Microsoft Mechanics で Microsoft Viva を徹底解説
Seth Patton (Microsoft 365 次世代生産性および従業員エクスペリエンス担当ゼネラル マネージャー)
※ 本 Blog は米国時間 2021 年 5 月 10 日に公開された Behind the scenes on Microsoft Viva with Microsoft Mechanics の日本語抄訳です。
ハイブリッド ワークへの移行が急速に進む中、人々がつながりを感じ、仕事で最大限の力を発揮できるよう、マイクロソフトはさまざまな取り組みを行っています。2 月に発表した Microsoft Viva は、ユーザーが普段利用している Microsoft 365 アプリに、コミュニケーション、ナレッジ、学習、リソース、インサイトを統合できる従業員エクスペリエンスです。デジタル時代に向けた業界初の従業員エクスペリエンス プラットフォーム (EXP) として、既にたいへん高い評価を受けています。リリースして間もない Viva をもっと詳しく知っていただくため、Microsoft Mechanics (英語) の新シリーズをお届けすることにしました。
Microsoft Mechanics ホストの Jeremy Chapman (@JeremyChapmanMechanics) が Microsoft Viva を紹介し、基盤技術、プラットフォームを有効化する方法、主な構成オプションについて説明しています。このビデオ シリーズでは今後、Jeremy が Viva のエンジニアリング リーダーと共に各モジュールについて深く掘り下げ、組織に最適なエクスペリエンスを設定したり、管理したりする際のヒントを紹介していきます。
こちらのシリーズ初回 (英語) のビデオでは、主なポイントを紹介しています。
Microsoft Viva のモジュール: Microsoft 365 の多彩な機能を活用した Viva は、ユーザーが日常的に使用している Microsoft Teams やその他の Microsoft 365 アプリで利用できます。現在 Microsoft Viva には、Viva コネクション、Viva インサイト、Viva ラーニング、Viva トピックの 4 つのモジュールがあり、今後さらに追加していく予定です。
- Viva トピックは、AI を活用して組織全体のコンテンツや専門知識を自動で整理し、簡単に情報を検索したり、ナレッジを活用したりできるようにします。
- Viva コネクションは、デジタル ワークプレースへの入口です。関連ニュースや会話などのリソースを集めた、企業ブランドに最適なエクスペリエンスを届けます。
- Viva ラーニング (英語) は、学習リソースを Teams に一元化し、組織全体で学習コンテンツをすばやく発見して共有できるようにします。
- Viva インサイトは、個人、マネージャー、リーダーなどにパーソナライズされたインサイトを、プライバシーが保護された状態で提示します。
他にはないエクスペリエンス: Microsoft Viva は、Azure Active Directory のグループ (役割、部署、地域など) の情報を活用することで、Viva コネクションの専門的な情報や、Viva ラーニングの学習コースのキュレーションなど、ユーザー 1 人ひとりに合わせたエクスペリエンスを実現しています。Microsoft 365 管理者は、直感的な制御機能でこうしたエクスペリエンスをきめ細かくカスタマイズできます。たとえば、Viva インサイトで詳細情報を役割別に分けたり、Viva トピックでナレッジ マネージャーを割り当ててナレッジ トピックの正確性や適性を確保したりできます。
プライバシーとセキュリティ: 当然のことながら、すべての Microsoft Viva エクスペリエンスでは、プライバシーとセキュリティが考慮されています。ユーザーがコンテンツにアクセスする際には、Microsoft 365 で設定されている情報保護およびコンプライアンス管理の設定が適用されます。Viva は従業員のプライバシーを保護し、一般データ保護規則 (GDPR) などの各地域の規制に完全に準拠します。たとえば、Viva インサイトで提示される個人的なインサイトは、その本人しか見ることができず、マネージャーやリーダー向けのインサイトには、集約、匿名化、差分プライバシーといった手法が用いられ、個人のプライバシーが保護されます。
プラットフォームの拡張性: Microsoft Viva は、拡大する優れたパートナー エコシステムを持つ拡張可能なオープン プラットフォームであり、既存のシステムやツールとの統合が容易です。Microsoft 365、Microsoft Power Platform、Microsoft Dynamics 365、サードパーティの製品やサービスと統合すれば、日常業務の中でこの従業員エクスペリエンスをフルに活用できます。たとえば、SharePoint Framework を使用してサイトのホームやトピック ページにカスタム Web パーツを組み込む、Viva コネクションのダッシュボードにアダプティブ カードを追加して特定のコンテンツを公開する、適切なリソースを必要な従業員にだけ提示する、といったことができます。
冒頭のビデオでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。この記事のセクションごとの内容も説明しています。ビデオは、Microsoft Viva の情報をお届けする Microsoft Mechanics シリーズのパート 1 です。Viva の各モジュールについては、今後のビデオで詳しく説明していきます。このブログや aka.ms/VivaMechanics (英語) をチェックしてください。それまでは、aka.ms/Viva で詳しい情報をご確認いただけます。
皆様からのご意見をお待ちしております。ご提案、ご質問、ご意見など、Microsoft Viva Tech Community (英語) にお寄せください。また 2021 年 6 月 23 日には、初の Microsoft Viva Ask Microsoft Anything (AMA) イベント (英語) を開催します。参加者から Microsoft Viva に関する質問を受け付け、Viva チームのメンバーが回答します。
関連情報:
- Viva トピックのドキュメント
- Viva コネクションのドキュメント
- Viva インサイトのドキュメント (個別インサイト、マネージャー向けインサイト、リーダー向けインサイト)
- Viva ラーニングのインサイト (近日公開)
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