2020年4月9日 1:26 PM

マイクロソフトが RealWear の Teams への統合を発表

※ 本ブログは、米国時間 3/19 に公開された “Microsoft announces RealWear integration for Teams” の抄訳です。

先日、「Teams の新機能」の記事でもお伝えしましたが、このたびマイクロソフトは高耐久のヘッドマウント型ウェアラブル デバイス メーカーの RealWear とパートナーシップを結び、製造、公益事業、風力・石油・ガスなどの産業環境におけるデジタル トランスフォーメーションの取り組みを支援することを発表しました。今回の提携により RealWear デバイスと Microsoft Teams は、現場担当者が安全第一の環境で作業できるよう、フィールド サービス専用のエクスペリエンスの提供を開始します。

RealWear デバイス HMT-1 と HMT-1Z1 の写真

現場担当者のフィールド サービスでは、完全なハンズフリー操作で離れた場所にいる専門家と連携できれば、修理などの作業をより効率的に行えるようになる場面が多々あります。このたび RealWear の音声入力対応 Android プラットフォームと Teams が統合したことで、離れた場所にいる専門家に現場担当者自身が見ているものや聞いている音をリアルタイムで伝えられるようになりました。これにより、問題解決までの時間が短縮されると共に、多大なコストを伴うダウンタイムのリスクも削減され、出張が制限されている現在の状況下では特に有効です。

現場担当者と離れた場所にいる専門家の共同作業の流れを示した図

RealWear に統合された Microsoft Teams は、デスクトップ用、モバイル用、ルーム システム用と同様にセキュリティとコンプライアンス性に優れているため、現場担当者や離れた場所にいる専門家がリモート アシスタンスを利用する際に別のアプリケーションを使用したり別途ログインしたりする必要がなくなりました。コミュニケーション ツールとして Teams を使用し、フィールド サービスでは RealWear のハンズフリー デバイスを使用すれば、現場担当者と離れた場所にいる専門家が簡単にコミュニケーションを取ることができるだけでなく、IT 管理者の管理上の負担も削減されます。

RealWear デバイスの表示画面の図

RealWear デバイスには、調整可能な超小型ディスプレイの接眼レンズが備わっており、その鮮明な画面表示は 7 インチ タブレットに匹敵します。これにより現場担当者は、専門家がどのような場所にいても自分の視界を共有できます。また、RealWear は 12 言語の音声コマンドに対応しており、音声だけで Teams を簡単に操作できます。この機能は、高騒音環境下でも使用できます。本製品の機能にご興味がありましたら、ぜひこちらのデモ ビデオ (英語) をご覧ください。

HMT-1 の外観と 3 つの主な特長

HMT-1HMT-1Z1 の特長

  • 完全ハンズフリー
  • 最高レベルのノイズ キャンセリング
  • 個人防護具に取り付け可能 – 安全帽、野球帽、ヘルメットなど各種装具に装着
  • 勤務時間中充電不要の長時間駆動バッテリー
  • 屋外対応ディスプレイ
  • 防水
  • 防塵
  • 耐衝撃性
  • 高耐久性
  • 本質的安全性 – ATEX Zone 1 および CSA C1/D1
    • HMT-1Z1 のみ認定済み

RealWear モデル HMT-1 と HMT-1Z1 の写真

Microsoft Teams に対応した RealWear は、年内に提供が開始される予定です。製品やご購入については、Teams と RealWear の統合の詳細 (英語) をご覧ください。

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