Office LTSC の一般提供を開始
Jared Spataro (Microsoft 365 担当コーポレート バイス プレジデント)
※ 本 Blog は米国時間 2021 年 9 月 16 日に投稿された Office LTSC is now generally available の日本語抄訳です。
未来の働き方に目を向けてみると、きっとそれは、クラウドの上に成り立ち、クラウドの機能に支えられているでしょう。マイクロソフトは、お客様が従業員を支援し、より協調的に、効果的に、そして安全に働ける環境を整えられるようサポートするイノベーションをリードしています。ハイブリッド ワークが当たり前の時代になりつつある中で、クラウドには、チームのメンバーが連携し、つながりと前進をもたらす没入型の体験を作り出せる可能性が無限に広がっています。このようなクラウドを基盤とするソリューションへの投資は、今後もマイクロソフトの優先事項であり続けます。
それと同時に、クラウドへの移行に踏み出せないお客様がいらっしゃることも承知しています。そうしたお客様のケースも、引き続きサポートしていきたいと考えています。今年の初めに、Windows と macOS 向けの Microsoft Office 長期サービス チャネル (LTSC) のプレビューを開始しました。本日、法人と政府機関のお客様向けに、この次期永続版ライセンスの Office の一般提供を開始いたします。
Office LTSC は、特定のケースを想定して設計されています。たとえば、機能更新プログラムを適用できない規制対象のデバイス、製造現場のプロセス制御デバイス、インターネットに接続できない特殊なシステムなどです。このようなニーズにお応えするために、Office LTSC はバージョンを固定した形で、使い慣れた生産性向上ツールを提供します。パフォーマンスの向上とアクセシビリティの拡大は実現されていますが、Word、Excel、PowerPoint でのリアルタイム共同編集や AI による自動化、ハイブリッドの世界での信頼性を高めるセキュリティやコンプライアンスの機能といった、Microsoft 365 Apps のクラウドベースの機能は提供されません。
今回のリリースが最後の永続版ではありませんが、お客様が無理なく Microsoft 365 を導入できるようにするための投資を続けています。2020 年初めには、共有ワークステーションを使用している組織に真のユーザー単位のエクスペリエンスが提供される Microsoft 365 のデバイスベース ライセンスをリリースしました。2020 年後半には、野外で活動する研究者、救助活動者など、数か月間ずっとオフラインになることもあるユーザーをサポートするために、拡張オフライン アクセスの機能をリリースしました。Microsoft 365 は、利用可能な Office の中で最も生産性の高い安全な環境を提供しており、コラボレーション、AI、セキュリティなどのイノベーションをはじめ、さまざまな新機能を継続的に追加しています。
もっと詳細に確認するには
法人および政府機関のボリューム ライセンスのお客様に提供が開始された Office LTSC の詳細については、概要ページをご覧ください。また、Project と Visio の一般提供も本日より開始します。コンシューマー向けの永続版ライセンスの Office 2021 は、2021 年 10 月 5 日に一般提供を開始する予定です (詳細は追ってお知らせします)。
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