Copilot 初めてガイド
※本ブログは、米国時間 2 月 11日に公開された “How to get started with Copilot” の抄訳を基に掲載しています。
この記事では、仕事の流れを変えることなく Copilot を今すぐ使い始める方法の例と、そのために加えられた改善点をご紹介したいと思います。Copilot in Excel の機能の詳しい活用方法については、http://aka.ms/Copilot/ExcelGetStarted (英語) をご覧ください。
Copilot を使用して仕事をこなす
Copilot は、Excel で最もよく実行されている作業の多くに加えて、あまり一般的ではない一部の作業もサポートしてくれます。たとえば、グラフの作成、条件付き書式ルールの設定、数式エラーの修正、データからの有用な情報の発見などが挙げられます。しかし、どのように使い始めたらよいかわからない場合もあるでしょう。そこで、簡単に始めていただけるように、お勧めのプロンプトをご紹介します。これらのプロンプトとお手元のデータを使用して Copilot を試し、それぞれの機能がどのように役立つかをご確認ください。
1.数式列を追加する
Excel で表形式のデータを扱う際に最もよく行う作業は、データを何らかの方法で変換するための数式列を新たに追加するというものです。どのような列が適しているのかについてヒントが欲しい場合は、「数式列を提案してください」というプロンプトを使用しましょう。提案されたもので問題がなければ、[列の挿入] ボタンをクリックして、その列をテーブルに追加します。
2.条件付き書式を使用する
条件付き書式を使用すると、特定の値を含むセルに自動的に色を付けるなどして、大規模なデータ セット内の重要な情報をすばやく把握できます。非常に便利でありながら、十分に活用されていないツールの 1 つです。しかし、どのような情報を探しているのかを明確に把握できていないと、どのデータを強調すべきかを判断するのは難しいでしょう。そこで、「条件付き書式を提案してください」というプロンプトを使用すると、Copilot がデータを調べて選択肢を提案してくれます。適用した書式設定が気に入らなければ、[元に戻す] をクリックして別の提案を求めるとよいでしょう。
3.ピボットテーブルやグラフを作成する
Excel は、世界中の何百万人ものユーザーにとって標準のデータ分析ツールです。データ分析を始める際の一般的な方法は 2 つあり、グラフを作成するか、ピボットテーブルにデータを配置します。Copilot を使用すると、どちらの作業も非常に簡単に行えるようになります。手始めに、「ピボットテーブルを使って集計してください」または「グラフを使って集計してください」と Copilot に依頼してみましょう。「ピボットテーブルまたはグラフを使用して集計してください」のように 1 つのプロンプトにまとめて依頼し、Copilot に判断してもらうこともできます。結果に問題がなければ、ワークブックの新しいシートに追加するオプションを選択します。
4.数式を理解する
用途のわからない数式を見かけた際は、Copilot に説明してもらいましょう。「この数式を説明してください:」というプロンプトを入力してから、問題の数式を入力するか貼り付けます。すると、順を追った詳細な説明が返され、何がどのような理由で実行されるのかを理解することができます。
5.Python を使用して高度なデータ分析を実行する
Python の専門知識がなくても、Copilot に依頼すれば、Python のパワーを活用した複雑なデータ分析を行えます。「Python を使用して詳細な分析結果を取得してください」というプロンプトを入力して、高度な分析モードを開始するボタンをクリックするだけです。Copilot はデータを読み込んだ後、実行可能な分析をいくつか特定し、必要な Python コードを生成して、その結果をワークブックの新しいシートに追加します。
Copilot にすばやくアクセスする
ここまでで紹介したものやその他のプロンプトを簡単に使用していただけるように、新しい Copilot ボタンを導入しました。グリッド上のどこからでも Copilot にアクセスできるため、作業を中断する必要はありません。このボタンは選択したセルの横に表示され、いつでも Copilot をアクティブ化して上記をはじめとするプロンプト案の一覧を確認できます。そのうちのいずれかを選択すると Copilot のサイド ウィンドウが開き、そのプロンプトを自分で入力したかのように、指示内容が自動的に実行されます。Copilot アイコンが不要な場合は、ファイルを再度開くまで非表示にすることも可能です。
注: 選択したセルに有効な数式があるか、数式エラーがあるかによって、対応するオプションがメニューに表示されます。
近日提供予定
現在、Copilot アイコンが表示されるタイミングをユーザーが細かく制御できるようにする設定を追加しています。この設定は数週間以内に利用可能になる予定です。画面を少しだけお見せしましょう (最終的なデザインは若干変わる可能性があります)。
提供状況
グリッド上からの Copilot へのアクセスは、コンシューマーとビジネス ユーザーに向けて Windows 版 Excel (ビルド 16.0.18324.20000 以降) と Web 版 Excel の両方で段階的に提供しています。
フィードバック
Copilot の改善のために、フィードバックをお寄せください。Copilot サイド ウィンドウの応答カードの下部にある高評価/低評価ボタンをクリックして、簡単に評価していただけます。
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