Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2024 年 12 月
※ 本ブログは、米国時間 2025/1/1 に公開された “What’s New In Microsoft 365 Copilot | December 2024” の抄訳です。
この記事では、2024 年 12 月の Microsoft 365 Copilot に関する最新情報をお届けします。ユーザーが日々使用するアプリの生産性と効率を高めるのに役立つ Copilot 機能の最新情報を Microsoft 365 管理者の皆様にお伝えするために、新機能と機能強化について毎月ピックアップしてご紹介しています。
それでは、詳しく紹介していきましょう。
管理・運用機能:
エンド ユーザー向け機能:
- Copilot in OneNote がメモの取り方を変革
- Copilot in Excel でデータを深く読み解く
- Word と PowerPoint での Copilot とのやり取りがさらにダイナミックに
- チャットからの通話や「今すぐ会議」からの会議を Teams でインテリジェントに要約
Copilot リリース ノートの発表
新機能、製品のアップデート、フィードバックに基づく改善など、Microsoft 365 の各アプリでリリースされた Microsoft 365 Copilot の一連の変更点を、簡単に確認できるようになりました。Copilot リリース ノートは 12 月に Microsoft Learn に追加され、毎月更新されます。
Viva Learning のリソースの拡張
近日中に、Copilot Academy を複製してコースを追加または削除し、組織のニーズに合わせてカスタマイズしたり、業界固有の要件に対応したりできるようになります。また、マイクロソフトが厳選したラーニング パスや機能セットを複製し、さらにカスタマイズすることも可能になります。この機能は 1 月に提供を開始 (英語) します。
コンテンツ プロバイダーの「AI and Copilot Resources」は、標準の Copilot Academy を強化するもので、Microsoft 365 Copilot ライセンスを持つユーザーに既定で表示されるようになります。管理タブに一覧として表示されるため、管理者は他のコンテンツ プロバイダーを扱うのと同じように Copilot Academy を強化するコンテンツを管理でき、コンテンツの有効化、無効化、アクセス許可の適用が可能です。この機能は 12 月に提供を開始 (英語) しています。Copilot Analytics の新しいテンプレートとレポート
Viva Pulse の Copilot 利用調査レポートを使用すると、業務変革リーダーは Copilot に関する従業員の意見を収集し、準備や導入の状況、導入後の影響について調べることができます。この定性的なフィードバックは、既に Copilot ダッシュボードに組み込まれている使用状況指標を補完するものとして有用です。Copilot 利用調査テンプレートを使用した Viva Pulse の結果は、自動的に Copilot ダッシュボードに共有されます。詳細については、Viva Pulse の機能を紹介した記事 (英語) をご覧ください。この機能は 12 月に提供を開始 (英語) しています。
営業部門のリーダーが、Copilot for Sales の指標を基に Viva Insights でカスタム レポートを作成したり、構築済みの導入状況レポートから組織内での Copilot for Sales の活用状況を把握したりできるようになりました。Copilot for Sales のアクションが主要な営業タスクにどのように貢献しているかを確認したり、利用状況をグループ間で比較したり、さまざまな営業アクションの有効性や全体的な使用傾向を確かめたりすることができます。詳細は Copilot for Sales 導入状況レポートをご覧ください。この機能は 12 月に提供を開始 (英語) しています。
Copilot in OneNote がメモの取り方を変革
Mac と iPad 向けにリリースされた Copilot in OneNote は、ユーザーによるメモの利用方法を変革するインテリジェントなアシスタントです。シンプルな自然言語コマンドで使用できる Copilot が、メモの確認、要約、リライトを手伝い、明確さを向上させて、目的達成を支援します。Mac 上でシームレスに動作するよう設計されており、状況に即したチャット エクスペリエンスを通じて、ユーザーがタスクを迅速に完了できるようサポートします。会議の準備をするときも、思考を整理するときも、Mac 版 Copilot in OneNote は、生産性を高めてくれる理想のパートナーです。Mac 版 (英語) と iPad 版 (英語) の Copilot in OneNote は、12 月に提供を開始しています。
また、一般提供の機能として、Copilot のクイック操作を OneNote デスクトップ アプリのキャンバスで直接利用できるようになりました。OneNote ページのキャンバス上に表示される Copilot アイコンをクリックすると、メモを取ったり、タスク リストを作成したり、ページをリライトしたりできます。この機能は 11 月に提供を開始 (英語) しています。
Copilot in Excel でデータを深く読み解く
Copilot in Excel を使用して、クリック 1 つでデータをクリーニングできるようになりました。データ クリーニング機能が、テキストの不整合、数値の表示形式の問題、余分な空白を検出して解決策を提案します。この機能は Web 版の Copilot in Excel 向けに 12 月に提供を開始しています。詳細については、ブログ記事「Copilot in Excel にデータのクリーニング機能が登場」をご覧ください。
Copilot in Excel は、テキスト変換、日付変換、単純な算術計算、行番号付け、順方向の埋め込みといったいくつかのパターンを認識し、適用する数式を提案します。この機能は、Windows デスクトップ版向けに 1 月に提供を開始する予定です。
Word と PowerPoint での Copilot とのやり取りがさらにダイナミックに
チャット ウィンドウで Copilot に応答の読み上げを依頼できるようになったことで、Copilot とのさらに活発なやり取りが実現します。この機能は、Word 向けに 12 月に提供を開始 (英語) しており、Web 版、デスクトップ版、Mac 版の PowerPoint 向けにも 12 月に提供を開始しています。
また、Copilot を使用してチャットに画像を追加できるようになりました。画像について質問する、画像からテキストを抽出する、グラフに説明を付ける、情報を翻訳する、代替テキストを生成するといったことが可能です。これにより、仕事の流れを止めることなく、文書やプレゼンテーションでの作業を続けるために必要な情報を得ることができます。この機能は、Web 版とデスクトップ版の Word と PowerPoint で 12 月から提供を開始しています。詳細については、サポート記事「Copilot in Word を使用して画像またはバナーを追加する」を参照してください。
チャットからの通話や「今すぐ会議」からの会議を Teams でインテリジェントに要約
近日中に、AI が要約を生成できる会議の種類が増え、事前にスケジュールされていない会議の要約の生成も可能になります。「今すぐ会議」から始めた会議や、チャットからの流れで開始した通話などで、会議のインテリジェントな要約機能を利用できるようになります。急遽実施した会議や通話の終了後、発言者やトピック別に記録を手軽に参照できるほか、AI が生成したメモやタスク、名前が言及された箇所などを確認できます。この機能はロールアウトを開始 (英語) しており、1 月に利用可能になります。
関連情報: Microsoft 365 ロードマップ (英語) では、生産性向上アプリやインテリジェントなクラウド サービスに関する最新の情報をご覧いただけます。ロードマップに記載の日付はあくまで予定であり、変更される可能性があります。開発中または近日リリース予定の機能については、定期的にアクセスしてご確認ください。
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