January 24, 2019 2:43 am

EdTech カンファレンス「Bett Show 2019」で、教育向けの新しいWindowsデバイスや学習効果を高める新しいツールを発表

※本ブログは、Microsoft Education Teamによって 2019年1月22日に公開されたブログ “What’s New in EDU – Bett Edition: Announcing new Windows 10 devices and tools to drive better learning outcomes の抄訳です。

マイクロソフトはWindowsの教育機関向けデバイスのラインナップに新たに7機種が加わったこと、Microsoft Teamsの「課題」と「評価」の機能を改良したこと、インクルーシブかつパーソナライズされた学習を支援するプログラムを開始したことの3点を発表します。

Microsoft Educationチームは、年に一度開催される国際的なEdTechカンファレンス「Bett」に参加するためロンドンを訪れています。この世界最大規模の展示会は、教育界の名だたる面々が一堂に会し、数々のすばらしいアイデアや興味深いEdTechソリューションを披露する、教育関係者必見の展示会です。

これから毎日、最新の注目情報をお届けする予定です。水曜日から金曜日にかけて、教育機関向けの新しいWindows 10デバイス (英語)、授業時間を変革する新しいソフトウェアのアップデート (英語)、児童や生徒の学習体験をパーソナライズする新たな手法 (英語)、将来の就職へ向けた準備 (英語)などを発表する予定です。

今回、マイクロソフトがBettで発表する内容は次の通りです。もし、現地にいらっしゃる方がいたらマイクロソフトブースに足をお運びください。

  • 教育機関向けに新たに7機種のWindows 10デバイスを発表
  • Microsoft クラスルームペンを発売
  • Microsoft TeamsとFlipgridで授業時間を変革
  • 新たなテクノロジで学習エクスペリエンスをパーソナライズし、学習成果をさらに高める
  • 「What’s New in EDU」ライブ配信

教育機関向けに新たに7機種のWindows 10デバイスを発表

教育機関向け最新Windows 10デバイス

低価格で、管理が容易な学習用のWindows 10デバイスのラインナップが充実しました。189ドル(期間限定、在庫限り)から提供いたします。Acer、Dell、Lenovoといったパートナー様から、次年度に向けて、7機種が登場します。AcerとLenovoからは、タブレットとノートPCを切り替えられる2-in-1デバイス、2機種が発売されます。価格は最安で300ドル未満となっています。今回ラインナップされるデバイスは次のとおりです。

  • Lenovo 100e
  • Lenovo 300e (2-in-1)
  • Lenovo 14w
  • Acer TravelMate B1 (B118-M)
  • Acer TravelMate Spin B1 (B118-R/RN)
  • Acer TravelMate B1-141
  • Dell Latitude 3300 for Education

Windows 10デバイスなら、教育機関の皆様は手書き入力などの機能を搭載したデバイスを手頃な価格で入手できます。手書き入力は、キーボードのみを使用した場合と比べて、生徒の成績が38%もアップすることが証明されています。これらのデバイスは、Office 365の学習ツールに代表されるアクセシビリティ機能にも適しています。このような技術は、あらゆるレベルの生徒の読解力を10%向上させる (英語)ことがわかっています。また、Windows 10(Sモード)は、効率のよいパフォーマンス環境を提供し、起動時間の短縮、バッテリ持続時間の向上、優れたデバイス性能を実現しています。

今回、Windows 10のラインナップに加わるユニークなデバイスの一つがLenovo 300eです。コンバーチブル型2-in-1であるだけでなく、本体に収納できるスタイラスペンが付属しています。ペンを紛失した場合でも、使い慣れたHB鉛筆で画面に書き込むことができます。

さらにAcer、Dell、Lenovoから、13~15インチのデバイスも発売されます。いずれも300ドル以下となっており、低価格とは思えない大きな画面で魅力的な機能を快適に利用できます。

今回の「What’s New in EDU」では、これらのデバイスの一部をご覧いただけます。今週末には、すべてのデバイスが揃いますので、どうぞお楽しみに。

Microsoftクラスルームペン

パートナー様からの新機種に加え、Microsoft クラスルームペンも発表となりました。これは、初等教育の児童とその学校に特化した新しいタイプの「ペン」で、Surface Goでの使用に最適です。

