2026年10月19日 2:22 PM

Microsoft 365 Copilot 向け Domain Exclusion で Web グラウンディングの制御を強化

※本ブログは、米国時間 7 月 28 日に公開、8 月 4 日に更新された More control over web grounding with Domain Exclusion for Microsoft 365 Copilot の抄訳です。

**更新情報** 新しいお知らせについては、こちらをご覧ください:更新:Microsoft 365 Copilot 向け Domain Exclusion | Microsoft Community Hub

Microsoft 365 Copilot 向け Domain Exclusion を発表できることを大変うれしく思います。これは Web 検索の新しい制御機能で、Copilot の応答のグラウンディングにどの外部 Web ソースを使用できるかについて、組織の選択肢を広げるものです。お客様が Microsoft 365 Copilot と Copilot Chat (以下、Copilot) をより多くのビジネス クリティカルなワークフローに取り入れるにつれて、管理者には、Web グラウンディングを活用したエクスペリエンスを組織のポリシー、コンプライアンス上の要請、信頼できる情報源に関する戦略に沿った状態に保つための、実用的な制御機能が必要になっています。

管理者による Web グラウンディングの制御を強化

Web グラウンディングは、応答の改善につながる場合に Copilot がパブリック Web 上の最新情報を参照できるようにすることで、Copilot がよりタイムリーで関連性の高い回答を提供できるよう支援します。Domain Exclusion により、管理者は Copilot が Web グラウンディングに使用すべきでない外部サイトを指定できるようになりました。これにより組織は、Copilot の応答を社内ポリシー、コンプライアンス上のニーズ、信頼できる情報源に関する戦略に、より正確に整合させることができます。

Domain Exclusion とは

Microsoft 365 Copilot 向け Domain Exclusion を使用すると、管理者は Copilot の Web グラウンディングから除外するドメインを定義できます。構成後は、除外されたドメインが、Web グラウンディングに依存する Copilot の応答に使用されることはありません。この機能は Microsoft 365 Copilot と Copilot Chat の Web グラウンディングのシナリオに適用され、AI によって生成される応答にどの外部 Web ソースが影響を及ぼし得るかについて、追加の制御手段を組織に提供するよう設計されています。

組織は、最大 1,000 個のドメインを除外対象として構成できます。この機能は既定では有効になっておらず、提供されている PowerShell スクリプトを使用して管理者が構成する必要があります。これにより管理者は、自組織固有のガバナンス要件に応じて、この制御機能を柔軟に導入できます。

Microsoft 365 Copilot 向け Domain Exclusion で Web グラウンディングの制御を強化

図 1:ユーザー向けの情報ヒント。Microsoft 365 Copilot と Copilot Chat 向け Domain Exclusion により、管理者ポリシーで特定のソースが制限される場合があることを示しています。

重要な理由

お客様は、Copilot のエクスペリエンスが自組織のポリシーとリスク態勢を反映しているという確信を保ちながら、Web グラウンディングを活用した AI による生産性向上のメリットを得たいと考えています。Domain Exclusion は、Web グラウンディングを幅広く許可することと Web 検索を完全にオフにすることの中間に、対象を絞った制御を追加します。管理者は、価値をもたらす場面では引き続き Web グラウンディングを活用した回答を有効にしながら、自組織の環境に適さないドメインを除外できます。

これは、厳格なコンプライアンス義務、ブランド セーフティの要件、地域ごとのコンテンツに関する考慮事項、または承認済みの情報源に関する社内ポリシーがある組織にとって、特に重要です。Domain Exclusion は、望ましくない Web ソースやコンプライアンスに準拠していない Web ソースの影響を管理者が軽減できるよう支援することで、よりガバナンスの効いた AI 導入のアプローチをサポートします。

管理者が利用を開始する方法

管理者は、Configure Tenant Domain Exclusions PowerShell スクリプトを使用して Domain Exclusion を構成できます。このスクリプトは、CSV ファイルからの新しい除外リストの作成、既存の構成の更新、現在の構成のエクスポート、構成の削除、テンプレート CSV ファイルの生成など、一般的な構成タスクをサポートしています。詳細については、aka.ms/copilot/DomainExclusion をご覧ください。

  • 組織として Copilot の Web グラウンディングから除外したいドメインを確認します。
  • 必要なドメイン情報を記載した CSV ファイルを準備します。
  • 検索管理者 (Search Administrator) またはグローバル管理者 (Global Administrator) として PowerShell スクリプトを実行します。
  • 構成を検証し、組織のポリシーの変化に合わせて更新します。

まとめ

Domain Exclusion は、組織が Microsoft 365 Copilot を安心して導入するための、もう 1 つの実用的な制御機能を提供します。これにより管理者は、Web グラウンディングを活用したエクスペリエンスを、自組織のポリシー、コンプライアンス要件、信頼できる情報源に関する戦略とどのように整合させるかを調整できます。AI が日常業務にますます深く組み込まれる中、Domain Exclusion のような機能は、組織が必要とする透明性、セキュリティ、ガバナンスを犠牲にすることなく、より迅速に前進できるよう支援します。Domain Exclusion は Microsoft 365 Copilot の Web 検索の制御機能を基盤としており、Copilot の応答のグラウンディングに使用できる外部ドメインを、管理者がより的を絞って管理できるようにします。

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