2023年2月3日 11:40 AM

マイクロソフトの HoloLens 2 と Mixed Reality へのコミットメント

※本ブログ記事は、“Microsoft committed to HoloLens 2 and Mixed Reality”の抄訳です。

マイクロソフトの Mixed Reality チームを代表して、マイクロソフトの Mixed Reality に関するいくつかの重要な状況や考えを共有させていただきます。こちらのブログ記事は、弊社の HoloLens 2 や Mixed Reality テクノロジに対するコミットメントを、皆様によりご理解いただくことを目的としております。

企業や組織のお客様が引き続き HoloLens 2 および 関連するプラットフォームを皆様の業務でご活用いただけるよう、マイクロソフトは HoloLens 2 の生産、そして毎月のソフトウェア更新プログラムを含むサポートを継続してまいります。また、Dynamics 365 GuidesRemote Assist についても同様に、お客様のご要望にお応えできるよう、継続してアップデートを行ってまいります。HoloLens と Dynamics 365 は、あらゆる産業用メタバース(インダストリアルメタバース)を展開するうえでの重要なコンポーネントであり、フィールドサービス、工場のオペレーション、およびその他の多くのユースケースにおいて、デジタルトランスフォーメーションのメリットを最前線で活躍するフロントラインワーカーの皆様にご提供しています。詳細につきましては、HoloLens プラットフォームの進捗状況とお客様の事例をご紹介したブログ記事「HoloLens 2 が産業用メタバースの世界に新たな没入型コラボレーションツールを提供」をご確認ください。

Mixed Reality Toolkit (MRTK) については、このプロジェクトが長年にわたり、非常に多くの開発者の皆様の、クロスプラットフォームでの Mixed Reality アプリケーション開発を推進できたことを非常に誇らしく考えております。当初から、MRTK はクロスプラットフォームかつ、オープンソースとして作成され、HoloLens だけでなくエコシステム全体にメリットをもたらしてきました。オープンソースのアプローチによって MRTK を存続させることができ、MR 領域全体でこれまで以上に様々な方々からの貢献が増えることを期待しています。さらにマイクロソフトは、MRTK を使用する開発者の方々が引き続きHoloLens 2 用アプリケーションのビルドと展開を正常に行えるように、必要に応じて MRTK へのオープンソースの継続的な貢献を通じて、MRTK と HoloLens 2 の互換性を維持することに取り組んでまいります。

また、マイクロソフトは、メタバースにおけるより豊かで没入型のコラボレーション体験を提供する Microsoft Mesh に投資しています。現在、早期検証プログラムにご協力いただいているお客様とのプレビュー段階にあり、様々なフィードバックを頂いております。先日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム2023において、アクセンチュアと協力し Microsoft Mesh 上に構築した Global Collaboration Village (GCV) をグローバルのリーダーの皆様に体験いただく事ができました。我々は、AltspaceVR を廃止するという難しい決断を下しましたが、私たちが学んできたことは、Microsoft Mesh への移行の基礎を確立し、クリエーター、パートナー、お客様を含む、すべての関係者に幅広い機会を提供するプラットフォームとなるのに役立ちます。

最後になりますが、Integrated Visual Augmentation System (IVAS) プログラムをサポートするために我々が行っている重要な取り組みがあります。我々は、兵士の皆様からのフィードバックに対し IVAS の製品設計を修正する契約(英語)を米陸軍と結びました。これは、政府とのパートナーシップ、プログラムへのコミットメント、そして、結果を達成するために製品設計を迅速に繰り返す能力の証です。IVAS は商用製品と目的への適合が求められる政府プログラムとの間の技術共有の優れた一例です。HoloLens と IVAS は大きく異なるデバイスですが、どちらもクラス最高の MR テクノロジを開発してきたマイクロソフトの長い歴史の上に構築されています。

こうした重要な分野での革新を進めるために、お客様、パートナーの皆様、開発者の皆様とのコラボレーションを継続し、将来、さらなるアップデートを共有できることを楽しみにしています。

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