Microsoft クラスルームペンは、児童がペンを利用することを想定して設計されたもので、耐久性に優れ、ペン先が強化されています。また、ペンごとにペン先を交換できるようになっています。収納スロットは児童のデバイスケースに簡単に装着できるため、ペンを紛失することもありません。

手頃な価格で導入しやすいMicrosoft クラスルームペンは、教育機関のお客様にのみ提供されます。20本セットで799.8ドル(1本あたり約39.99ドル)となります。Surface Go を展開してる 36 カ国での販売が開始される予定で、いくつかの国では来月から発売される予定です。Microsoft クラスルームペンの詳細については金曜日に発表いたします。

Microsoft TeamsとFlipgridで授業時間を変革

Microsoft TeamsFlipgrid (英語)がより強力に連携するようになり、生徒が意見を主張したり、ソーシャルでのコミュニケーションスキルを身につける支援をするのと同時にピア・トゥ・ピアで専門的なスキルを伸ばすための新しいプラットフォームを教員の皆様向けに提供します。皆様からのフィードバックが励みとなります。また、プラットフォームの進展に力を貸していただいた全てのみなさまに感謝申し上げます。

昨年、教育機関でのTeamsの利用数は251%成長し、毎月80,000人の教員の皆様に新たにFlipgridを利用し始めて頂いています。Flipgridの熱烈なユーザーは、今月リリースされる、生徒の情報発信を支援する楽しい新機能にご注目ください。今回、FlipgridのCoPilotが簡単にグリッドをコピーして、クラス全体ですぐに共有できるようになりました。また、新たに開設されたmy.Flipgrid.comというサイトで、生徒がFlipgridにログインしてすべてのビデオを閲覧、共有、ダウンロードできるようになりました。

今回の「What’s New in EDU」では、プロダクトマネージャーのJustin Chandoが、教育関係者のコミュニティから寄せられたフィードバックに感謝すると共に、今週Teamsに追加される以下のような新機能を紹介します。

1.TeamsをSISと接続するGrade Sync Grade Syncは、自動的にTeamsの「課題」から、生徒情報システム(SIS: Student Information System)に直接、成績を転送できるため、多くの時間を節約できます。Grade Syncプレビューに参加したい方は、こちらからサインアップ (英語)してください。

2.モバイルからの採点 皆様からのご要望にお応えし、iOSまたはAndroidのスマートフォンのTeamsモバイルアプリから、Teamsの課題を採点できるようになりました。

iOSまたはAndroidのスマートフォンのTeamsモバイルアプリ

3.Turnitinとの統合 Turnitinは、生徒の提出物をWebと照合して類似性をチェックすることで、教員が生徒の盗用を見つけるお手伝いをします。今月新たにTurnitinとの統合がサポートされ、Turnitin利用者はTeamsの「課題」でアラートを確認できるようになりました。

Turnitinとの統合

4. Teams内でMakeCodeを使ってコンピュータサイエンスの授業を! 今月、ベータ版サービスの提供を開始します。このサービスを利用することで、教員の皆様はマイクロソフトのプログラミング学習ツールであるMakeCodeにTeamsからアクセスできます。MakeCodeに用意されている無償のコンピューターサイエンスの教材ライブラリでは、生徒がブロックを使ったビジュアルコーディングとJavaScriptによるテキストコーディングの2種類のエディタを切り替えながら、プログラミングし、その成果を同級生や教員と共有することができます。教員の皆様はコンピューターサイエンス学習のプラットフォームとしても、Teamsをご活用できるようになります。

Teams内でMakeCodeを使ってコンピュータサイエンスの授業

5.「課題」が高速化&簡略化 Teamsの最新版では、予定している課題の一覧をすぐに確認できるようになり、新しい課題作成に要する時間を節約できます。

Teamsの課題が高速化 簡略化

新たなテクノロジで学習エクスペリエンスをパーソナライズし、学習成果をさらに高める

どの教室にも、さまざまな生徒が在籍しています。そのため、テクノロジを画一的なソリューションとして捉えてはいけません。マイクロソフトは、すべての生徒がより良い結果を出すことを支援すべく、インクルーシブかつパーソナライズされた学習体験をサポートする技術の開発に努めています。学力に差のある生徒や、学習上困難を伴う身体障碍のある生徒をサポートするプロジェクトには継続的に注力しています。同時に、Mixed Realityのような、すべての生徒のリテンションとエンゲージメントを高める技術もサポートしています。

