズを満たします。
  • ASUS ExpertBook B9 (英語) は、モバイル ビジネス ユーザー向けに設計された、重量わずか 865 g の 14.9 mm 薄型デバイスです。さらに、ExpertBook B9450 には Trusted Platform Module 2.0 (TPM) セキュリティ チップが統合され、ビジネス クリティカルなデータの安全性を保持しながら、内蔵の IR カメラで生体認証ログインを行うことが可能です。
  • Dell の人気モデルの最新バージョンである XPS 13 (英語) は、次の 10 年の革新、コラボレーション、目標達成を支援することを目的に設計されました。XPS InfinityEdge ディスプレイは従来よりも 25% 明るく、1 日中マルチタスクを行える広い画面スペースが確保されています。デザインも刷新され、11 インチのフォーム ファクター、13.4 インチのディスプレイで、飛行機の座席トレイにもぴったり収まるサイズです。
  • マイクロソフトが提唱する Secured-core PC (英語) ファミリに、HP Elite Dragonfly (英語) が加わりました。この Elite Dragonfly には Tile テクノロジが組み込まれているため、PC の電源がオフになっていても、PC がどこにあっても、ユーザーはアプリを使用して見つけることができます。また、スピーカー カバーには海洋プラスチックごみから生成した再生プラスチックが含まれており、外箱のパッケージには 100% 持続可能な資源を使用しています。
  • Lenovo Yoga Slim 7 (英語) には、Intel Iris Plus グラフィックスを備えた第10世代 Intel Core i7 が搭載されています。また、IR カメラと Windows Hello によるハンズフリーのログイン機能と自動ログオフ機能に加え、使用状況や温度、デバイスが電源に接続されているかどうかで機能が切り替わるスマート バッテリーが採用されています。
  • 高い生産性と優れた操作性を兼ね備えた Samsung Galaxy Book Flex α (英語) では、ノート PC の操作性とスマートフォンのモビリティおよび柔軟性が実現されています。この 2 in 1 PC は、バッテリー持続時間が最大 17.5 時間と長く、ほぼすべての照明でカラー ボリューム 100% という画面で鮮やかな画像を映し出すことができる超高輝度ディスプレイが採用されています。

1.0 から 10、そして未来へ

マイクロソフトは、タッチとペンによるシームレスな操作、Windows Hello による生体認証ログイン、Android スマートフォンから PC への接続を可能にする Your Phone アプリといったさまざまなイノベーションを実現することで、世界中の人々のニーズを満たせるよう日々取り組んでいます。

また、これを継続することによって、Windows をクラウドへ、そして Azure と仮想マシンによって、Mac、iOS、さらに Chromebook といった多種多様なプラットフォームで Windows 10 を利用できるようにしていきたいと考えています。ユーザーがどこにいても、どんなデバイスを使用していても、Windows が世界で最もアクセスしやすいオペレーティング システムとなるよう、私たちは今後も力を注いでいきます。

Windows 10 の利用者が 10 億人に到達したことは、そのほんの始まりに過ぎません。マイクロソフトは、PC 向けの Windows 10 だけでなく、Windows IoT、Surface Hub 向け Windows 10 Teams エディション、Windows Server、HoloLens の Windows Mixed Reality、Windows 10 の S モード、Windows 10X など、さまざまなお客様のニーズに応える Windows を開発してまいります。

私たちマイクロソフトは皆様の Windows 10 の使い方に刺激を受けています。10 億台ものWindows 10 デバイスを皆様が新たな、そしてエキサイティングな方法で使用し、世界をどのように変えていくのか楽しみにしています。

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