2021年10月13日 6:30 AM

Microsoft 365, Office LTSC の価格更新について

Microsoft がこの数か月の間に発表したいくつかのニュースについて、改めてお知らせいたします。

  • 8 19 : 2011 年 6 月の Office 365 リリース後初となる Microsoft 365 の実質的な価格変更を発表。この価格変更は、2011 年 7 月以降に追加された価値とイノベーションを反映したものです。具体的には Teams や DLP をはじめとする 24 のアプリと 1,400 を超える新機能を提供しています。変更後の価格は 2022 年 3 月 1 日 (以降の最初の更新日) から適用され、お客様には約 6 か月前の事前通知としてお知らせさせて頂いております。価格変更の影響を受ける SKU は次のとおりです (Microsoft 365 E5 の価格に変更はありません):
    • Office 365 E1 (+25%)、Office 365 E3 (+15%)、Office 365 E5 (+8.5%)、Microsoft 365 E3 (+12.5%)
    • Microsoft 365 Business Basic (+20%)、Microsoft 365 Business Premium (+10%)
  • 8 19 : エンタープライズ向け、政府機関向け、現場担当者向け、一般法人向けのすべての製品への無制限のダイヤルイン機能 (現在は 4 ドルの音声会議 SKU に付属) の拡張を発表しました。マイクロソフトが Teams エクスペリエンス向上するためのこの変更は、2022 年 3 月から適用されます。無制限のダイヤルイン機能が追加される製品は次のとおりです。
    • Microsoft 365 E3 | Office 365 E3 | Office 365 E1 (Microsoft 365 E5 と Office 365 E5 には既に含まれています)
    • Microsoft 365 F3 | Microsoft 365 F1 | Office 365 F3
    • Microsoft 365 G3 | Microsoft 365 G1 | Office 365 G3 | Office 365 G1
    • Microsoft 365 Business Premium | Microsoft 365 Business Standard | Microsoft 365 Business Basic
  • 9 16 : Office 2019 の後継製品である Office LTSC (Long-Term Servicing Channel; 長期サービス チャネル) をリリースいたしました。Office LTSC のサポート期間は 5 年間 (2026 年 10 月まで) で、延長は予定されていません。本製品については 2021 年 2 月 18 日に発表済みです。
  • 10 1 : Office Standard Office Professional Plus 10% 値上げを行います。これらの製品の価格変更については、2021 年 2 月 18 日に公式に発表されています。
  • 2022 年 3 月 1 日: Microsoft 365 製品の価格更新を行います、Microsoft 365 製品と Office 365 製品全体に無制限のダイヤルイン機能をロールアウトします。

Microsoft 365, Office LTSC の価格更新について

Office LTSC は、限定的な特定の状況を想定して開発されています。たとえば、何年間も機能アップデートを受けないよう規制されたデバイス、インターネットに接続されていない工場内のプロセス制御デバイス、一定期間ロックされて長期サービス チャネルが必要な専用システムなどです。Office LTSC は、組織全体で広く利用するものではなく、特定の用途向けに作られています。Office LTSC と Microsoft 365 バージョンの Office は、同じツールで展開が可能です。

Microsoft 365 の商用価格の更新は 2011 年 6 月に Office 365 をリリースして以来、初めての実質的な更新となります。今回の価格更新は、変化するお客様のニーズに応えるために、この 10 年間にわたってマイクロソフトが積み重ねてきた製品イノベーションに基づくものです。初期リリース以来、Microsoft Teams をはじめとする 24 の新しいアプリや、ドキュメントとメールのデータ損失防止 (DLP)、Office メッセージ暗号化、攻撃面の縮小機能など 1,400 を超える機能が追加されています。今回の変更は、約 6 か月前に前もってお知らせをしたうえで、2022 年 3 月 1 日から適用されます。

また、8 月 19 日には音声会議機能の拡張を発表いたしました。これにより、エンタープライズ向け、一般法人向け、現場担当者向け、政府機関向けの有料スイートで、様々なデバイスからダイヤルインで Teams 会議に参加できるようになります。現在はユーザーあたり 4 ドルのスタンドアロン製品として、または Microsoft 365 E5 および Office 365 E5 へのバンドルとして提供しておりますが、マイクロソフトは音声会議が Teams エクスペリエンスの重要な要素であると判断し、今回の変更を決定いたしました。変更は 2022 年 3 月から適用されます。

マイクロソフトは、ここ数年にわたってお客様の多様なニーズに対応できるように Microsoft 365 ソリューションの拡張を進めてきました。

  • 共有のワークステーションとデバイスを多用するお客様のシナリオ向けには、Microsoft 365 のデバイスベースのサブスクリプションと、Frontline ライセンスをご用意しています。
  • 数か月間に 1 度しかインターネットに接続できないデバイスを有するお客様のシナリオ向けには、Microsoft 365 オフライン アクセス期間の延長構成をご用意しています。
  • 何年間も機能を更新できない規制対象デバイスを有するお客様や、インターネットに接続できない製造現場のプロセス制御デバイスを有するお客様もいらっしゃいます。これらのシナリオを念頭に設計、開発されているのは、Office LTSC (Office 2019 の後継製品) と Windows 10 クライアント LTSC です。

より柔軟でハイブリッドな働き方に向けて対応が進められている今、間違いなく、あらゆる組織がさまざまなユーザー、場所、プロセスに対応する新しい業務運営モデルが求められていると考えます。Microsoft は、過去 10 年間に提供してきた価値をさらに高め、引き続きお客様の成功と繁栄を後押しするイノベーションをお届けしてまいります。

Microsoft 365 ソリューションの拡張

参考資料

  • Microsoft 365 の価格更新とダイヤルイン機能: 発表内容
  • Office LTSC (Office Standard と Professional Plus): 発表内容

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