10月 12, 2021 7:52 am

Windows 11 の展開に役立つツール

※本ブログは、米国時間 10 月 4 日に公開された “Tools to support Windows 11 deployment” の抄訳を基に掲載しています。

Windows 11 の一般提供が開始されました。対象となる Windows 10 デバイスをアップグレードいただき、ハイブリッド ワークに最適化されたエクスペリエンスをエンド ユーザーに提供しましょう。このブログ記事では、Windows 11 の展開とその計画に役立つリソースについて簡単にご紹介します。

Windows 11 の一般提供

Windows 11 の一般提供が開始され、Windows Server Update Services (WSUS) や Windows Update for Business のようなお馴染みのチャネルから入手できるようになりました。Visual Studio サブスクリプションSoftware Download Service (Windows 11 インストール アシスタントまたはメディア作成ツールを使用)、ボリューム ライセンス サービス センター (VLSC)[1] からもダウンロードいただけます。

組織は、管理対象のデバイスに Windows 11 をいつ、どのように展開するかを決定できます。Windows Update for Business で管理しているエンドポイントは、Windows 11 に自動的にアップグレードされません。自動的にアップグレードするには、管理者が Windows CSP (Microsoft Intune[2] でプロファイルをアップデートする機能) で、TargetReleaseVersion 設定からターゲット バージョンを設定するか、もしくはグループ ポリシーでターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する必要があります。

Windows 11 の一般提供

本日から 36 か月間にわたり、Windows 11 Enterprise および Education エディションのサポート ライフサイクルが開始されます。同時に、Windows 11 Home、Pro、Pro for Workstations、Pro for Education の各エディションのサポート ライフサイクルも本日から 24 か月間にわたり、開始されます。詳細については、「ライフサイクルに関する FAQ – Windows」をご覧ください。Windows 10 に続き Windows 11 でも、毎月の品質更新プログラムでセキュリティ更新プログラムとバグ修正が配信されます。

Windows 11 の展開と管理のためのツール

Windows 11 の導入をサポートできるよう、次のツールとリソースをご提供します。

  • Windows 11 Enterprise 評価版 – 組織を代表して Windows 11 Enterprise を試し、インフラストラクチャ、アプリケーション、展開プロセスなどのテストを行うことができる 90 日間の無料評価版です。
  • Windows 11 Enterprise

    Windows 11 Enterprise

  • Windows 11 向け Windows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK) – 大規模展開用に Windows イメージをカスタマイズしたり、社内システム、追加コンポーネント、アプリケーションの品質やパフォーマンスを検証したりできます。
  • 注: Configuration Manager を使用して Windows 11 を展開する場合、Windows ADK は必須の外部依存関係になります。Windows 11 向け Windows ADK は、Configuration Manager バージョン 2107 以降と併用可能です。

  • Windows 11 セキュリティ ベースライン (英語)Microsoft Security Compliance Toolkit (英語) の一部として利用可能な Windows 11 セキュリティ ベースラインは、マイクロソフトが推奨する一連の構成設定と、それらのセキュリティへの影響を説明します。これらの設定は、マイクロソフトのセキュリティ エンジニア リングチーム、製品グループ、パートナー、お客様からのフィードバックに基づいています。
  • Windows 11 向けリモート サーバー管理ツール (RSAT) – 最新バージョンの Windows 10 から、RSAT は Windows 11 の「オンデマンド機能」の中に組み込まれます。このオプション機能を追加して、Windows 11 デバイスから Windows Server のロールと機能を管理するには、[設定] > [アプリ] > [オプション機能] > [オプション機能を追加する] > [機能を表示] の順に選択します。
  • RSAT をオプション機能として Windows 11 に追加

    RSAT をオプション機能として Windows 11 に追加

その他のツールやリソースも間もなく提供開始となります。

  • Windows 11 向けセキュリティ ベースライン (DRAFT) – 2021 年 10 月 5 日提供開始
  • Windows 11 向け管理用テンプレート (.admx) – 2021 年 10 月 5 日提供開始

数週間後には、Windows 11 Enterprise デバイスの展開と管理の計画、テスト、評価に役立つ Windows 11 デプロイメント ラボ キットをリリースする予定です。エンドユーザーとのコミュニケーション、展開のタイムライン、プロジェクト全体のスケジュールなどに関してサポートが必要な方向けに、テンプレートや便利なリソースが含まれている Windows 11 導入キットも提供します。

提供開始になった新規リソースのリンクは随時更新します。

デバイスの準備状況を評価

使用中のデバイスが Windows 11 へのアップグレードの対象となるかどうかを判断するには、Update ComplianceWindows 11 Readiness Status レポートをご利用ください。

Update Compliance の Windows 11 Readiness Status レポート

Update Compliance の Windows 11 Readiness Status レポート

このレポートは、サービスに登録している全デバイスのうち、Windows 11 にアップグレード可能なデバイスとそうでないデバイスの内訳を示します。アップグレードできないデバイスについては、その理由も表示されます。この判断は、マイクロソフトが発行している Windows 11 システム要件に準拠しています。

