2023年4月3日 4:32 PM

SharePoint ストレージ プラットフォームで Loop アプリ (コンポーネント、ページ、ワークスペース) をサポート

※ 本ブログは、米国時間 3/22 に公開された “The SharePoint storage platform supports the Loop app – Components, pages, and workspaces” の抄訳です。

いよいよ、Microsoft Loop アプリの旅が始まります。Loop アプリは本日よりパブリック プレビューの提供を開始しました!Loop が中心に据えているのは、ユーザーです。場所や使用するツールに関係なく、簡単に連携しながら一緒に作業を進めたいと考えるユーザーに主眼を置いて開発を進めています。Microsoft Loop は、あらゆるツールやデバイスに渡って、チーム、コンテンツ、タスクを結び付ける、共同作成のためのエクスペリエンスを提供します。プロジェクトに必要なすべてのコンテンツを 1 つのワークスペースに整理できるようになることを目指しており、さらに、プロジェクトを開始するときには必要なコンテンツの検索も行います。

SharePoint は、Loop の基盤となるストレージとコラボレーション テクノロジを提供しています。この記事では、製品内部で行われている取り組みや、マイクロソフト社内の協力チームとのつながりについてご紹介したいと思います。私たちの目標は、最新の共同作成エクスペリエンスを実現することと、今後に向けて強固なストレージ基盤を提供することです。

Microsoft Loop + SharePoint = 最新の共同作成に特化

Microsoft Loop + SharePoint = モダンな共同作成のために

Loop のような製品を SharePoint プラットフォーム上で迅速に構築し、イノベーションをもたらすには、大がかりな計画と大規模な作業が必要です。私たちは、ユーザー価値を高めながら IT セキュリティとコンプライアンスの価値を損なわないよう、主に 4 つの面に注力してきました。その 4 つをご紹介しましょう。

ツリー構造のストレージ – イノベーションとパフォーマンスを最適化するために、SharePoint は従来のファイル ストリーム アーキテクチャからツリー構造ストレージに移行しました。Bツリー グラフ ノードを活用することで、既存のファイル タイプに対応するだけでなく、Microsoft Loop の基盤技術である Fluid Framework をネイティブにサポートするデータ構造にし、パワフルなコラボレーション機能と他にはない柔軟性を引き出すことができました。このアーキテクチャにより、Microsoft Stream、Designer、Whiteboard などのアプリを SharePoint プラットフォーム上に構築でき、迅速なイノベーションが可能になります。

パフォーマンスの最適化 – Loop エクスペリエンスは、編集とリアルタイムのコラボレーションに、特にスピードと規模の面で、新たな基準を打ち立てます。これによるパフォーマンス向上は、コアの SharePoint だけでなく、Azure の Blob、SQL、ネットワーキング関連のチーム全体にも波及し、Windows とChromium http スタックにも効果が現れています。このように製品エクスペリエンスに重点を置くことで、現在 Microsoft 365 と Azure の多くのシナリオに恩恵が広がっており、今後もさらにメリットがあると思われます。

プライベートと仕事 – Loop は個人 (MSA) と組織 (AAD) のアカウントのどちらにも同時に提供されるため、今回の発表は大きなマイルストーンとなります。これは、両方の認証モデルに対応するために SharePoint 内部で行った作業の直接の成果です。このような SharePoint スタックの強化により、仕事や日常生活での新しいシナリオが出てきたときに、さらに迅速に統合的なエクスペリエンスをお客様に提供できるようになります。

セキュリティとコンプライアンス – Loop コンポーネント、ページ、ワークスペースは、SharePoint プラットフォームをコアとして構築することにより、コンプライアンスとセキュリティに関する SharePoint の業界トップクラスの機能をすべて継承しています。共有、アクセス許可、承認など、信頼性を高めるための機能は、マイクロソフトの新しい製品やサービスを開発する際にも同じものを実装しています。電子情報開示から、きめ細かなアクセス制御まで、革新的な機能を採用しているため、セキュリティとコンプライアンスが確保されるまでお客様を待たせことはありません。

ぜひ、Loop の発表に関するブログ記事「これまでにない共同作成のかたちを実現する Microsoft Loop アプリが登場」をお読みください。新しい紹介ビデオも公開しています。投稿したのは、同僚の Wangui McKelvey (マイクロソフト アプリ & エンドポイント担当ゼネラル マネージャー) です。Loop の新しい Twitter アカウント (@MicrosoftLoop) もチェックしてみてください。フォローもお待ちしています。

「Project home」というページにコンテンツへのリアクションが表示された、Loop ワークスペースのイメージ。

「Project home」というページにコンテンツへのリアクションが表示された、Loop ワークスペースのイメージ。

Loop の開発に携わっている同僚たちに感謝します! 私たちは Loop でつながることに情熱を注いでいます。Loop、OneDrive、サイト、Designer、Syntex、Office、Teams、Viva、Stream、Whiteboard、Search、Yammer、Lists など、多くの Microsoft 365 アプリケーションを SharePoint が支えています。この関係性を軽視することなく、今もこれからも、緊密に連携してまいります。

この記事では、プラットフォームの取り組みについてご紹介してきました。Loop、Teams、SharePoint、そして Microsoft 365 のすべてのエクスペリエンスを改善するために、皆様からのフィードバックをお待ちしています。2023 年 5 月 2 日~ 4 日にラスベガスにて Microsoft 365 Conference (英語) を開催しますので、ぜひご参加ください。Loop、OneDrive、SharePoint、Viva、Syntex、Outlook、Teams、Power Platform などに関して、マイクロソフトのエキスパートがさまざまな情報をお届けする他、最新ニュースや詳細なトレーニングを提供します。マイクロソフトのコラボレーティブ アプリ & プラットフォーム担当プレジデントである @Jeff Teper のオープニング基調講演をはじめ、マイクロソフトが実施するセッションは、こちらの一覧 (英語) でご確認いただけます。

ありがとうございました。
Zach

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