AI のパワーを Windows 11 にもたらす – Windows Copilot と Dev Home でお客様と開発者の生産性の新時代へ
Panos Panay Windows + Devices 担当チーフプロダクトオフィサー
※ 本ブログは、米国時間 5/23 に公開された “Bringing the power of AI to Windows 11 – unlocking a new era of productivity for customers and developers with Windows Copilot and Dev Home” の抄訳です。
この 1 年間、Windows 11 の普及の勢いを受けて Windows の利用者数は目覚ましい成長を続けてきました。実は、この成長を牽引している最大の分野は開発者であり、開発に使用されたデバイスの月間台数は、前年比で 24% も増加しています。
AI は現代を表すテクノロジであり、開発者はこの変革の最前線にいます。マイクロソフトは適切なツールを提供してこそ、開発者の皆様やそのお客様が未来を形作り、世界に足跡を残せるよう支援できるものと考えています。今は、AI が業界全体や私たちの日常生活に途方もない影響を与え始めているのを目の当たりにしているところです。この記事では、新たな AI の時代に対応するために、Windows 11 では今後どのようなことに取り組んでいくのかをご紹介したいと思います。
- Windows 11 に Windows Copilot を導入します。これによって、AI 支援機能を集約した初の PC プラットフォームへと Windows を進化させ、ユーザーが気軽にアクションを起こし、望み通りのことができることをお手伝いします、
- Bing Chat プラグインを Windows に拡張し、開発者がアプリを Windows Copilot に統合できるようにします。これにより、お客様への優れたサービス提供や、Windows ネイティブ アプリに対する取り組みを高められるようになります。
- 新たに発表するハイブリッド「AI ループ」によって、プラットフォームを問わず、AMD、Intel、NVIDIA、Qualcomm の新しいプロセッサのサポートとともにAzure とクライアントをまたいでの AI 開発を支援します。
- Windows におけるすべての開発者の生産性向上を支援する Dev Home を導入します。
- Windows の Microsoft Store で新しい AI 機能とエクスペリエンスを提供します。
明日の Windows の基調講演の中で詳しくお伝えできるのが楽しみです。Build に登録 (英語) して、ぜひご視聴ください!(現在、オンデマンド配信中)
Windows 11 に Windows Copilot を導入
Windows Copilot をご紹介できることを嬉しく思います。Windows は、AI 支援機能を集約し、ユーザーにお届けできる最初の PC プラットフォームとなります。Bing Chat やファーストパーティ、サードパーティのプラグインを組み合わせることで、複数のアプリケーションの検索、起動、作業にエネルギーを費やす代わりに、その先にあるアイデアを形にすること、複雑なプロジェクトを完了すること、関係者とコラボレーションすることに集中できます。
Windows Copilot はタスク バーには位置されたボタンから、お馴染みの方法で起動できますので、見つけることも、使うことも簡単です。Windows Copilot を起動すると、さまざまなアプリ、プログラム、ウィンドウと共に常にサイド バーに表示され、パーソナル アシスタントとして機能します。だれもがパワー ユーザーのように PC を使いこなせるようになり、アクションを起こしたり、設定をカスタマイズしたり、お気に入りのアプリをシームレスに利用したりできます。皆様それぞれに、コピー/ペースト、スナップ アシスト、Spinning Tool、個人用設定など、Windows でよく利用する機能があると思いますが、それらが Windows Copilot によって、プラットフォーム上の他のあらゆる機能と連動してさらに強化されます。たとえば、コピー&ペーストで単に複製して貼り付けることができるだけでなく、Windows Copilot に依頼すれば、内容をリライト、要約、解説することも可能になります。
Bing Chat と同様に Windows Copilot にも、簡単なものから複雑なものまで、さまざまな質問をすることができます。キプロスにいる家族に電話を掛けたい場合、夜中に起こしてしまわないよう、すばやく現地の時間を確認できます。そのキプロスにいる家族のところへ旅行する計画を立てるときも、Windows Copilot に頼めば、冬の休暇に合わせて飛行機と宿泊施設を探すことができます。
