Microsoft Teams ビデオ会議室への移行
※ 本 Blog は米国時間 2021 年 4 月 26 日に公開された Transitioning to Microsoft Teams Video Conference Room の日本語抄訳です。
さまざまな企業が、コラボレーション、コミュニケーションの確立、音声会議やビデオ会議を目的として、Microsoft Teams の導入を始めています。この仮想プラットフォームは技術的に採用されており、2020 年初めに発生した COVID-19 パンデミック以降に導入が本格化しました。
Microsoft Teams は、数多くの企業が、コロナ禍を乗り切るためだけでなく、在宅勤務への移行を簡単に行えるバックボーンとしての役割を果たしてきました。従業員は長きにわたるオンライン勤務を経て、現在ではオフィス勤務の再開を予定していたり、実際に再開したりしています。しかし、オフィスの会議室から Teams で音声会議やビデオ会議に参加する際に困難が生じているケースが多く見られます。その主な理由については、後ほど詳しくご説明します。
企業は、従業員の問題解決を支援しながら、利便性の高い業務環境を提供するために取り組むことが可能です。そこで今回は、会議室から Teams 会議に効率的に参加する方法について、詳しく説明します。また、この記事の最後に、マイクロソフトのライセンスに関する説明と、よく寄せられる質問を掲載しています。
注: 各セクションで挙げるデバイスはあくまでご提案となります。ご自身でテストや試験運用を行い、自社に適したデバイスを選択することを強くお勧めします。詳細については、https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。また、この記事をお読みになる前に、Microsoft Teams Rooms の概要に関する 7 分間のビデオ (英語) をご覧になることをお勧めします。
従業員が会議室から Teams 会議に参加するうえで苦労する主な理由は、以下のとおりです。
- 既存の会議室の卓上に会議用スピーカーしか設置されていない
- 既存の会議室に、音声通話用のスピーカーフォンとモニター/プロジェクターしか設置されていない
- 既存の会議室に、導入から間もない最新の Cisco Room が設置されている
- 既存の会議室に、ネイティブな Zoom 会議室ソリューションが導入されている
- 既存の会議室に、従来型の会議室ソリューションが導入されている (Cisco、BlueJeans、Polycom など)
- 既存の会議室に、会議室デバイスとして専用の PC が設置されている
- 既存の役員室や重役室で Teams 会議を使用できない
- 既存の研修室が Microsoft Teams に対応していない
- 重役室にある打ち合わせ用のサイド テーブルで Teams 会議を使用できない
- 既存の会議室の Surface Hub が Skype 専用モードでセットアップされていて、Teams 会議に対応していない
- Teams 音声/ビデオ デバイスを診察室や病室で使いたい
1 つずつ見ていきましょう。
既存の会議室の卓上に会議用スピーカーしか設置されていない
目的によっては、会議室にスピーカーしか設置されていないこともあります。ユーザーは自分のノート PC を会議室に持参し、所定の電話番号に発信して会議に参加するか、会議用電話機に記載されている電話番号に会議システムからコールバックして会議に参加します。会議を構成した Teams ユーザーが音声会議ライセンスを所有していると、ユーザーは会議にダイヤルインできます。エクスペリエンスは通常とほぼ変わりませんが、大画面への映像出力ができないという点が異なります。これは大きな問題であり、解決する必要があります。
このようなスペースを、Microsoft Teams ビデオ会議室に簡単に変えることができます。ちょっとした打ち合わせスペースがあるとします。私のいちおしは、会議室向けのすべての機能が搭載された Yealink VP59 Teams ビデオ電話機 (英語) です。これにより、HDMI で大画面への出力が可能となります。小規模会議室の場合は、Crestron の Teams ビデオ電話機 (英語) と Lenovo ThinkSmart View (英語) が現実的な選択肢となります。
個人的にお勧めのシンプルでセットアップが簡単な Teams Rooms デバイスをいくつかご紹介します。
注: ビデオ接続用のモニターが会議室に設置されている必要があります。
上記の他にもさまざまな製品を使用できます。パートナーのデバイスも追加される予定です。詳細については https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。
また、このようなスペースには Microsoft Surface Hub も適しています。ユーザーは Teams 会議に音声やビデオで参加し、ホワイトボードを使用して、効率的にコラボレーションできます。また、Surface Hub と Microsoft Teams Rooms (MTR) の両方を会議室に設置すると、相互に連携した快適な音声/ビデオ エクスペリエンスが得られると同時に、リモート参加者とリアルタイムでコミュニケーションできます。
既存の会議室に、音声通話用のスピーカーフォンとモニター/プロジェクターしか設置されていない
