6月 15, 2022 1:23 pm

Internet Explorer 11 はサポートを終了しました。長年のご愛顧ありがとうございました。

※ 本ブログは、米国時間 6 月 15 日に公開された “Internet Explorer 11 has retired and is officially out of support—what you need to know” の抄訳です。Internet Explorer 11

Internet Explorer (IE) は、インターネットの利用とエクスペリエンスの成長を 20 年以上にわたって支援してきましたが、2022 年 6 月 15 日をもってサポートを終了します。何百万人もの皆さんに、インターネットへのゲートウェイとして Internet Explorer をご愛顧いただきありがとうございました。

ユーザーとして、IE での最初の経験はバージョン 3 で、IE4 でのダイナミック HTML の導入と IE6 での AJAX の導入によって、インターネット上で何が可能かという私の見解は変わりました。IE7 チームに参加する機会を得てから、Microsoft ブラウザーの歴史に携わってきました。今日 Internet Explorer は、当然ながら古い時代からの製品の 1 つであり、動きが独特で、モダン ブラウザーで提供されるセキュリティに欠けていると評価されています。しかしながら、ウェブの進化への貢献は著しく、DHTML や AJAX のハードウェア アクセラレーション グラフィックスで真にインタラクティブなウェブを構築することから、タッチ/ペンブラウジングの革新まで、大きな貢献をしてきました。Internet Explorer のサポート終了に取組む中、私たちは毎日 Internet Explorer でビジネスを構築したお客様とやり取りをさせて頂き、IE の重要性を常に思い出させて頂きました。これほど幅広いインパクトを持つ製品に携わることは、感謝以外の何物でもないです。私たちのストーリーは多くの点でインターネットの物語であり、世界中の人々や組織ができることを可能にしてきました。

ウェブは進化し、ブラウザも進化しました。Internet Explorer の漸進的な改善は、Web 全般の一般的な改善に匹敵しなかったため、私たちはフレッシュ スタートすることにしました。Microsoft Edge は、今日のインターネット向けに設計された、より高速で、安全で、よりモダンな Windows に最適なブラウザーです。しかし、ウェブの一部が Internet Explorer の特定の動作や機能にまだ依存していますので、Microsoft Edge には Internet Explorer モード (IE モード) を搭載しています。サイトや規格 (古いものも新しいもの) に関係なく、Microsoft Edge で必要なものにアクセスでき、新しい機能を利用して、オンラインでの時間をさらに向上させることができます。

では、ユーザーの皆様の日常使いにはどのような影響があるのでしょうか。

Microsoft Edge にリダイレクトされることをユーザーに通知するメッセージ例。

Microsoft Edge にリダイレクトされることをユーザーに通知するメッセージ例。

今後数か月にわたって、Internet Explorer を開くと、モダン ブラウザーである IE モード搭載の Microsoft Edge に徐々にユーザーをリダイレクトします。ユーザーは引き続き自分のデバイス (タスク バーや [スタート] メニューなど) に Internet Explore のアイコンが表示されますが、クリックして Internet Explorer を開くと、代わりに Microsoft Edge が開き、IE モードに簡単にアクセスできます。最終的に、Internet Explorer は将来の Windows Update にて永久に無効になり、その時点でデバイス上の Internet Explorer アイコンが削除されます。

このリダイレクト プロセスの一環として、ユーザーはお気に入り、パスワード、設定などのデータを Internet Explorer からインポートできます。これにより、Microsoft Edge への移行が使い慣れた形態で且つシンプルに実施出来ます。ユーザーがデータを削除または管理したい場合には、Microsoft Edge の [設定] メニューからいつでも実行できます。

一部の Web サイトは Internet Explorer だけで動作するものがあり、これらの Web サイトは古いインターネットテクノロジに基づいて構築されているため、モダン ブラウザーを使用すると正しく機能しない可能性があります。これを理解して、私たちは IE モード搭載の Microsoft Edge を構築しました。

ユーザーが IE モードを使うのを助けるために、リダイレクト プロセスでは、Microsoft Edge のツール バーに “IE モードでリロード” ボタンが追加されます。これにより、正しく動作しない可能性のある Web サイトに遭遇した場合、または Internet Explorer を使用してサイトを開くように求める Web サイトにアクセスした場合に、ボタンをクリックすると IE モードでページを簡単に開くことができます。Microsoft Edge は、次回自動的に IE モードでそのページを開きたいか、確認します。Microsoft Edge は 30 日ごとにユーザーに、サイトの IE モードがまだ必要であるか確認します。多くのサイトがアップデートされるにつれて、ユーザーは IE モード利用が必要な頻度が減り、モダン レンダリング エンジンの利用が増加していきます。

