April 9, 2020 1:18 pm

Microsoft Teams の新機能: 3 周年記念エディション

※ 本ブログは、米国時間 3/19 に公開された “What’s New in Microsoft Teams: 3rd Anniversary Edition” の抄訳です。

‎Microsoft Teams は今週 3 周年を迎えます。これまでに数多くのお客様から、社内チームのチャット、通話、会議、コラボレーションに Teams を活用しているとのお声をいただいており、たいへん励みになっています。Teams の最新機能について以下にご紹介していきます。

Teams 会議

パケット損失率の高いネットワークでも優れた音声品質を確保
移動中や、カンファレンス会場として混雑しているホテルなど、Wi-Fi またはモバイル接続が不安定な状態で会議に参加する場合には、データのパケット損失率が高くなり、音声品質が低下することがあります。そこで、Teams のアルゴリズムを新たに強化し、ネットワークの輻輳が発生して損失率が高い場合でも優れた音声品質を確保できるようにしました。スマートなジッター バッファー ロジック、バースト損失検出、冗長転送のトリガーを組み合わせることにより、パケット損失率が高いときにも音声をスムーズに再生できます。特に現在はネットワークが過負荷状態にある中で、多数のお客様が既に音声品質の向上を実感しています。この機能強化は、全世界の Teams をご利用のお客様にロールアウトされています。

気が散る要素を隠す背景のぼかし機能が iOS 向けに (近日提供開始)
他の参加者の意識が逸れないよう、背景をぼかしましょう。デスクトップ版でご好評いただいている機能が iOS デバイス向けにもリリースされることになりました。今後数週間のうちに iPhone や iPad でもこの機能が表示されるようになる予定です。

Teams Bookings アプリを使用して面接やオンライン診察などを簡単に実施
Microsoft Teams の Bookings アプリを使用すると、採用希望者の面接、クライアントとのミーティング、患者の診察、財務コンサルティング、小売企業のカスタマー サービスなど、外部の参加者との面会の日時調整と実施がスムーズになります。単一のスケジュール画面で複数の部門やスタッフを管理し、外部の参加者とのオンライン面会の日時を簡単に決定できます。外部の参加者にはメールで招待状が送信されます。このメールには、予定の詳細と Teams 会議に参加するためのリンクが記載されており、Web ブラウザーからワンクリックで参加するか、Teams モバイル アプリを使用して参加できます。Teams の Bookings アプリは、今後数週間のうちにリリースされる予定です。医療従事者や患者が Bookings アプリを活用する方法の詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

この数週間で、オンライン会議に Teams を利用するお客様が増えています。そこで、上記の一般提供中または近日中にリリースされる機能に加えて、今後数か月のうちに Teams 会議に追加される新機能についてもご紹介したいと思います。

発言したいときに便利な Teams 会議の挙手機能
Teams の新しい「挙手」機能を使用すると、参加者が発言したいという意思を伝えることができ、大規模な会議にも積極的に参加しやすくなります。参加者のビデオ フィードと参加者リストにアイコンが表示されるため、だれもが進行中の会話に参加する機会が与えられます。

Teams 会議のノイズ抑制機能で背後の雑音を低減
カフェの周囲の雑音や、会議室に響くタイピング音、自宅の近所で行われている工事の騒音など、背後の雑音が Teams 会議の邪魔になる場合があります。Teams の新しいリアルタイムのノイズ抑制機能を使用すると、会議中に不要な背後の雑音を自動的に除去することができます。

リアルタイムのノイズ抑制機能は、近日中に Teams 会議および通話に追加される予定です。さらに、間もなく Stream でもノイズ抑制機能の一般提供が開始 (英語) され、録画済みの動画コンテンツの雑音を除去できるようになります。研修用や連絡用の動画から気になる背後の雑音を簡単に除去できるため、周囲の状況ではなく、話している人物に意識を集中させることができます。