これまで会議室には、会議にダイヤルインするためのデバイスとして、モニターやプロジェクターと卓上型スピーカーフォンだけが設置されているのが一般的でした。
この場合、従業員はノート PC を会議室に持参し、HDMI かワイヤレス HDMI 入力システム (ClickShare や AirMedia など) で接続して画面を共有する必要があります。ビデオ カメラがなかったり、従業員のノート PC からしか利用できなかったりすると、快適な会議が行えません。
このようなスペースを、簡単に Microsoft Teams ビデオ会議室へと変えることができます。
中規模の会議室にお勧めの Teams Rooms デバイスをご紹介します。セットアップが簡単で高い信頼性を誇る、完全統合型のシステムです。
上記の他にもさまざまな選択肢があります。また、パートナーのデバイスは今後継続的に追加される予定です。詳細については https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。
また、このようなスペースには Microsoft Surface Hub も適しています。ユーザーは Teams 会議に音声やビデオで参加し、ホワイトボードを使用して、効率的にコラボレーションできます。また、Surface Hub と Microsoft Teams Rooms (MTR) の両方を会議室に設置すると、相互に連携した快適な音声/ビデオ エクスペリエンスが得られると同時に、リモート参加者とリアルタイムでコミュニケーションできます。
既存の会議室に最新の Cisco 会議室ソリューションが導入されている
Cisco Room デバイスを最近導入したばかりで、Microsoft Teams Rooms ネイティブのデバイスに置き換えることは難しい場合もあるでしょう。
この場合、Cisco、Poly、Pexip、BlueJeans のクラウド ビデオ相互運用サービス (CVI) を統合することができます。CVI はパートナーが提供する SaaS サービスで、クラウド内にすばやくセットアップできます。オンプレミスに展開する必要も、会議を設定する Office365 の各ユーザーにライセンスを割り当てる必要もありません。また、ボタン 1 つでの参加やワンタッチでの Cisco デバイスへのダイヤルインが可能なので、ユーザーは会議室に入るとワンタッチで Teams 会議に参加できます。CVI パートナーが試用サービスを提供していますので、少なくとも 2 社のパートナーの CVI ソリューションを試験運用してから最終決定することを強くお勧めします。
Cisco Room システムの一部 (Webex Boards、Room デバイス、Desk Pros) も、WebRTC に対応しています。詳しくは Cisco の担当者にお問い合わせください。WebRTC を使用すると、CVI が導入されていなくても Cisco Room から Teams 会議に参加できます。ただし、エクスペリエンスの一部に制限があります。
既存の会議室に、ネイティブな Zoom 会議室ソリューションが導入されている
Zoom でのビデオ通信に慣れてきた企業は、Zoom 会議室デバイスの導入を進め始めました。ネイティブな Zoom 会議室デバイスは、オフィスにいるユーザーに音声/ビデオ会議エクスペリエンスを提供してきました。現在では Microsoft Teams への移行が活発になり、ユーザーは既存の会議室デバイスから Teams 会議を手配し、会議に参加する可能性が高まっています。
この問題の解決方法をいくつかご紹介します。
オプション 1: Zoom Rooms は現状のままで、直接ゲスト参加機能 (英語) により Teams 会議に参加できるようにする。Zoom では、ゲストが Zoom Rooms で Microsoft Teams 会議に直接参加できるようにし、相互運用性を高めています (英語)。
オプション 2: Cisco、Poly、Pexip、BlueJeans のクラウド ビデオ相互運用サービス (CVI) と統合する。CVI はパートナーが提供する SaaS サービスで、クラウド内にすばやくセットアップできます。オンプレミスに展開する必要も、会議を予定している Office365 の各ユーザーにライセンスを割り当てる必要もなく、Zoom Rooms をそのまま使用できます。
オプション 3: Zoom Rooms を Teams ネイティブの製品 (最新モデル) に転換する。
Poly、Crestron、Yealink、ロジクールなどのパートナーが販売している最新の会議室デバイスのほとんど、およびその他のハードウェアのいくつかは、両方のプラットフォームをサポートしています。それらのシステムの Microsoft Teams Rooms ネイティブ デバイスへの転換については、AV パートナーにお問い合わせください。
オプション 4: Zoom Rooms を Teams ネイティブの製品 (従来モデル) に転換する。
iPad などに従来モデルの Zoom Rooms を導入しているお客様も多数いらっしゃいます。このようなセットアップでは、Teams Rooms への移行はサポートされません。そのような場合に、こちらのリストに掲載されているネイティブな Teams Rooms デバイスに移行するには、AV ベンダーやパートナーにお問い合わせいただく必要があります。