Windows Copilot の Bing プラグインや ChatGPT プラグインを通じて、ユーザーは、拡張された AI 機能やエクスペリエンスにアクセスできるようになるだけでなく、開発者の皆様も新しい方法で私たち共通のお客様にリーチし、イノベーションを届けることができるようになるでしょう。ぜひ Windows Copilot の取り組みにご協力ください。Bing や ChatGPT のプラグインの発展に力をお貸しいただくことで、Windows Copilot にもその力が届くことになります。
Windows Copilot は 6 月に Windows 11 でプレビューを開始する予定ですので、どうぞご期待ください。チームからの最新情報を入手するには、こちらからご登録ください。
すべての Windows 11 開発者が AI 開発者となれるようエンパワーします
いまはまさにWindowsでの開発者にとって、絶好の時期が到来していると言えます。ヘルスケア、金融、教育、テクノロジーなど、業界全体の可能性は無限大です。私たちは、AIの新時代に向けてアプリを構築する方法を民主化するためのに、継続して重要なツールの開発に取り組んでいます。x86/x64 や ARM64 など、どの CPU 上で開発している場合でも、クラウドとローカルをまたいで Windows アプリに AI エクスペリエンスを簡単に組み込めるようにしたいと考えています。
AIを使い始めたばかりの場合、またはどこから始めればよいか迷っている場合には、 マイクロソフトとWindowsは、その旅の途中で、ユーザーを助けるためにここにいます。本日、AI 開発の活性化をお手伝いすべく、すぐに使用できる機械学習モデルと API の厳選されたコレクションが収められた Windows AI ライブラリを発表しました。提供状況とプレビューの日程の詳細については、今後数週間でお知らせします
昨年の Build (英語) では、Azure とクライアント デバイスをまたぐハイブリッドの AI シナリオを可能にする新しい開発パターン「Hybrid Loop」のビジョンを発表しました。そしてこのたび、Windows AI へのゲートウェイとなる ONNX ランタイムと、Windows や他のデバイス用に AI モデルを最適化する際の負担軽減のために作成されたツールチェーンである Olive によって、このビジョンが実現することになりました。ONNX ランタイムを使用することにより、サードパーティーの開発者はCPU、GPU、NPU 、または Azure とのハイブリッドで 、Windows またはその他のデバイスで AI モデルを実行するために内部で使用されているのと同じツールにアクセスできます。
ONNX ランタイムでは、デバイスまたはクラウドでモデルを実行するために同じ API がサポートされるようになり、アプリが可能な限りローカルのリソースを利用しつつ、必要に応じてクラウドに切り替えるというハイブリッド推論シナリオが可能になりました。新しい Azure EP のプレビューでは、Azure ML に展開されたモデルや、Azure OpenAI サービスにも接続できます。わずか数行のコードで、クラウドのエンドポイントを指定して、クラウドを利用する場合の条件を定義できます。Azure EP では、クラウドの大規模なモデルを使用するか、ローカルの小規模なモデルを使用するかを、実行時に柔軟に選択できるようになるため、コストやユーザー エクスペリエンスを細かく制御することができます。
また、モデルの圧縮、最適化、コンパイルのための最先端の手法を組み合わせた拡張可能なツールチェーンである Olive を使用すると、さまざまなハードウェアを対象にしてモデルを最適化できます。ONNX ランタイムは Windows、iOS、Android、Linux といったプラットフォーム間でも利用できるため、Windows AI への投資をさまざまなアプリ プラットフォーム向けに拡張することができます。
ONNX ランタイムと Olive (英語) はどちらも、AI モデルをアプリに展開するスピードを向上させてくれます。ONNX ランタイムを利用すれば、容易にエンジニアリングの負担を減らしながら効率的に優れた AI エクスペリエンスを Windows や他のプラットフォーム上で実現することができます。
パートナーとの連携により、AI 活用の未来に向けたビジョンを拡大
