June 25, 2021 7:33 am

Windows 11: ハイブリッド ワークと学習のためのオペレーティング システム

Microsoft 365 ゼネラル マネージャー、Wangui McKelvey

※ 本 Blog は米国時間 2021 年 6 月 24 日に公開された Windows 11: The operating system for hybrid work and learning の日本語抄訳です。

マイクロソフトは、この 1 年間で、組織のレジリエンス (回復力) の重要性、そして、レジリエンスにはテクノロジが不可欠であることを強く学びました。世界規模のパンデミックによって、だれも予想しなかったスピードでデジタル トランスフォーメーションが進みました。そして、光栄なことに、多くの皆様が変革のプラットフォームとして Windows を選んでくださいました。

ハイブリッド環境での仕事や学習が一般的になるにつれ、自宅、オフィス、学校など、ありとあらゆる場所での仕事や学習を可能にするオペレーティング システムが必要になっています。また、IT チームが簡単に管理できることや、複雑化するサイバーセキュリティ環境に対処できる高度なセキュリティを備えていることも重要です。

本日、ハイブリッド環境での仕事や学習に最適なオペレーティング システム、Windows 11 を発表しました。私はパンデミック中にマイクロソフトに入社しましたが、多くの従業員のようにレドモンド在住ではないため、毎日ハイブリッド ワークを行っています。ハイブリッド環境で学習する子供をサポートしながらリモート ワークをするユーザーとして、Windows 11 どんなにすばらしいかをお伝えしたいと思います。また、組織にとっての Windows 11 のメリットと、今すぐ利用を開始すべき理由もご説明します。それでは、詳しく見ていきましょう。

ハイブリッド環境での仕事や学習向けに設計されたオペレーティング システム

現在、ハイブリッド環境で仕事や学習をする際に、マイクロソフトの PC は文書の編集やアプリ プラットフォーム以上の役割を果たしています。Windows は、世界とつながるための大きな窓です。問題解決や新たな創造のための知識やツールを備え、同僚、友人、学生、家族とつながる場を提供しています。PC は、私たちの仕事、学習、生活と切り離せないものであり、働き、教え、学ぶ際の PC エクスペリエンスは、よりパーソナルでなければなりません。

Windows 11 は、最適な働き方や学び方を実現する新しいエクスペリエンスを提供するために生まれ変わりました。今、生産性だけでなく、学習意欲、従業員の満足度や定着率、人材獲得などの観点で、カスタマー エクスペリエンスが重要視されています。Windows 11 は、パフォーマンス、セキュリティ、管理性を一切妥協せず、より合理的でパーソナルなエクスペリエンスを提供します。

ハイブリッド環境に最適な新しいエクスペリエンスを実現するために、慣れ親しんだ操作性は維持しつつ、ユーザー インターフェイス全体を刷新しました。スタート メニューが生まれ変わり、アプリやお勧めのドキュメントを見つけやすくなりました。

ドキュメント、プレゼンテーション、スプレッドシートなど、作業中ずっと複数のウィンドウを開いていることがよくあります。Windows 11 では、ウィンドウ操作の改善に力を入れました。ウィンドウを整理し、特定の画面領域にスナップしてグループ化でき、必要に応じてスナップ グループを切り替えることも可能です。私が便利だと感じたのは、マシンをドックから外したり、再度取り付けたりするときに、Windows 11 がすべての画面のスナップ グループを記憶する機能です。これにより、移動が多い日でも、時間を節約し、業務の流れを維持できます。

ハイブリッド環境での仕事や学習向けに設計されたオペレーティング システム

Windows 11 上での Office のビジュアル機能も強化しました。Fluent デザイン言語とシステムに基づいて、アプリ間でさらにシームレスでシンプルな PC エクスペリエンスを提供します。たとえば、私はダーク モードを愛用しています。Windows テーマに合わせて、ダーク モード、ホワイト、カラフル、ダーク グレーなど、好みの Office テーマを選んでビジュアルを変更できます。

多くの人が業務で会議に参加しますが、ミュートのままで話してしまったり、画面共有したスライドが見えているかを確認した経験があると思います。そこで、Microsoft Teams などのコラボレーションおよびコミュニケーション アプリとしっかりと統合することで、マイクのミュートや解除、デスクトップの共有などが簡単に行えるようになりました。さらに、デスクトップのタスクバーから単一のアプリケーションを直接開いて共有することも可能です。