場合によっては、ロジクール Meetup カメラ、ロジクール Rally 音声システム、Huddly カメラ、Polycom カメラなどの既存の Microsoft Teams 認定済みの周辺機器を使用できます。
では、iPad や、Zoom Rooms がインストールされた PC ではどうすればよいでしょうか。その場合は、職場や自宅での使用に PC を再利用し、職場や自宅で補助デバイスとして使用している iPad にインストールされた Teams アプリから Teams 会議に参加できます。
既存の会議室に、従来型の会議室ソリューションが導入されている (Cisco、BlueJeans、Polycom など)
会議室の機能強化には時間と予算を要し、準備や実装にも手間がかかります。しかし、Cisco、Poly、Pexip、BlueJeans が提供するクラウド ビデオ相互運用サービス (CVI) を利用すると、既存の会議室で Teams を運用できるようになります。CVI はパートナーが提供する SaaS サービスで、クラウド内にすばやくセットアップできます。オンプレミスに展開する必要も、会議を設定する Office365 の各ユーザーにライセンスを割り当てる必要もありません。
Polycom/Poly 会議室システムの One Touch Dial (OTD) 機能を使うと、カレンダーから Teams 会議にも簡単に参加でき、個人用システムと CVI を組み合わせると、OTD を Zoom、Webex、BlueJeans などで利用できます。詳細については、Poly の担当者までお問い合わせください。CVI パートナーが試用プログラムを提供していますので、少なくとも 2 社のパートナーの CVI ソリューションを試験運用してから最終決定することを強くお勧めします。
ステップ 1: Microsoft Teams デバイス パートナーに試用版を申し込みます。
Microsoft Teams 認定デバイス パートナーのほとんどでは、貸し出し用やテスト用のデバイス一式を数週間貸与し、Microsoft Teams Rooms デバイスを試用していだだけるようになっています。実際に展開してテストし、実装、運用、エクスペリエンスの効果をお試しください。
ステップ 2: Microsoft Teams Rooms への移行に関する基本的な作業を開始します。
ステップ 3: FastTrack Rooms オファーの利用可否について、Microsoft アカウント担当者にお問い合わせください。FastTrack Rooms オファーでは、お客様のテストを補完する、きめ細かい導入サービスを提供しています。このシステムは毎年見直されることが多いため、詳細については Microsoft アカウント担当者にお問い合わせください。
既存の会議室に、会議室デバイスとして専用の PC が設置されている
フル装備の Windows PC が複数台設置され、ユーザーが各自の資格情報で会議アプリにログインしてアクセスするようになっている会議室を多数目にしてきました。このような会議室の共有デバイスを使用する手法は時代にそぐわず、安全性が低く、自動化されていません。
このような PC や周辺機器をすべて撤去し、Windows 版または Android 版の Microsoft Teams Rooms の導入を承認しましょう。このような状況では、Surface Hub2 (英語) も適しています。
Microsoft FastTrack Rooms プログラム: FastTrack Rooms オファーをご利用いただけるかどうかは、Microsoft アカウント担当者にお問い合わせください。FastTrack Room サービスでは、きめ細かい導入サービスを提供しており、お客様のテストの補完にご利用いただけます。このシステムは毎年見直されることが多いため、詳細については Microsoft アカウント担当者にお問い合わせください。
中規模の会議室にお勧めのアプライアンスをご紹介します。セットアップが簡単で高い信頼性を誇る、完全統合型のシステムです。
上記の他にもさまざまな製品を使用できます。また、パートナーのデバイスは今後さらに追加される予定です。詳細については https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。
既存の役員室や重役室で Teams 会議を使用できない
通常、役員室や重役室は広さがあります。天井埋め込み型のスピーカーやマイク、DSP、ビデオ スイッチャー、ワイヤレス マイクなどのさまざまな機器が設置され、マルチカメラに対応していることもあります。こうした空間で Microsoft Teams 会議エクスペリエンスを確実に実現する手順は以下のとおりです。
ステップ 1: Cisco、Poly、Pexip、BlueJeans のクラウド ビデオ相互運用サービス (CVI) を統合します。Teams 会議を設定する可能性の高い重役やその秘書に CVI ライセンスを割り当てると、入室してからワンタッチで会議を開始できます。
ステップ 2: Microsoft Teams を展開します。
Cisco や Polycom などのマイクロソフトのパートナー ソリューションは、既存の会議室用周辺機器のセットアップと統合可能で、会議室中央のコンソールに取って代わります。会議室コンソールには照明、ブラインド、制御機器も統合されていることが多いため、設計、展開、統合について AV 設計パートナーと相談することを強くお勧めします。
