2024年5月2日 11:00 AM

Surface IT Toolkit のご紹介

※ 本ブログは、米国時間 2024/4/25 に公開された “Deep dive into the Surface IT Toolkit” の抄訳です。

多数のデバイスを管理している IT 管理者にとって、適切な展開ツールや管理ツールを持つことは非常に重要です。しかし、そうしたツールを見つけ適切に使用することは簡単ではなく、保存場所やバージョンが複数ある場合はなおさらです。このことから、マイクロソフトは Surface IT Toolkit (英語) を発表しました。重要な法人向けツールをまとめ、IT 管理者による Surface デバイスの管理を合理化するモダン デスクトップ アプリです。

Surface IT Toolkitのご紹介

Surface IT Toolkit は、クラウドと従来の管理を補完する重要なツールに簡単にアクセスできるように設計されており、デバイスの構成、更新、トラブルシューティングを手順に従うことで実行できます。Surface IT Toolkit のメリットは、ツールが集約されることだけでなく、ツールやインストーラーの最新バージョンを確実に使用できることにもあります。MSIX を利用して更新プログラムを自動でチェックしてダウンロードできるため、古いバージョンや互換性のないバージョンを使用していたりする心配がありません。

この記事では、Surface IT Toolkit に含まれるツールと新機能について詳しくご紹介します。

ホーム

初期構成の後、ツールキットを開くと最初に表示されるのがホーム画面です。ホーム画面にはクイック タスクが表示されます。管理対象デバイスの種類を選択して、UI を最適化することができます。また、各ツールやインストーラーのステータスを確認したり、設定やフィードバックのオプションを利用したりすることも可能です。

Surface IT Toolkit

Data Eraser (データ消去ツール)

Data Eraserは、NIST [Special Publication 800-88 Revision 1 NVM Express] フォーマットのコマンドを使用して、Surface デバイスからデータを消去できます。また、記録の保持や監査の目的で使用するデータ サニタイズ証明書を作成できます。この機能は、デバイスの再利用、リサイクル、廃棄にあたって、デバイス上に機密データが残っていないことを証明する場合に役立ちます。

Data Eraser の新機能:

  • SSD のワイプ後にサニタイズ証明書を簡単に作成できます。
  • ワイプ後のディスク検証を実行できるようになりました。

Data Eraser

UEFI Configurator (UEFI 構成ツール)

UEFI Configurator では、サポート対象のデバイスやドックに Surface Enterprise Management Mode (SEMM) の UEFI 構成を適用できます。これにより、IT 管理者はコンポーネントをファームウェア レベルで効果的に制御したり非アクティブ化したりすることができます。その結果、デバイスの設定が不正に変更されることを防止し、セキュリティとコンプライアンスの強化につなげられます。

UEFI Configurator の新機能

  • 1 回実行するだけで、デバイスやドックに必要なすべてのパッケージ (構成とリセットの両方) を作成できます。
  • 従来は PowerShell のみで提供されていた構成を、アプリの UI で同等に実施できる様にしています。たとえば、動的または詳細な USB-C 無効化など、USB-C ポートの制御を UI から実行できるようになりました。
  • サンプルの PowerShell スクリプトがツールキットに組み込まれました。SEMM の展開に PowerShell を使用している場合、サンプルを任意のスクリプト エディターにコピーして、環境に適したソリューションをすぐに構築できます。

UEFI Configurator

回復ツール

回復ツールでは、トラブルシューティングのシナリオでデバイスをリセットし、デバイスを出荷時の状態に戻すことができます。また、以前にダウンロードした工場出荷時のイメージを管理し、デバイスの再利用時に使用することができます。これにより、デバイスで起きた一般的な問題を解決し、元のパフォーマンスに復元できます。

回復ツール の新機能:

  • ガイド付きのプロセスにより、シリアル番号の入力が不要になり、ベア メタル回復 (BMR) 用の USB を構築する手順が簡素化されました。
  • 新規ビルドと既存のダウンロード済みのイメージからのビルドが可能なため、バージョン管理の手間が省けます。
  • Windows や Microsoft 365 Apps のバージョンなど、イメージ自体の内容に関する詳細な情報も提供しています。

回復ツール

ツール ライブラリ

ツール ライブラリ には、追加のツールやインストーラーの最新バージョンが保存されており、エンド ユーザーに展開することができます。また、IT 部門向けのツールの説明やサポート記事へのリンクが提供されています。ここに含まれているツールとしては、たとえば、Surface Asset Tag Tool、Surface Diagnostic Toolkit for Business、Surface Brightness Control Tool などがあります。

ツール ライブラリの新機能:

  • マイクロソフト製のその他のインストーラーやツールが 1 か所に集約されます。
  • インストーラーやツールは常に最新の状態に維持されます。

ツール ライブラリ

Surface IT Toolkit は、IT 担当者向けのダウンロード センター (英語) から MSIX パッケージとしてダウンロードできます。また、Surface Management and Support Suite の [Surface IT Tools] セクションにもダウンロード用リンクがあります。

Surface デバイスの管理とセキュリティの最新情報については、引き続き本ブログをご確認ください。

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