Windows 11には、2億 + AI対応のディスクリートGPUを備えた世界最大かつ最も強力なGPUエコシステムがあります。Surface Studio 2+ などの Windows PC や、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo、Samsung といったパートナー企業が製造する多くの PC は、NVIDIA GPU を搭載しています。開発者は現在、これらの GPU を活用して、Dolly 2.0、Stable Diffusion、NVIDIA の NeMo など、Windows 向けに事前に最適化された最先端の Transformer モデルを実行することができます。
NPU (Neural Processing Units) は、AI モデルを効率的に実行するための専用アクセラレータです。5G 対応 Surface Pro 9 や Windows 開発キット 2023 に搭載されている Qualcomm の Snapdragon 8cx Gen 3 コンピューティング プラットフォームのように、パートナー企業のイノベーションとその提供は続いています。Olive と ONNX ランタイムを使用すれば、そうした Qualcomm の AI Engine Direct SDK を利用して、8cx Gen 3 コンピューティング プラットフォームの NPU 上で AI モデルを実行できます。
今年後半には、各シリコン パートナーから NPU 搭載の Windows デバイスが市場に投入される予定です。AMD は最近、Ryzen™ AI ソフトウェアの早期アクセスを開発者向けに開始しました。このソフトウェアを使用すると、Ryzen™ AI 搭載の AMD Ryzen™ 7040 シリーズ プロセッサ上で AI モデルを実行できます。Intel は、新しい Meteor Lake 製品のプレビューを提供しました。これは、まったく新しいチップレット SoC アーキテクチャで、今年後半から Windows エコシステム全体に展開される見込みです。また、OpenVino-EP と DirectML-EP を通じて実現される ONNX ランタイムのサポートなど、開発者向けツールも利用可能になる予定です。
WhatsApp、Luminar Neo、Camo などのパートナーは、NPU を活用して AI モデルを実行することで、パフォーマンスの飛躍的な向上を実現し、新しいエンドユーザー エクスペリエンスを提供することになるでしょう。ぜひ皆様のアプリでも ONNX ランタイムを活用して、Camo のような AI エクスペリエンスを Windows プラットフォームにもたらしていただきたいと思います。こうした新しいAIツールチェーンと NPU ハードウェアの進歩を活かして、Windows 開発者コミュニティの皆様がどのようなものを作り出されるか楽しみでなりません。
すべての開発者の Windows 11 における生産性を高めるためにデザインされた新しいエクスペリエンス
開発中には、何度もクリックをして開発マシンをセットアップしたり、ツールをいくつもサインアップしたり、最適とは言えないファイル システムのパフォーマンスを制御したり、コンテキストを何度も切り替えたりと、常にさまざまな作業をこなす必要があります。こうした雑多な作業によって生産性に大きな影響が出る可能性があることから、このたび、Windows での開発サイクルの各段階で役立つ新機能や機能強化を提供することになりました。
Dev Home の紹介: 生産性を高める新たな仲間
マイクロソフトは、Windows 上の開発者のホームとなる Dev Home を発表します。これは開発者の生産性向上に注力した新しいエクスペリエンスで、Windows 11 でプレビューとして提供されます。WinGet の構成による簡単で迅速なセットアップ、ファイル システムのパフォーマンスを強化する Dev Drive、ワークフローやタスクを一元的に管理できるカスタマイズ可能な新しいダッシュボードなど、さまざまな機能を備えた開発用空間を提供し、作業の効率化につなげます。GitHub に接続するのも、目的のリポジトリでコードを作成するためにマシンをセットアップするのも、必要なツールやパッケージをインストールするのも簡単です。また、Dev Home から Microsoft Dev Box や GitHub Codespaces を使用して、クラウドにコーディング環境を構成することも可能です。開発者によってデザインされたDev Home を利用すれば、開発作業をこのうえなく効率化する、生産性を高める仲間(コンパニオン)を通じて、コードを書くという本来の仕事に専念できるようになります。Dev Home のプレビュー版は Microsoft Store で本日よりダウンロード可能です。詳細はDev Homeをご覧ください (英語)。