ノイズ抑制機能では、個人の音声フィードを分析し、専用のトレーニング済みのディープ ニューラル ネットワークを使用することで、雑音を除去して音声シグナルのみを保持します。従来のノイズ抑制アルゴリズムでは、ファンの回転音などの単純な定常騒音にしか対応できませんが、マイクロソフトの AI ベースのアプローチでは音声と雑音の違いを学習させることで、タイピング音、スナック菓子を食べる音、路上の騒音といった会議中によく耳にする非定常騒音をはじめ、あらゆる騒音を抑制できます。

新しい Satin コーデックによって Teams 会議および通話の音声品質をさらに強化
Teams に追加された新しい Satin コーデックを使用すると、通信速度が制限されていても生産性を維持できます。Teams では近日中に、わずか 7 kbps でも非常にクリアなワイドバンド音声を実現できるようになります。Wi-Fi やモバイル接続は通常これよりもはるかに高速ですが、Teams では輻輳やネットワークのハンドオフが発生した場合でも、動画や画面共有の品質を犠牲にすることなく、優れた音声品質を提供し続けることができます。この完全に自社開発の新しいコーデックは、今後数か月のうちに Teams ユーザーへの提供が開始される予定です。

Teams 通話

4 1 日に米国で Microsoft 365 Business Voice の提供を開始
中小企業のお客様は、Microsoft 365 Business Voice を使用して Teams から発着信できます。昨年 11 月、中小企業向けのクラウドベースの電話システムである Microsoft 365 Business Voice が英国とカナダでリリースされました。4 月 1 日より、米国でも Business Voice の提供が開始されます。Business Voice は、Microsoft Teams で任意の電話番号からの発着信を可能にするもので、業界最先端のエンタープライズ VoIP ソリューションと同じ堅牢なテクノロジ、信頼性、セキュリティを備えています。Business Voice には、エンタープライズ レベルの機能が含まれているほか、中小企業の皆様が簡単に購入およびセットアップできるようになっています。詳細については、こちらのページをご覧ください。

4 月 1 日より、米国では Business Voice をユーザーあたり月額 20 ドルで購入できます。また、同日には 70 か国以上でサードパーティの通話プランを使用して Business Voice を利用できるようになります。

Teams 対応デバイス

ハンズフリーの Teams コラボレーションを実現する RealWear ヘッドセット
耐久性に優れたヘッドマウント型ソリューションの業界大手企業 RealWear (英語) は、Microsoft Teams とのパートナーシップを通じて、製造業およびその他の産業環境におけるデジタル トランスフォーメーションを支援しています。製造業およびその他の産業環境の現場担当者の多くにとって、ハンズフリーの状態を維持することや、気の散る要素を最小限に抑えることは、安全を確保して業務を遂行するうえで不可欠です。今回のパートナーシップにより、現場担当者は RealWear デバイスと Microsoft Teams をハンズフリーで利用できます。RealWear デバイスでは、今年後半に Teams を利用できるようになる予定です。詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。

Samsung Galaxy XCover Pro Teams Walkie Talkie
これからはスマートフォンとトランシーバーの両方を持ち歩く必要がなくなります。Teams の新しいプッシュ トゥ トーク (Push to Talk、PTT) 機能である Walkie Talkie は、クラウド経由のクリアな音声コミュニケーションを実現するもので、従業員や企業が所有するスマートフォンやタブレットをトランシーバーとして使用できます。Galaxy XCover Pro と Microsoft Teams を併用することで、現場担当者や企業は 1 台のデバイスと単一のプラットフォームを使用するだけで済むようになり、コミュニケーションやコラボレーションが簡素化されます。

この Teams にネイティブに組み込まれた機能により、従業員が持ち歩くデバイスの数が減り、IT のコストも削減できます。ネットワークのセキュリティが確保されていないアナログ デバイスとは異なり、混信や部外者による盗聴の心配はありません。また、Walkie Talkie は Wi-Fi またはモバイル データ経由で機能するため、地理的に離れた場所でも使用できます。この機能は Teams モバイル アプリで利用できるほか、あらゆる業界の現場担当者向けに構築された新発表の Samsung Galaxy XCover Pro に統合されます。

XCover Pro は 4 月中旬よりマイクロソフトの小売店で販売が開始され、Teams の Walkie Talkie 機能は 7 月より提供が開始されます。ただし、Walkie Talkie 機能の提供開始前に XCover Pro を購入し、既存の Teams 機能を使用することもできます。