Update Compliance - Windows 11 にアップグレードできない理由の内訳

Update Compliance – Windows 11 にアップグレードできない理由の内訳

サービスがデバイスの準備状況を判断できない場合、ステータスは「不明」と表示されます。

Update Compliance - Windows 11 への準備状況 (デバイス別)

Update Compliance – Windows 11 への準備状況 (デバイス別)

Update Compliance で確実にデバイスの準備状況を確認できるように、デバイスには最新のセキュリティ更新プログラムを適用しておくことをお勧めします。このレポートは 10 月中旬に提供を開始します。

9 月に発表したとおり、エンドポイント分析の Work from anywhere レポートには、Intune で管理または共同管理しているすべてのデバイスの Windows 11 ハードウェア準備状況のインサイトと、Configuration Manager バージョン 2107 以上のテナント アタッチで登録されたデバイスが表示されます。詳細については、「Microsoft エンドポイント マネージャーで Windows 11 の準備状況を把握 (英語)」をご覧ください。

エンドポイント分析の Work from anywhere レポート - Windows の準備状況のインサイト

エンドポイント分析の Work from anywhere レポート – Windows の準備状況のインサイト

Update Compliance またはエンドポイント分析を利用していない皆様、またはバージョン 2107 より古いバージョンの Configuration Manager を使用している皆様には、デバイスが Windows 11 の最小システム要件を満たしているかどうかを判断するための暫定的なソリューションとして、Hardware Readiness PowerShell スクリプトを提供しています。

Windows 11 アプリケーションの互換性をサポート

Windows 11 の互換性は Windows 10 と同等です。たとえばエンタープライズ組織の場合、基幹業務 (LOB) アプリを含めて 99.7% の互換性を実現しています。互換性の問題が発生した場合は、App Assure (英語) をご利用ください。アプリケーション ベンダーは、管理環境で Test Base for Microsoft 365 (英語) を使って Windows 11 アプリのオンボーディングや検証を行うことができます。詳細については、「アプリケーションの互換性の保証を Windows 11 に拡大 (英語)」をご覧ください。

Windows 用アプリケーションの開発者の皆様は、本日付けの Windows Developer Blog (英語) をご覧ください。また、Compatibility cookbook for Windows 11 (英語) から、Windows 11 で変更された検証ステップのガイドラインをご確認ください。

Windows 11 の技術資料

組織における Windows 11 の導入計画、準備に役立つガイダンスは、Windows 11 ドキュメントでご確認いただけます。Windows 11 の展開プロセスの大部分は Windows 10 の場合と同様です。Windows クライアントの展開に関するドキュメントでは、Windows 10 と Windows 11 の相違点をわかりやすくするため、「適用対象」のタグを随時更新していきます。

Windows 11、Windows 10、または両方に適用されるドキュメントであることを示す例

Windows 11、Windows 10、または両方に適用されるドキュメントであることを示す例

Windows 11 のロールアウト状況に関する最新情報、既知の問題に関する詳細 (問題の状況、回避策、解決策など) のほか、ライフサイクルの更新、今後のイベントなどの重要な発表に関する情報は、Windows リリース正常性ダッシュボードをご覧ください。Windows 11 のサービス ライフサイクル、現行バージョン、毎月の品質更新プログラム (今月末から毎週火曜日更新) に関する重要な情報は、Windows 11 リリース情報ページでご覧いただけます。

注: 下半期のリリースとなるため、今回の Windows 11 オリジナル リリースのバージョン番号は 21H2 です。

Windows 11 の評価

前述したとおり、組織を代表して Windows 11 Enterprise を試してみたい担当者様は、90 日間の無料評価版をダウンロードいただけます。Windows 11 の今後のリリースで追加される新機能をいち早くご利用になりたい場合は、Windows Insider Program for Business にご参加のうえ、個々のデバイスや仮想マシンで、または組織レベルで Insider Preview ビルドを稼働してください。

関連情報

本日の発表を見逃した方のために、Windows 11 の一般提供のサポートに関する情報を以下に簡単にまとめます。

Windows 11 で利用できる新機能の中にデスクトップ向け Power Automate があります。これは繰り返しの多いデスクトップ プロセスを自動化してくれる機能で、多数の事前構築済みドラッグアンドドロップ アクションが用意されています。この機能を利用すると、日常的によく利用するツールで Windows デスクトップのワークフローを自動化することができ、とても便利です。詳細については、「Windows 11 のデスクトップ向け Power Automate の使い方 (英語) 」をご覧ください。

このブログ記事がお役に立てば幸いです。最新リリース、ツール、ドキュメントついては、このブログをお読みいただくか、Twitter アカウント @MSWindowsITPro をフォローしてください。Windows 11 の計画と展開について、他の IT プロフェッショナルと情報交換したい場合は、Windows 11 Tech Community (英語) にご参加ください。


編集者メモ (2021 年 10 月 6 日): VLSC の可用性に関する脚注が、新しい可用性情報で更新されました。
[1] VLSC や、あらゆる製品、市場、言語の同様のチャネルでは、ダウンロードの提供時期が異なる可能性があります。
[2] またはその他のモバイル デバイス管理 (MDM) ソリューション。

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