無人で信頼性の高い開発マシンのセットアップ: セットアップの時間を数日から数時間に短縮
新しい WinGet の構成により、わずか数クリックによるコーディングの準備を整えられるようになりました。この無人で、信頼性の高い自動での反復可能な仕組みによって、新しいマシンのセットアップや新しいプロジェクトのオンボーディングのための手作業から解放されます。また、適切なバージョンのソフトウェア、パッケージ、ツール、フレームワークを探してダウンロードしたり、適用する設定を気にしたりする必要がなくなります。WinGet の構成によって、ミスの発生しやすい手動プロセスを、WinGet 構成ファイルを使用する 1 つのコマンドにまとめることができます。コマンド プロンプトで「winget configure」を実行して処理が完了したら、すぐにコードの作成に取り掛かれます。WinGet の構成の詳細はこちらでご確認ください (英語)。
Dev Drive の紹介: パフォーマンスとセキュリティが大幅に強化された、開発者向けの新しいストレージ ボリューム
開発者は無数のファイルやディレクトリから成るリポジトリを扱うことが多く、これまでは、ビルドのような重い I/O 操作が課題となっていました。
そこで今回、新しいタイプのストレージ ボリュームである Dev Drive を発表します。これは、開発者のニーズに合わせて作られたもので、パフォーマンスとセキュリティを両立させたファイル システムを搭載しています。
Dev Drive は Resilient File System をベースとし、Microsoft Defender ウイルス対策の新しいパフォーマンス モード機能と組み合わせることで、ファイル I/O シナリオを伴うビルドの時間がファイル システム側で最大 30% 改善されます。この新しいパフォーマンス モードは、フォルダーやプロセスを除外するよりもワークロードに対する安全性に優れ、セキュリティとパフォーマンスを両立させる究極のソリューションとなります。
Dev Drive のセットアップは、Dev Home の環境設定プロセスの一部として簡単に行えます。Dev Drive はプロジェクトのソース コード、作業フォルダー、パッケージ キャッシュをホストするために高速化されています。Dev Drive は今週後半よりプレビュー版として利用可能です。Dev Driveを作成する (英語)。
Dev Home のカスタマイズ可能な新しいダッシュボードで、ワークフローを効率的に追跡
Dev Home は、Windows、クラウド、Web、モバイル、AI など、あらゆるタイプのプロジェクトを進行中に管理するのにも役立ち、カスタマイズ可能な 1 つのダッシュボードからすぐに必要な情報をチェックできます。すべてのコーディング タスクやプル リクエスト、プロジェクトを一元的かつ効率的に把握できる GitHub ウィジェット、CPU と GPU のパフォーマンスを追跡できるシステム ウィジェットなどを追加すると、Dev Home のエクスペリエンスが充実します。Xbox チームとの連携を通じて Dev Home に GDK が組み込まれたことにより、ゲームの制作もすぐに始められるようになっています。独自にカスタマイズした拡張機能の追加も Dev Home では可能です。
Dev Home はオープン ソースです。マイクロソフトはコミュニティの意見を重視しており、皆様と共にエクスペリエンスを作り上げていきたいと考えています。ぜひこちらの GitHub リポジトリ (英語) から私たちの取り組みにご協力ください。
Dev Home は本日よりプレビューの提供を開始します。さっそく Microsoft Store からインストールしてお試しください。
人気のツール Windows Terminal が、GitHub Copilot X でさらにスマートに
GitHub Copilot のユーザーは、インラインと実験的なチャット エクスペリエンス内の両方で自然言語 AI を活用して、Terminal アプリ内でコマンドを推奨したり、エラーを説明したり、アクションを実行したりできるようになります。また、WinDBG などの他の開発者ツールでも GitHub Copilot の AI をテストしています。
GitHub Copilot Chat の順番待ちリストにご登録いただくと、これらの機能が利用可能になったときにアクセスできるようになります。