Teams 向けの Bose ヘッドセット
Teams 対応デバイスに Bose の製品が追加されました。Bose のコンシューマー向けヘッドフォンは愛用者も多く、洗練されたスタイリッシュなデザインが特徴です。Teams 認定デバイスの Bose Noise Cancelling Headphones 700 UC (NC700) は、今春中に発売される予定です。

小さな空間をコラボレーション ワークスペースに変える Teams コラボレーション バー
コラボレーション バーを使用すると、フォーカス ルームや小さな会議用スペースで高品質のオンライン会議を実現し、コラボレーションを促進できます。これらのビデオ会議ソリューションは、価格が手頃なうえに設置や管理が簡単で、ディスプレイ、テレビ、タッチ スクリーンに接続して高品質のビデオ会議を開始することができます。ワンタッチ参加機能や近接ベースの参加機能を使用すると、ユーザーはシームレスに会議に参加して、常にクリアな高品質の音声と動画で、コンテンツを共有したり、ホワイトボード セッションに参加したりできます。

Yealink の VC210 は既に販売が開始 (英語) されており、Poly Studio X シリーズも近日中に発売される予定です。

Microsoft Teams のコラボレーション バーの詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。

Poly の新しい Teams 電話
ネイティブの Teams 電話の Poly CCX シリーズは、ユーザーのコミュニケーション方法に変革をもたらします。このシリーズでは、CCX400 から CCX600 まで複数のモデルが提供され、好みのヘッドセットを追加してパーソナライズすることも、従来のハンドセットを使用することもできます。Poly CCX シリーズは現在発売中です。

Teams 管理センターでのデバイスの管理エクスペリエンス
現在、Microsoft Teams 管理センターでは Microsoft Teams の認定を受けた電話機を管理することができます。近日中に、Microsoft Teams Rooms デバイスとコラボレーション バーも管理できるようになる予定です。これにより、設定の更新、デバイスの再起動、ログの収集、デバイスの通話品質データの確認といった主要なアクションを実行できます。

現場担当者向けの Teams

特定の相手に向けたコミュニケーション機能を使用してシフト勤務中の従業員に連絡
現在、Teams の特定の相手に向けたコミュニケーション機能では、タグを作成し、役職や場所などの属性に基づいてユーザーを手動で整理できます。新規チャットで特定のタグに割り当てられたすべてのユーザーにメッセージを送信したり、タグ名を @メンションしてチャネルの投稿への注意を促したりできます。近日中には、勤務中のユーザーに連絡する必要がある場合に、憶測に頼ることなく、ユーザーの役職とシフトの状況に基づいてメッセージの受信者を指定できるようになります。各ユーザーには、Teams のシフト アプリのスケジュールに合ったタグが自動的に割り当てられます。シフト アプリは、AMiON、JDA、Kronos などの主要な従業員管理システムと統合できます。

従業員管理システムと Teams の統合
Kronos Workforce Central v.8.1 とシフト アプリを統合することで、スケジュールの表示、空きシフトの公開と申請、シフトの交換、休暇の申請、シフトの依頼を行うことができます。詳細については、こちらの技術資料 (英語) および GitHub のコード (英語) をご覧ください。

シフト アプリの新機能
Teams では、シフト アプリの現場担当者およびマネージャー向けの重要な機能更新が行われました。新機能によって管理作業にかかる時間が節約され、マネージャーやチーム メンバーは顧客対応に時間を費やすことができます。

スケジュールのフィルター機能を使用すると、チーム メンバーまたはスケジュール グループで絞り込み、多人数のシフトのスケジュール管理を簡単に行うことができます。

共有スケジュールのリコール機能を使用すると、変更が生じたときに、マネージャーが特定の日または期間の共有スケジュールをリコールできます。

[Your shifts] ビューを使用すると、チーム メンバーはチーム全体のスケジュールをスクロールすることなく、自分のシフト情報にすばやくアクセスできます。Web およびデスクトップ版のシフト アプリでは、このビューがチーム メンバー向けの新しい既定のランディング ページになります (マネージャー向けの既定のビューは変更されません)。

