Windows 10 診断データを制御する新しいオプションを提供
本 Blog は米国時間 2020 年 7 月 23 日に公開された Blog: Introducing a new option for customers to control their Windows 10 diagnostic data の抄訳です。
本日、企業のお客様に対し、Windows 10 診断データを制御する新しいオプションのパブリックプレビューの提供をお知らせします。
Windows 診断データは、マイクロソフトが Windows というオペレーティング システムを常に安全、最新、そして適切に動作する状態に保ち、問題のトラブルシューティングを行い製品の向上のために使用されています。Windows 診断データの詳細はこちらの公開情報をご参照ください。
これまで、企業のお客様がご自身の Windows 10 診断データを管理するには 2 つのオプションがありました: 1) Windows 10 オペレーション システムの向上のために、マイクロソフトがデータコントローラーとなって Windows 診断データの用途と使用方法を決めることを許可する、または 2) 診断データの送信を完全に停止する。
このたび、お客様は 3 つ目のオプションを得ることになります。それは、お客様ご自身が Windows 10 診断データのコントローラーとなることです。このオプションを選択した場合も、アップデートやデバイスドライバーの品質など診断データが提供するベネフィットを得ることができます。このアプローチでは、マイクロソフトはデータ処理者としてコントローラーであるお客様に代わって Windows 10 診断データの処理を行います。
この新しいオプションは、お客様が組織のコンプライアンス義務を満たすために使い慣れたツールを使ってデータを管理、エクスポート、もしくは削除することを可能とします。たとえば、Microsoft Azure ポータルを使って、お客様は診断データの削除やエクスポートなど組織のユーザーからのリクエストに応える方法を持つことになります。管理者は Windows デバイスをグループポリシーやモバイルデバイス管理 (MDM) を使ってサービスに簡単に追加したり削除することができます。
ユーザー制御と透明性は私たちの重要なプライバシー原理であり、マイクロソフトのミッションである世界中の人々や企業がより多くのことを達成できるように支援することの中核です。このオプションにご興味のあるお客様にとっては、コンプライアンスへの取り組みを行いながらも、このオプションを選択することでより簡単に Microsoft 365 の中核となるエクスペリエンスを最大限活用することができます。
この機能を使ってみたい、もしくは詳しく知りたいとお考えのお客様は、本日より、パブリック プレビューに参加することが可能です: https://aka.ms/WindowsEnterprisePublicPreview
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