Windows での開発の手間を軽減し、楽しみと喜びを解き放つ新機能と機能強化
私たちは改善が必要と思われる部分について、開発者の皆様の声に耳を傾けてきました。中でもご要望の多かったのがタスク バーです。
- タスク バーに追加されている各アプリのインスタンスをすばやく識別して、ワンクリックでアクセスできるようになりました。アプリのすべてのインスタンスはタスク バー上でグループ化されず、ラベル付きで表示されます。
- タスク バーの設定から、時刻と日付を非表示にできるようになりました。この設定により、ユーザーは時間を隠して集中力を保てるようになるほか、画面の録画をわざわざ編集して日付と時刻を隠す必要がなくなりました。この機能は、Windows の設定の時刻と日付の設定ページからアクセスできます。
- タスク マネージャーを開くことなく、タスク バーから直接アプリを右クリックするだけで、アプリをすばやく簡単に終了できるようになりました。
さらに、以下の機能強化も行いました。
- tar、7-zip、rar、gz などの多くのアーカイブ形式が、libarchive オープン ソース プロジェクトを使用することでネイティブにサポートされるようになりました。これにより、Windows で圧縮を行うときにアーカイブ機能のパフォーマンスを向上させることができます。
- Windows Terminal にタブの切り離し機能を追加し、ニーズに応じて簡単に複数のシェルをウィンドウに整理できるようにしました。
Arm 版 Windows 向けの開発イノベーションを加速
昨年、弊社では、Windows Dev Kit 2023、および Arm ネイティブ対応バージョンの Visual Studio と .NET をリリースし、Arm 上の開発を強化しました。Windows ではこの勢いを継続し、Arm にネイティブに対応するサードパーティ製 Windows アプリ、ミドルウェア パートナー、オープン ソース ソフトウェアの開発を加速させたいと考えています。開発中のアプリにArmサポートをどのように加えるかはこちらをご覧ください。
- Visual Studio 17.6 で、Arm 向けの MAUI をサポートします。
- Visual Studio 17.71 Preview 1 で、C++ による Linux 開発をサポートします。
- LLVM v12.0 以降で、Arm 用のクロス コンパイルおよびネイティブ コンパイルのオプションを提供します。
- Node 20.0.0 で、4 月から Arm をネイティブにサポートします。
- WiX インストーラー v4.0 で、Arm 用ネイティブ インストーラーの作成が可能になります。
- 過去 12 か月間にリリースされた新しいミドルウェア プロジェクト: Qt 6.2、CMake 3.24、Bazel 5.1、OpenSSL 3.0、OpenBLAS 0.3.21、Python 3.11
- Unity Player: 一般提供が開始され、Arm 版 Windows でネイティブに利用できるようになりました。このゲーム エンジンを使用すれば、Arm 版 Windows デバイスを対象にして、現在および今後の作品で簡単にネイティブなパフォーマンスを得られるようになります。
- GCC、Flutter/Dart、PyTorch、GIMP など、Arm64 向けのその他のソリューションも近日中に提供が開始されます。
マイクロソフトでは Arm プラットフォームへの投資を進めていますが、開発者の皆様の多くも Arm をネイティブにサポートすることの価値をよく理解しており、Arm64 ネイティブのエクスペリエンスをリリースし、お客様に優れた機能を提供しようとしています。
以下は、最近リリースされた製品の一部です。
- Luminar Neo
- TopHatch コンセプト
- Adobe Fresco
- Zoom
- Prime Video
- Brave browser
- Sketchable Plus
- Symantec Endpoint Security
- VMware Carbon Black
- McAfee トータル プロテクション
- BitDefender Endpoint Security
- Absolute Secure Endpoint
- JAWS
- LibreOffice
以下は、近日中に提供が予定されている製品の一部です。
ユーザーの関心を引く新機能
