2020年12月2日 7:40 AM

Microsoft Teams のデイリー アクティブ ユーザー数が 1 億 1,500 万人を突破 – Microsoft 365 のコラボレーション時間の指標を新たに導入

※ 本ブログは、米国時間 10/28 に公開された ”Microsoft Teams reaches 115 million DAU—plus, a new daily collaboration minutes metric for Microsoft 365” の抄訳です。

投稿者: Jared Spataro (Microsoft 365 担当コーポレート バイス プレジデント)

本日マイクロソフトは、Microsoft Teams の一日辺りの利用者数 (DAU)* が 1 億 1,500 万人に到達したことを発表しました。これは、新型コロナウイルス (COVID-19) 感染拡大に伴い、リモート環境、ハイブリッド環境での仕事および学習のライフラインとして、Teams の需要が高まり続けていることを表しています。あらゆる業界のユーザーや組織が、この新たな時代で俊敏性と回復力を維持するために Teams を活用しているのです。

新たなデジタル時代における仕事と学習の新しい形

パンデミックによってリモート ワークへの移行が世界的に活発化すると、在宅勤務の制約を直ちに解消するソリューションとして、ビデオ会議が利用されるようになりました。それだけではなく、「すべてをリモートで」という考え方が広がり、持続性のあるハイブリッドな働き方や学び方へと移行し、今後 10 年間の仕事と学習の形態をまったく新しいものへと変革する新たなデジタル時代に突入しました。この新しい作業環境でつながり、コラボレーションし、新しいものを生み出していくためには、家庭や学校でも、オフィス、医療や製造の現場でも、ビデオ会議やチャットだけではなく、それ以上の充実した機能が必要です。

生産性向上のカギは、相互交流の会議を行うだけではなく、仕事の流れを重視することです。ユーザーは会議に参加するときだけ Teams を使用しているのではなく、1 日中 Teams を使って仕事をしています。Teams は、アイデアを交換し、情報を共有し、人と人とのつながりを築くための場所です。会議前、会議中、会議後に作業を行い、人々のさまざまな交流やコラボレーションをサポートします。

Teams は、会議、チャット、通話、コラボレーション、サード パーティ製アプリ、ビジネス プロセスを 1 つの環境で提供しています。そして、ユーザーが仕事、生活、学習の中でコミュニケーションし、コラボレーションし、コンテンツを共同編集するようになるにつれ、Teams の使用頻度も高まっています。

Microsoft 365 がベース

Teams はユーザーの働き方に大きな変化をもたらしましたが、それは氷山の一角にすぎません。1 日中 Teams を使って仕事をしているユーザーは、Microsoft 365 の多岐にわたる充実した機能を使用できるからです。Graph に接続された生産性向上アプリと、日常的に使用している使い慣れたツールの背後にあるエクスペリエンスの統合スイートを活用して、つながり、コラボレーションし、業務を遂行できます。

そのため、毎日のアクティブな使用はコラボレーションの一端を示しているにすぎません。私たちがどのように働き、どのようにつながっているか、その変化を把握するには、コラボレーションに関するより広範な指標が必要です。それは、ユーザーが利用する幅広いサービスと、ハイブリッドな職場環境で行われている新しいさまざまなコラボレーション方法を表す指標です。ビデオ会議やチャットベースのコミュニケーションだけを計測しても、コラボレーションを正しく捉えることはできません。より総合的な視点で、ユーザーやチームが仕事の流れの中で取り入れる多くの方法を考慮することが大切です。Teams では、会議だけでなく、小グループでの打ち合わせ、チャット、通話、ドキュメントの共同作成、個人作業なども行われています。これらすべてにデジタルで対応することが、新しいデジタル時代のコラボレーションに対するマイクロソフトのビジョンです。

そこで今回、Microsoft 365 の新しい指標「1 日のコラボレーション時間 (DCM)」** の導入を発表します。これは、Teams、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、SharePoint、OneDrive などの Microsoft 365 アプリでユーザーが費やした時間の合計を分数で表したものです。この四半期で見ると、世界中の Microsoft 365 ユーザーは 1 日に 300 億分以上の時間をコラボレーションに費やし、仕事、生活、学習の中でコミュニケーション、コラボレーション、コンテンツの共同編集を行っています。この新しい指標は、同期型と非同期型の両方のコラボレーションを組み合わせたもので、働き方の変化を反映しています。Teams がハブとなることで、Microsoft 365 はクラウドのパワーをすべてのユーザーにもたらし、新しい作業環境のための安全な統合エクスペリエンスを提供します。