ボタンの使い方については、以下のビデオをご覧いただくか、こちらをご覧ください

企業はユーザーの IE モードを自動化できます

IT プロフェッショナルで、組織が通常のビジネス プロセスの一部として古いレガシ サイトを使用している場合は、IE モードを簡単に自動化して、それらのページがユーザーに対して自動的に IE モードで起動されるように設定可能です。

本日のサポート終了は、Windows 10 Home、Pro、Enterprise、Education、そして IoT (Internet Explorer はすでに Windows 11 から削除されています) の現在サポートされているすべてのバージョンが対象です。Internet Explorer は、今日、これらすべてのバージョンですぐに削除されるわけではありません。今後数ヶ月にわたって、すべてのデバイスで Microsoft Edge に徐々にリダイレクトされますので、マイクロソフトと私たちの顧客に、見逃した可能性のあるサイトを見つけて対応する時間を提供します。このリダイレクトフェーズの後、IE は、将来の Windows Update を介してデバイス上で永久に無効になります。

現在サポート中であり、クリティカルな環境で使用されている特定のバージョンの Windows では、サポートが終了するまで、Internet Explorer を引続きサポートします。現在サポートされているすべての Windows 10 LTSC リリース (IoT を含む) とすべての Windows Server バージョン、ならびに Windows 10 China Government Edition、Windows 8.1、および Windows 7 with Extended Security Updates (ESU) が含まれます。これらのエディションの将来のバージョンには、Internet Explorer は含まれません。Windows 上の基になる MSHTML (トライデント) プラットフォームと COM コントロールに依存している開発者も、引き続きすべての Windows プラットフォームでサポートされます。

少なくとも 2029 年まで Microsoft Edge で IE モードをサポートすることもコミットしております。

ビジネスでは、エンタープライズ サイト リストを利用するように IE モードを設定して、Internet Explorer を必要とするサイトをカタログ化し、IE モードで自動的に読み込むことができます。このサイト リストは、ローカルに保存することも、Microsoft 365 管理センターを通じてクラウドに保存することもでき、リスト上のすべてのサイトが IE モードでユーザーのために読み込まれます。これは、デバイスを管理し、レガシー要件があるビジネスに推奨されるアプローチです。

IE モードで Web サイトをテストするときに互換性の問題が発生した場合は、サポートを提供しています。支援のリクエストを送信するか、[email protected] 宛に電子メールを送信されると、弊社の App Assure 互換性の専門家から対象となる問題について無償の修復支援を受けることができます。

IE モードの設定とサイトのテストが完了したら、最後の手順として DisableIE ポリシーを使用して、ユーザーを IE から Microsoft Edge にリダイレクトし、ユーザーが IE モードの使用を開始できるようにします。

IE モードの設定方法については、こちらで学ぶか、FAQ をご覧ください

最も簡単なことは、今日 Microsoft Edge を使い始めることです

Microsoft Edge にリダイレクトされるのを待つ代わりに、今すぐ Microsoft Edge を使い始めることをおすすめしています。Windows を使用している場合は、Windows の [スタート] メニューから Microsoft Edge を開くか、デスクトップまたはタスク バーに表示されている Microsoft Edge アイコンをクリックして開くことができます。

Windows 11 タスクバーと [スタート] メニューの Microsoft Edge アイコン

Windows 11 タスクバーと [スタート] メニューの Microsoft Edge アイコン

Microsoft Edge を初めて使用する場合は、データのインポートを含む簡単な設定プロセスが案内され、これを完了すると準備完了です。以前に Microsoft Edge を開いたことがあり、Internet Explorer からデータをインポートする必要がある場合は、上記のビデオの手順に従ってください。

Microsoft Edge で設定すると、Windows 11 にアップグレードするときに利用開始する準備が整います。Internet Explorer は Windows 11 では利用できませんが、Microsoft Edge は Windows に最適なブラウザーであり、IE モードが搭載されているため、Microsoft Edge にサインインしてブラウジングするだけです。

Microsoft Edge は、macOS、iOS、Android、Linux などの他のプラットフォームでも利用できます。ダウンロードはこちらから。

Internet Explorer の未来は Microsoft Edge にある

インターネットを探索するために IE を使用したことがある方であれば、この場を借りてこれまでのご愛顧に深い感謝を申し上げます。IE を活用して、ビジネスをサポートし、世界中の人々とつながるためのアプリを構築頂き、ウェブの進歩に役立ってきました。私たちは Internet Explorer に別れを告げますが、Microsoft Edge は仕事、ライフスタイル、そしてそれ以外の新しい毎日のブラウザーになる準備が整っています。IE モードをご活用頂くことにより、Microsoft Edge は、Web サイトが 10 年前に構築されたか 10 日前に構築されたか関わらず、比類のないインターネットの互換性を提供します。Internet Explorer の未来は Microsoft Edge にあり、より速く、より安全で、より現代的なブラウザーを提供します。

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