また、Android デバイスを使用しているチーム メンバーは、シフト アプリから同じ時間帯に勤務している同僚にチャットを簡単に送信できます。

シフト アプリの […] ドロップダウン メニューに加えて、[Help] セクションの人気のトピックには「All about Shifts」というタイトルのコンテンツがあり、エンド ユーザーがシフト アプリを使いこなすうえで参考になります。

現場担当者向けの Microsoft 365 ライセンスの更新
新たに導入される Firstline Worker SKU は、生産性に関する基本的なニーズに対応し、すべての従業員がセキュリティおよび ID 機能を利用できるように設計されています。詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

Teams チャットおよびコラボレーション

Teams チャットを複数の別ウィンドウで表示
複数の会話に同時に参加することも少なくありません。そこで今回、複数の Teams チャットの会話を個別のウィンドウで開けるようにしました。これにより、進行中の会話を簡単に切り替えることができ、作業の流れが効率化されます。

インターネットに接続していなくても Teams にアクセス
飛行機の中でインターネットにアクセスできない場合や、リモート ワーク中にネットワーク状態が不安定な場合でも、Teams では、オフライン時 (インターネット接続がないとき) や低帯域幅のネットワーク環境におけるユーザー エクスペリエンスを強化しています。今回、段階的なロールアウトの第 1 段階が完了し、ネットワークを利用できない場合でも Teams を開くことができるようになりました。これにより、メッセージの作成と表示、以前に表示したチャネルの閲覧、予定一覧の表示を行うことができます。ピン留めしたチャットやチャネル、最近アクセスしたチャットやチャネルは、これまでと同様にオフラインで利用できます。

また、ネットワークのパフォーマンスが低下した場合や不安定な場合にも機能するように Teams が最適化されました。たとえば、接続が不安定でもメッセージを送信できます。メッセージを送信できないほどネットワーク状態が悪い場合には、その旨がユーザーに通知され、ネットワーク状態が回復するまでメッセージが保存されます。この機能は、今後数週間のうちに Teams に追加される予定です。

個々のチームのユーザー数の上限を 10,000 人に引き上げ
個々のチームのメンバー数の上限が 5,000 人から 10,000 人に引き上げられました。このチーム メンバー数の増加により、コラボレーションが強化され、特に現場担当者の力が欠かせない大規模なチームや組織のシナリオに対応できるようになります。この変更は、来月よりロールアウトが開始される予定です。

最大 250 人とのグループ チャットを実施
多人数のグループと大規模なプロジェクト チャットを開始したり、イベントのスタッフと臨時で打ち合わせを行ったりする必要があるものの、新しいチームを作成するほどではないという場合があります。たとえば、すべてのユーザーが定期的に一緒に仕事をしているわけではない、あるいはイベントで多数の人々とのコミュニケーション チャネルが必要など、理由はさまざまです。そこで、グループ チャットに最大 250 人のユーザーが参加できるように機能強化を行います。この変更は、近日中にロールアウトが開始される予定です。

Teams とコンシューマー向け Skype のチャットおよび通話の相互運用性
近日中に、Teams ユーザーはコンシューマー向け Skype サービスのユーザーを検索して会話できるようになります。Teams を使用している企業では、iOS や Android を含むすべてのクライアントで Skype コミュニケーション プラットフォームを使用している顧客や同僚とのやり取りを実現できます。

この新たな相互運用性により、Teams およびコンシューマー向け Skype ユーザーは、Teams または Skype クライアントでメール アドレスを使用して、ボイス オーバー IP (VoIP) 経由での通話やチャットを開始できます (現時点では、電話番号または Skype ID による検索はサポートされていません)。Teams ユーザーは Skype ユーザーとの初回の会話を承諾するか拒否するかを選択したり、特定の連絡先をブロックおよびブロック解除したりして、安全とセキュリティを確保できます。

これは、おそらく多くの皆様が心待ちにしていた機能だと思います。3 月末までにロールアウトが開始される予定です。Teams と Skype の相互運用性の詳細と、Teams 管理センターでこの設定を有効にする方法については、こちらのページをご覧ください。

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