Posts in Agentic AI Runtime

Windows 365

SE曳野の仮想デスクトップとAI:AIエージェントの実行環境 #1

By Hiroyuki Hikino

Cloud Endpointsと呼んでいる、Windows 365やAzure Virtual Desktopのソリュション エンジニアを務める曳野 (ヒキノ) と申します。マイクロソフトの新年度が始まった2026年7月より、「SE曳野の仮想デスクトップとAI」と題して、私たちの仮想デスクトップサービスとAIやエージェントの関係性を中心にブログをお届けします。第1回目のテーマは「AIエージェントの実行環境としてのWindows 365」です。 業務をAIに任せたい、AIエージェントにうまく任せたい、でも、社内の機密情報をAIに渡してもよいものだろうか、AIが暴走をして勝手なことをし始めないだろうか、そんな心配毎をお客様からお聞きすることがあります。その答えの一つは、AIやエージェントを“どこで動かすか”にあるのですが、このブログ記事では、特に注目度が高い自律型のAIエージェントの仕組みを、エアコンの自動運転に例えながら解説しつつ、Windows 365 for Agents という実行環境についてご提案します。 執筆者:日本マイクロソフト株式会社 クラウド&AIソリューション事業本部 ソリューション エンジニア 曳野 洋幸 | 2026年7月1日 はじめに:人手不足とAI、その綱引きの正体 「AIに、もっと任せたい。」 「でも、勝手に暴走されるのは困る。」 人手不足のなか、24時間ずっと人が画面を見張ってもいられない。多くの企業がこの“綱引き”の真ん中で立ち止まっています。本記事は、その綱引きの正体を エアコンと自動運転 というたった2つの比喩で解きほぐし、最後には「自律型エージェントとは何か」を自分の言葉で説明できる状態を目指します。 そして後半では、この自律型エージェントを 企業の管理下で安全に動かすための実行環境――Microsoft の Windows 365 for Agents を紹介します。 AIの三段活用 ―― あなたは今どこ? AIの使い方は、大きく3段階に進化します。 段階 呼び方… Read more

ベンチマークを超えて: AI スピードでセキュリティを推進
Security

ベンチマークを超えて: AI スピードでセキュリティを推進

By Japan Windows Blog

著者: Taesoo Kim 氏 (Microsoft、Agentic Security 担当 Vice President) ※本ブログは、米国時間 6 月 17 日に公開された “Beyond the benchmark: Advancing security at AI speed” の抄訳です。 この記事の内容 ラボからパイプラインへ 今月の発見の数々 ヘッドラインの先へ: エンジニアリングの取り組みから得られた知見 今後の展望 AI スピードに対応した防御 詳細はこちら あらゆる脆弱性には、2 つの時計が動いています。1 つは、それを発見しようと急ぐ防御側のもの。もう 1 つは、先にそれを見つけようとするサイバー攻撃者のものです。ソフトウェアが存在する限りは、これらの時計は攻撃者に対して有利に働いてきました。なぜなら、現代のコードは膨大であり、相互に接続され、日々変化し続ける一方で、セキュリティ レビューは決まったタイミングでしか実施されないためです。「コードがリリースされる」時点と「コードがレビューされる」時点の間の空白こそが、リスクが静かに蓄積される場所なのです。 数か月前、私たちはそのタイミングを再構築することに着手しました。弊社は、コードネーム「MDASH」と呼ばれる、ソフトウェアの脆弱性をエンドツーエンドで発見、検証し、修復を支援するために構築された、Microsoft Security のマルチモデル エージェント型スキャンシステムを導入しました。その目標は、明確に表現するのは簡単ですが、実行するのは困難でした。それは、AI を活用した脆弱性の発見および修復機能を、研究プロジェクトから取り出し、エンタープライズ規模で、プロダクション… Read more