Teams と Microsoft 365 に関するお客様の声

「教室でも大学内のコミュニティでも、だれもがやるべきことを継続するための手段として Microsoft Teams を活用していました。私たちの現在のニーズと将来のニーズに応えてくれる製品です」– 南フロリダ大学、革新的教育担当学長補佐、Cynthia DeLuca 博士。詳細はこちら (英語)

マイクロソフトのテクノロジは、数年前から NFL の運営に欠かせないものとなっています。今シーズンは新たな課題に見舞われていますが、マイクロソフトのおかげで、『Fan Mosaic (オンラインでのファンの表示)』や『Bud Light Showtime カメラ』などを導入し、選手、コーチ、スタッフ、ファンにとって、新しい最高の体験をもたらすことができます」– NFL、CIO、Michelle McKenna 氏。詳細はこちら (英語)

「全員を在宅勤務に移行して、300 か所のグローバル オフィスをつなぐネットワークを構築し、2 万か所のホーム オフィスを抱えるようになったとき、多くの問題が発生しました。しかし、そこで Microsoft Teams は本当に重宝しました」– CDW (Rockwell Automation のパートナー)、先端技術アカウント エグゼクティブ、Bruce Kurkiewicz 氏。詳細はこちら (英語)

「お客様が何を目指しているかを理解することは、当社が未来を形作る戦略を立てるうえでとても重要です。現状に対応できる、デジタルで、アジャイルで、モバイルの Microsoft 365 ベースの作業環境がなければ、それは不可能だったでしょう」– Kennametal、CIO、Tom McKee 氏。詳細はこちら (英語)

「当社の事業分野や店舗の場所に関係なく、Teams やその他の Microsoft 365 プラットフォームを使用して、お客様との最良のコミュニケーションと従業員との連携を図っています」– Office Depot、エンド ユーザー コンピューティング情報技術担当シニア ディレクター、Denise Owens 氏。詳細はこちら (英語)

新しい作業環境で求められているコラボレーションやコミュニケーションの形がどんなものであれ、それに対応するリッチなツールが必要とされているのは明らかです。そのようなツールがあれば、サイロ化したビデオ会議やチャットから脱却し、仕事の流れを中断しないようにすることができます。マイクロソフトは仕事、生活、学習のためのプラットフォームを通じて、ユーザーの皆様に最良のコラボレーション エクスペリエンスを長期的に提供します。そして、この独自の機能を活かして、世界中の人々や組織が人としての可能性を発揮できるようお手伝いします。私たちが困難な時代に生きていることは疑いようもなく、目の前にはさらに多くの課題が待ち受けています。しかしマイクロソフトが、どこにいてもつながり、コラボレーションし、創造する機能を提供することで、ユーザーの皆様は力を合わせてどんなことでも達成できるでしょう。


*  DAU(Daily Active Users)とは、24 時間にデスクトップ、モバイル、Web のいずれかの Teams クライアントで意図的なアクションを実行したユニーク ユーザーの数です。「意図的なアクション」とは、Teams でのチャットの送信または返信、会議への参加、ファイルの表示などを指し、自動起動、画面の最小化、アプリの終了といった受動的なアクションはカウントされません。また、コンシューマー版 Skype や Skype for Business はまったく別のアプリであるため、使用状況をカウントしていません。マイクロソフトが集計する DAU では重複が排除されるため、各ユーザーは 1 回しかカウントされません。

** Microsoft 365 の 1 日のコラボレーション時間 (DCM) とは、直近の四半期間に Microsoft 365 アプリで行われた会議、チャット、通話、ドキュメントの共有と共同編集、その他のアクティビティに費やされた時間の全ユーザーの合計を 1 日あたりの分数で表したものです。これには、Teams、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、SharePoint、OneDrive、Stream、Yammer のアクティブな使用時間が計上されます。Teams と Stream の使用時間はすべてのプラットフォームについて計算され、その他のアプリのアクティブな使用時間は Windows 10 についてのみ計算されます。

 

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