広い重役室や役員室での使用に適した製品をいくつかご紹介します。詳細については、https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。
- Poly – Studio X シリーズ – 小規模会議室/フォーカス ルーム/重役室/会議室システム | Teams デバイス (英語)
- Poly – G シリーズ – 中規模会議室/大規模会議室 | Teams デバイス (microsoft.com、英語)
- Yealink – MVC II シリーズ – 最大規模の会議室/教育機関/広い教室/医療機関 (英語)
- Crestron – UC C160 シリーズ – 中規模会議室 | Teams デバイス (microsoft.com、英語)
- ロジクール – Rally 搭載 Tap – 中規模会議室 | Teams デバイス (microsoft.com、英語)
既存の研修室が Microsoft Teams に対応していない
一般的に、研修室はかなり広いため、比較的高性能の AV システムが必要です。ほとんどの研修室には、プロジェクター 1 台だけ、あるいは複数の大画面モニターが設置されています。このような状況であれば、Microsoft Teams Rooms デバイスを広い部屋に展開できます。Crestron (英語)、Yealink (英語)、Poly、HP、Dell が、広い会議室や研修室に対応したモデルを販売しています。先日 Teams の認定を取得した Shure 製品シリーズも、会議室の音響周辺機器として適しています。その他の製品の詳細については、https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。
広い研修室で研修生に適した作業環境を提供しつつ、セットアップを行うのは大変になりがちです。この問題について AV ベンダーと相談し、Microsoft Teams に対応した研修室を個別に準備することをお勧めします。
重役室に設置されている打ち合わせ用サイド テーブルで Teams 会議を使用できない
重役室の一角に、打ち合わせ用として小さなテーブルが置かれることは珍しくありません。重役が会議の電話番号にダイヤルインして会議に参加するために、この写真にあるように、卓上に固定電話機や会議用電話機が設置されています。このような設備は直観的でなく、旧式であり、ビデオにも対応していません。
シンプルな Microsoft Teams Rooms 対応 Android デバイスを使用することで、このような会議室を洗練された雰囲気に変えることができます。会議室の見栄えを良くしたい場合にお勧めの製品をいくつかご紹介します。
- Teams ビデオ電話機 VP59 (英語)
- Poly Studio X30 (英語)
- Yealink A20 (英語)
- ロジクール Rally Bar Mini (英語)
- AudioCodes RXV80 (英語)
上記の他にも使用可能な製品があり、パートナーのデバイスは今後さらに追加される予定です。詳細については https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/across-devices/devices をご覧ください。
MTR で使用可能な MTR リソースや会議室の個別のアカウントを所有していない限り、重役の Active Directory アカウントでは MFA が有効化されていることが多く、その場合は Windows ベースの MTR の使用には適していません。最新の更新が提供されると、Windows 版 MTR は自動的に再起動します。このため、再起動後に完全な状態を整えるうえで MFA が障壁となり、事態が複雑化しやすくなります。
既存の会議室の Surface Hub が Skype 専用モードでセットアップされていて、Teams 会議に対応していない
IT 担当者が Microsoft Teams 会議への接続を許可しない限り、ユーザーは Surface Hub からワンクリックで参加できません。Teams 会議に Surface Hub を使用する方法の詳細については、Surface Hub への Microsoft Teams アプリのダウンロードに関する記事 (英語)をご覧ください。
Teams 音声/ビデオ デバイスを診察室や病室で使いたい
医療従事者は、複数のアプリケーションを 1 つに統合して効率化するために、Microsoft Teams の実装を急速に進めています。医療用コミュニケーション プラットフォームとしては、TigerText、Vocera、Paging App、Zoom、Webex などが使用されています。個人用の Teams 音声/ビデオ デバイスを診察室と病室に設置すると、患者の病室で音声/ビデオ会議を行ったり、患者と接続してオンライン診察を行ったりできます。
これにより、安全な通信を確立し、オンライン巡回診療の時間が大幅に短縮されるため、特に医療従事者が患者にリモートで最大限のサービスを提供しようと注力することができます。
ライセンス: Microsoft Teams Rooms のライセンス – Microsoft Teams | Microsoft Docs