ハイブリッド環境での仕事や学習向けに設計されたオペレーティング システム

Windows 11 は仕事以外にもたくさんのメリットがあります。私の子供も、世界中の子供と同じように、この 1 年間、リモート学習をしたり、自宅と学校でハイブリッド学習したりしています。Windows 11 の機能の中で、アクセシビリティが大幅に強化されていることに驚きました。たとえば、私の娘はタイピング入力するよりも、音声で入力するほうが使いやすいと言います。ジェスチャ、音声、ペンなどの操作方法が拡張され、ほぼすべてのアプリで音声入力とデジタル ペン入力が可能になりました。これにより、すべての学生が、能力や学習スタイルにかかわらず、自分で教材にアクセスし、自信と主体性を持って学習できるようになります。また、教師も、学生に最適な学習方法をパーソナライズすることで、授業の質を高めることができます。

多くの子供が、リモートやハイブリッド環境でビデオ学習を行っていますが、集中するのが難しいときもあります。これを改善するために、Windows 11 では注意散漫を軽減するツールを新しく導入しています。たとえば、背景の動きをぼかすスマート カメラや、見た目の乱雑さを抑制する設定などがあります。こうしたイノベーションにより、自宅でも教室でも、だれもが集中して学び、能力を最大限に発揮できるようになります。

保護者にとって、セキュリティ (特にオンラインでの子供の安全) は最も重要な課題です。Windows 11 は、自宅でも学校でも、学生を保護するために、危険で不適切なコンテンツをブロックできるよう設計されています。

他にも、ハイブリッド環境での仕事や学習に最適化された Windows 11 のユーザー エクスペリエンスがたくさんあります。Panos Panayのブログ記事で詳細をご紹介しています。教育機関向けの Windows 11 について、詳しくは Education のページをご確認ください。

展開と管理における IT チームの負荷を軽減

ハイブリッド環境は、IT 担当者にとって扱いにくいものです。仕事や学習を行う場所が 1 つではなくなり、複数のデバイスを使うこともあるからです。この新しいハイブリッド環境に対応するには、よりシンプルなオペレーティング システムが必要です。

Windows 11 は、一貫性と互換性に優れたおなじみの Windows 10 を基盤に構築されています。このため、Windows 10 と同じように計画、準備、展開を行うことができ、アップグレードの方法も Windows 10 の機能更新プログラムとよく似ています。Windows 11 をシステムに統合するときも、Microsoft エンドポイント マネージャー、クラウド構成、Windows Update for Business、Autopilot などの、おなじみの管理エクスペリエンスを利用できます。Windows Insider Program で Windows 11 の提供が開始される際には、Windows Enterprise および Education のお客様は、Azure Virtual Desktop で Windows 11 を試験的に導入いただけます。

多くのお客様から、「更新は年 1 回が良い」、「シンプルなサービシング プランの方が展開しやすい」という意見が寄せられていました。これを踏まえて、Windows 11 は年 1 回の更新となります。Home および Pro エディションのサポート期間は 24 か月、Enterprise および Education エディションのサポート期間は 36 か月です。

Windows 11 も Windows 10 と同じく、アプリの互換性を重視した設計となっています。Windows 11 は、App Assure でアプリケーションの動作を保証しています。App Assure は、ユーザー数 150 人以上のお客様に追加コストなしでアプリの問題解決を支援するサービスです。2018 年より、多くのお客様にご利用いただき、約 80 万のアプリを評価し、99.7% のアプリケーション互換性を達成しています。残りの 0.3% を解決するため、App Assure チームはお客様と直接連携して取り組んでいます。

このたび、Test Base for Microsoft 365 (英語) をリリースいたしました。これは、ビジネスに必須のアプリケーションをテストするための自動アプリケーション テスト ツールで、現在、プレビュー版を提供しています。テストでアプリの問題が検出された場合は、App Assure で問題を解決することができます。

サポート対象の Windows 10 (Windows 10 Enterprise バージョン 1909 以降、Windows 10 Pro バージョン 20H1 以降) を稼働している PC は、Windows Update for Business を使って、ダイレクトに Windows 11 に移行できます。

近日中に詳細をお知らせいたします。Windows 11 の導入準備に役立つインタラクティブなオンライン イベント Tech Community Live: Windows エディション (英語) (2021 年 7 月 21 日開催) にも、ぜひご参加ください。

チップからクラウドまでの高度なセキュリティ

セキュリティの重要性はますます高まっています。サイバーセキュリティ環境が複雑化する中で、変化する脅威に先手を打てる次世代のプラットフォームが求められています。特に、ユーザーが複数のネットワーク、デバイス、アプリケーションを利用する環境では、このようなプラットフォームが重要になってきます。