軽量なアクセサリは増え続けており、その中には PC のエクスペリエンスを活性化させる、ユーザーにとって魅力的なものもあります。現在ではそうしたアクセサリの多くがサードパーティ製のアプリであり、それぞれが独立しています。そこで紹介したいのが Dynamic Lighting です。これを使用すると、Windows ユーザーは Windows の設定から直接、RGB ライトを搭載したデバイスを簡単にセットアップ、カスタマイズすることが可能です。Windows アプリ用に RGB アクセサリをシームレスに連携させることがこれまで以上に容易になります。今月には、開発者やハードウェア パートナーの皆様が RGB アクセサリとコンポーネント用の新たな統合機能をお試しいただけるよう、Windows Insider の皆様に Dynamic Lighting のプレビュー提供を開始する予定です。
Windows 上の Microsoft Store の新たな機能とエクスペリエンス
マイクロソフトは、優れたアプリを構築するためのツールを提供するだけでなく、Windows 上のオープン プラットフォームである Microsoft Store を強化することによって、開発者が求めるリーチの拡充と成長を後押ししたいと考えています。
本日マイクロソフトは、AI を活用した新機能を発表します。また、Microsoft Store Ads の拡張と、開発者の皆様がお客様へのリーチを広げるために活用できる新しいツールについても発表します。
- Microsoft Store AI Hub: Windows の Microsoft Store に設けられる専用のセクションで、開発者コミュニティとマイクロソフトが構築した最高の AI エクスペリエンスを厳選して紹介します。近日提供予定です。
- Microsoft Store AI が生成するキーワード: パートナー センターに導入された、最適なアプリを見つけるためのツールです。検索タグを生成・提案する AI を活用することで、適切なアプリを見つけやすくなります。
- AI が生成するレビュー サマリー: アプリに関するレビューにお客様がすばやく目を通せるように、大量のレビューの内容を AI を活用して簡潔に要約します。これにより、お客様は新しい内容を簡単に発見できるようになります。
- Microsoft Store Ads: 6 月より Microsoft Store Ads の提供を、米国だけでなく世界 150 以上の地域に拡大します。また、Store とBing.com の検索結果に、多くのアクセスが見込める新しいプレミアムなスポットライト枠を配置することにより、ユーザーにリーチする際の選択肢を増やします。
- アプリのバックアップと復元: お客様がデバイスを変更しても既存のアプリの利用を続けてもらえるように、アプリのバックアップと復元の機能を強化します。この更新はプレビューとして、本日から Windows Insider 向けに提供します。
AI を活用した新しいエクスペリエンスや開発者ツールなど、Windows 上の Microsoft Store に関する発表の詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。
未来の Windows を共に築く
今、開発者の皆様にとって大きなチャンスが訪れています。Windows ではそのチャンスがさらに広がります。マイクロソフトはこの旅を皆様と共に進んでいけることを大変嬉しく思っています。皆様は手元のデバイスを開いた瞬間に必要な生産性ツールを手にして、自らの力を最大限に発揮できるようになります。皆様がこの新しい AI の時代の波に乗って今後どのようなものを創り出されるのか、今から楽しみでなりません。
マイクロソフトは、皆様が創造と構築、つまり、開発者にしかできないコーディングという作業に専念できるようにしたいと考えています。開発者の生産性向上に改めて注力することで、Windows が開発者にとって最先端のエクスペリエンスを構築するための最適なプラットフォームとなり、また、ユーザーにリーチするための最高のプラットフォームとなり、それを最小限のコストと労力で実現できるようになることを、私たちは確信しています。皆様の力になれることを光栄に思います。
今回ご紹介した新機能の詳細については、新しい Windows デベロッパー センターでご確認ください。マイクロソフトのさまざまな最新情報やリソースをまとめて紹介しています。Windows Insiders の皆様は、今週中に Insider Preview Build で一連の新機能にアクセスできるようになります。また、Microsoft Build のさまざまなセッションもチェックして、今回の新しい発表内容について詳しくご確認ください。
※このブログ投稿は、米国時間5月24日にAIライブラリの詳細を追加し、更新されました。