マイクロソフトでは、会議室デバイス (Microsoft Teams Rooms、Microsoft Surface Hub、Microsoft Teams 対応コラボレーション バーなど) で会議および通話用のライセンスをデバイス単位で管理するための専用 SKU として、Standard と Premium の 2 種類があります。共有の音声/ビデオ会議室デバイスで Microsoft Teams Rooms のライセンス以外のライセンスを使用することはお勧めしません。
Standard ライセンスと Premium ライセンスの違い
優れた会議室エクスペリエンス: 新しい Microsoft Teams Rooms Standard/Premium の紹介 – Microsoft 365 (英語)
Teams Rooms で音声を有効にする (通話機能)
Microsoft Teams Rooms や Surface Hub デバイスを (会議ではなく) 通常の電話機として使用できます。この場合は、任意の電話番号にかけて音声のみの会議に参加するか、任意の PSTN 用電話番号にかけます。この機能を有効にするには、電話システムとマイクロソフトが提供する通話プランのライセンスが必要です。電話システムのライセンスは、Microsoft Teams Rooms Standard/Premium ライセンスに含まれています。国内通話プランまたは国際通話プランのライセンスをユーザー アカウントに追加すると、Microsoft Teams Rooms でダイヤル パッドが有効化され、会議ではない音声通話を使用できるようになります。
よく寄せられる質問
- Microsoft Teams Rooms はどの PC にも展開できますか。
- いいえ、マイクロソフト認定パートナーの Teams デバイスにのみ展開できます。
- Teams Rooms 用の AD アカウントを作成する必要がありますか。
- 新しい会議室でない限り、ほぼ不要です。会議室予約用の Teams Rooms の AD アカウントを既に取得している場合、これを MTR ライセンスに割り当てると、Teams Rooms アカウントに転用できます。MTR コンソールでは、このアカウントでサインインする必要があります。
- MTR 以外に固定電話機や会議用電話機が必要ですか。
- いいえ、MTR は音声/ビデオ機能と電話機能をすべて備えています。会議室から配線、固定電話機、会議用電話機をすべてなくし、見た目をすっきりさせることができます。
- PBX 電話システムで MTR に接続する場合、通話プランは必要ないのですか。
- はい、ダイレクト ルーティングを導入すると、Teams をオンプレミスの音声トランクと統合できます。
- MTR への参加にはドメインが必要ですか。
- Intune と条件付きアクセスを使用して MTR を保護することをお勧めします。これらの機能を使用したくない場合や使用できない場合は、AD ドメインで参加し、MTR で使用する AD の個別の OU 内の PC 名オブジェクトを維持して、通常の Windows OS に関連付けられた標準の GPO とアプリケーションが適用されないようにします。ユーザーはこの MTR の Windows にアクセスできないだけでなく、MTR アプリ以外のプログラムを使用できません。MTR の更新は、Windows Update サービスで配信されます。
- 品質に関する問題にはどのように対応すればよいですか。
- IT 管理者が Call Analytics を使用して、品質に関する問題がないかどうかを確認します。間もなく、品質と出力に関するデータをリアルタイムで評価できるようになります。
- MTR の展開における前提条件はありますか。
- MTR でアカウントのセットアップが完了したかどうかを確認するには、ドキュメント「Microsoft 365 または Office 365 で Microsoft Teams Rooms を展開する」に必要事項がすべて記載されていますので、ご覧ください。
- MTR から Zoom や Webex の会議に参加できますか。
- はい、ただし MTR のタッチ コンソールからアクティブ化する必要があります。管理者のみがアクティブ化を行えるため、この手順は必須です。
- 問題があった場合の問い合わせ先を教えてください。
- ハードウェアに関する問題は、MTR ベンダーにお問い合わせください。アカウントや会議に関する問題は、マイクロソフトにお問い合わせください。MTR Premium ライセンスをお持ちの場合は、問題発生前と発生後のどちらでもリモート アシスタンスをご利用いただけます。
- MTR を監視する方法について教えてください。
- MTR は Teams 管理センターから監視できます。ドキュメント「Microsoft Teams でのデバイスの管理」をご覧ください。
この困難な状況下での革新的な変化により Microsoft Teams の普及が進んでいます。Microsoft Teams ビデオ会議室はこうした状況に不可欠な支援ツールとして、各部門のユーザーに高度なエクスペリエンスを提供しています。Microsoft Teams は、企業およびテクノロジ業界全体でオンライン サービスの取り組みを支援し、危機的な状況が続く中で全世界のお客様が前進するための推進力となっています。
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