Windows 11 は、ゼロトラストの原則に基づき、設計段階からセキュリティが考慮されています。最新の組み込みセキュリティ テクノロジにより、高い生産性と新しいエクスペリエンスを実現しながら、チップからクラウドまですべてを保護します。ハードウェアベースの分離、暗号化、マルウェア防止などの基本的なセキュリティ機能は、既定で有効になっています。さらに、パスワードレスへのスムーズな移行を視野に入れ、Windows Hello for Business の展開プロセスを簡素化しています。これらのコンポーネントはバックグラウンドで実行されるため、品質、パフォーマンス、エクスペリエンスを犠牲にすることなくユーザーを保護します。マイクロソフトは、変化する脅威や、新しいハイブリッド環境に対応するため、OEM やチップのパートナー企業と緊密に連携し、セキュリティ ベースラインの引き上げに努めています。Windows 11 の新しいハードウェア セキュリティ要件は、攻撃からの高い回復性を持ったより強力な基盤の実現を目指すものです。

Windows 11 のセキュリティの取り組みは、マイクロソフトが初めて Secured-core PC (英語) を発表した 2019 年に始まりました。これはデジタル セキュリティにおける大きな前進でした。PC やチップのパートナー メーカーと共に開発した Secured-core PC では、Windows を支えるデバイス コアと呼ばれるファームウェア層に、セキュリティ技術のベストプラクティスを採用しています。Secured-core PC は、感染からの回復性が従来の PC の 2 倍も高くなっています。業界パートナーと共に、2020 年だけで 300 億件の認証処理を行い、メールの脅威 300 億件と、エンドポイントへの脅威 60 億件からユーザーを保護しました。

今後、Windows 11 のセキュリティや、セキュリティ ソリューションを拡張する取り組みについて、さらに詳しい情報を発表していきます。なお、セキュリティ ソリューションの拡張は、デバイス、OS、アプリケーションなどのデータの安全性を確保するのに役立ちます。

Windows 10 のイノベーションの継続

現在、Windows 10 の月間アクティブ デバイス数は 13 億台を突破しています。仕事、趣味、学習などで Windows 10 を愛用していただいている皆様に、心から感謝いたします。皆様が Windows 11 へ移行する間も、マイクロソフトは引き続き Windows 10 のサポートを提供します。2021 年下半期に Windows 10 バージョン 21H2 をリリースいたします。このバージョンでは、ハイブリッド環境に対応するため、ユニバーサル プリントなどの新機能を追加するほか、Windows Autopilot などの管理および展開機能を拡張します。

私たちマイクロソフトは、Windows 11 を皆様に活用していただけるよう提供することをお約束します。今年の末に対象の PC を Windows 11 にアップグレードして Windows 10 デバイスと Windows 11 デバイスの両方を Microsoft エンドポイント マネージャーで管理するか、Windows 10 バージョン 21H2 に更新するかを柔軟に選択できます。Windows 10 バージョン 21H2 に更新する場合は、Windows 11 への移行準備を進めながら、サポート対象のバージョンの Windows 10 を安全な最新状態にして利用することができます。

Windows 11 をすぐに使い始めない場合は、Microsoft エンドポイント マネージャーでエンドポイント分析を始めることをお勧めします。デバイス ハードウェアの要件など、Windows 11 へ移行できる状況かどうかを判断するのに役立つマイクロソフトのインサイトを提供します。

ハイブリッド環境での仕事や学習に最適なオペレーティング システム

Windows 11 は、ハイブリッド環境での仕事や学習に最適なオペレーティング システムです。Windows 11 の利用を開始するには、次の手順に従ってください。

  • Windows 11 の提供が開始したら、Windows Insiders Program に参加し、プレビュー版の Windows 11 をお試しください。Enterprise または Education エディションのお客様は、Azure Virtual Desktop で Windows 11 をお試しいただくことも可能です。
  • Microsoft エンドポイント マネージャーでクラウド管理を開始します。これにより、クラウドを利用して、Windows 10、Windows 11、Azure Virtual Desktop など、すべての Windows エンドポイントを管理できます。Microsoft エンドポイント マネージャーを使うと、クラウド構成によってすばやく展開できます。また、エンドポイント分析により、Windows 11 への移行を簡単に評価できます。
  • Windows 11 の組み込みセキュリティは信頼性に優れています。まだ Secured-core PC を利用していない場合は、今すぐお試しください。マイクロソフトでは、Windows Hello for Business によるパスワードレスへのスムーズな移行を目指しています。
  • パイロット版を実行し、このツールが現在の環境で問題なく動作することを確認してください。アプリケーションの互換性は、App Assure でサポートいたします。

ハイブリッド環境に最適な Windows 11 の最新エクスペリエンスを、ぜひご自身でお確かめください。マイクロソフトは、Windows 11 への移行プロセスのあらゆる段階で、お客様をサポートします。

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