今回の「What’s New in EDU」では、MarkとCecilyとDanが、あらゆるタイプの生徒に教師が対応できるようにすることを目的とした興味深い新たなテクノロジをいくつか紹介します。

Code Jumperのテクノロジのベータ版テストに参加したときの様子

英国ウースターにあるニューカレッジウースターで、Daniel(左)とRico(右)がCode Jumperのテクノロジのベータ版テストに参加したときの様子 (写真提供 : Jonathan Banks)

本日マイクロソフトは、視覚障碍のある子どもがコーディング方法を学べる物理的なプログラミング言語であるCode Jumperを世界中の多くの生徒に利用してもらえるよう、その研究とテクノロジをAmerican Printing House for the Blind (英語)に譲渡することを発表しました。

Code Jumperは、Project Torinoと呼ばれる、Microsoft Researchの研究成果から生まれたプロジェクトで、7~11歳の子どもにコーディング手順を教えることを目的としています。マイクロソフトの研究者たちは、視覚障碍のある生徒たちの協力を得ながらProject Torinoの開発に取り組んできました。このプロジェクトは、チーム内のある気付きがきっかけでスタートしました。それは、ブロックコーディングやビジュアルコーディングと呼ばれる、子ども向けの一般的なコーディング学習手法が、スクリーンリーダーや拡大鏡といった支援技術を使用しても、読んで理解するのが難しく、だれにでも利用しやすいものではないということでした。マイクロソフトとAPHは共に、Code Jumperによって、より多くの生徒がコーディングの基本的な知識を学べるだけでなく、コンピューティングの考え方やレジリエンス(立ち直る力)といった重要なスキルも身に着けられ、子どもたちがキャリアパスを選択する上で、プラスに影響すると確信しています。

APHは今年中にオーストラリア、カナダ、インド、英国、米国でCode Jumperの提供を開始する予定で、今後5年間で提供地域を世界中に拡大することを目指しています。

あらゆるタイプの学習者をサポートする無料のMixed Realityカリキュラムも発表します。

ある研究では、VRヘッドセットのようなイマーシブな3Dテクノロジを使用して学習した生徒は、エンゲージメントとリテンションが35%も向上するということがわかっています。ここで課題となるのが、適切なカリキュラムを見つけてMixed Realityの利用を始めることですが、多くの教育者にとってこれは高いハードルです。

そこでマイクロソフトは、VictoryVRと提携して、イマーシブな学習エクスペリエンスをこれまで以上に簡単に利用していただけるようにします。Windows VRヘッドセットをご購入いただいた教育機関のお客様には、さまざまな教科で25時間の基礎的なカリキュラムを無料で提供します(日本での提供時期は未定)。これにより、来年度は多くの生徒にイマーシブな学習のメリットがもたらされることを期待しています。

VictoryVR

ついにVR向けイマーシブリーダーとディスレクシア向けトレーニング素材を教員の皆様に無償でお届けできます!

マイクロソフトは、あらゆる児童、生徒、学生がリテラシー能力の基礎を確実に身に着けられるようにするという取り組みを進めてきました。その一環として、読む速さと読解力を高めるための新たな手法の開発に引き続き投資してまいります。今週のBettでは、イマーシブリーダーのVRヘッドセットでの動作を披露し、学習者が5歳でも85歳でも関係なく、いかに集中力を高めながら読むことができるかについて説明します。また、Microsoft Educator Communityで無料のトレーニング素材を提供し、Made by Dyslexiaとの継続的なパートナーシップを通じて、ディスレクシアの生徒を持つ教師を支援します。

Bett show 2019のMicrosoft Educationブースや、今週のオンラインライブセッションでお待ちしております。

  • 1月23日(水):授業時間の変革とあらゆる生徒に対応する学習のパーソナライズのための新ツール
  • 1月24日(木):インクルーシブ教育をサポートする新しいテクノロジ
  • 1月25日(金):手頃な価格の新しいWindowsデバイス

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